日本人と縄文体質
127171 > ホンネとタテマエ
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/01 AM10 【印刷用へ】
> 日本人と縄文体質
> 2900 ホンネとタテマエ
> らん ( 22 愛知 学生 ) 01/04/07 AM08 【印刷用へ】
> 2753佐藤ともひろさんの投稿を拝見して思いました。
> 曖昧な日本の私と言うように日本には一つの言葉でも色々な意味を孕んでおり、表現を濁したり、強調したりといった調節が可能と思います。日本人のホンネとタテマエを使い分ける風潮は集団の中でスムーズに生きて行くのに欠かせなかったのでしょう。
英米人は、意味を引く辞書 (Roget’s Thesaurus) などを使って、自分の意味するところの語彙を絞り込みます。つまり、他人の誤解による混乱を避けるように努力しています。 これが、英米人の英語の勉強法です。84909
> 一方英語は非常に論理的で明解です。一般的に欧米人が自己主張が強いと言われる理由としてこの英語の論理性も加わっているのではと思います。> それと関係してか欧米人は自己主張が強いと言われます。
同感です。82478
> この事は実現論にある欧米人の遊牧から始まる性闘争の激化に始まる個人主義社会にも深く関わっていると思います。
英米人がとくに知的であるのは、英文法によるものと私は考えています。遊牧民にもいろいろいますからね。107155
> そうであるならば日本語は、その始まった時期によっては採取文化の集団を重んじる風潮にも深く関わってきたのでは無いかと思います。
はっきりしませんね。採取文化の民族も世界の各地に住んでいることでしょうからね。
> ホンネとタテマエの使い分けは以上の推定が正しければ有る程度は必要な事なのかも知れません。
日本語文法では、ホンネとタテマエの使い分けは避けられないかもしれませんね。127165
> しかし、むろん表現の多様化した現代の本音や事実が今一つ不明確な社会は危惧すべきであり、タテマエ社会とそれを黙認することが当たり前になりつつある分、本音をぶつけあう場は大切だと思います。
ホンネとタテマエの使い分けは、相手の不信を買いますね。83850
日本中の人に、その不信に気づいてもらいたいものです。93381
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閉塞の元凶は、個人主義
127165 > 個人主義は利用されたのですか?
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/01 AM06 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 3760 個人主義は利用されたのですか?
> 田村正道 ( 39 京都 建築士 ) 01/04/30 AM00 【印刷用へ】
> 「利己主義を肯定する概念として個人主義が利用された」という意見がありますが、私は逆ではなかったか?と考えています。 > 何度か指摘したように、個人主義は裏表の構造であって「表」の部分は、相手も自分と同じように尊重するという、誰しもが「良し」とできるものなのですが、「裏」の部分には、利己的、自分中心、要求ばかりで、できれば責任を取りたくない自分 の存在が潜んでいるのです。(自我と呼んでいいでしょう)
日本人の考え方は、表裏の2重構造ですね。msg:98795(正誤表:関せられる→冠せられる)
英米人の考え方は、「あるべき姿」と「今ある姿」になる。これは理想と現実であって、これら二つの世界の内容は未来構文と現在構文の上で峻別されている。考え方もその通りになる。93381
日本人の考え方は、「今ある姿」ばかりである。が、「あるべき姿」らしいものが表になっていて、空理空論とも考えられる。その裏は現実そのものである。つまり、表裏の2重構造の内容が共に現実構文の上で語られる。だから、個人の話は、裏を語ったり表を語ったりしていて、つかみ所がなく信用できない。126819
> 個人主義はこの表裏の2重構造を、「本来の自立した個人」によって統合できると主張してきました。
それは、日本人の勘違いによるのでしょうね。英語と日本語の差異が無視されています。82320
> ところが個人主義思想が浸透するにつれ、利己的な風潮が増している事実があります。
考えが、表裏の2重構造であるならば、表が本当の個人主義で、裏が利己主義でしょうね。102748
表裏一体の2重構造の考え方では、利己主義は排除できない。103191
> 個人主義を擁護される立場にたてば個人主義は利己主義に利用されたということに成るかもしれませんが、逆に「裏」の部分しか眼中にない利己主義者にとっては個人主義ほど都合のよい観念はないわけです。(なにせ表面だけ聞こえのよい事をいって、最低限のルールさえ守っておれば自分の利己主義を正当化できるわけですから。)
> したがって、個人主義とは、利己主義者によって捏造された「おおきな嘘」と考えた方が現代の利己的な風潮に至った流れと整合します。 > 良心的な個人主義者は、彼ら利己主義者の隠れ蓑を一生懸命作っていると言えなくもありません。
表裏共存の社会では、個人主義は利己主義者の隠れ蓑になりますね。82123
フランク・ギブニー (Frank Gibney) は、<人は城、人は石垣>の中の<プロローグ>で、下の如く述べています。
、、、、、 われわれは日本人の微笑を意地悪い流し目に変えてみる (そうだとも、女性を虐待するんだからね)。丁重さを拡大し、へつらいかゴマかしと見る。「うん、頭はいい。しかし本当に信用できるかね」
> 現代の利己的な風潮を問題視するのであれば、その利己主義を正当化する観念のごまかしを暴く事が先決ではないでしょうか?
我々の考え方が、表裏の2重構造であることの欠点を理解することが大切ですね。82057
フランク・ギブニー (Frank Gibney) は、<人は城、人は石垣>の中の<プロローグ>で、下の如く述べています。
日本人がアジア人として自分を語るさい、それは識字力、ベートーベンの交響曲、大部数の新聞、水洗便所、スコッチ・ウィスキー、高圧的な広告と二重帳簿の百年によって影響を受けたきわめて特殊なアジア人である。 、、、、、
> そののち、「誰しもが良し」とできる本来の社会について議論してもよいでしょう。
理想の内容に関する話ですね。魅力的ですね。102335
> 今は、これこそ少数意見かもしれませんが、個人主義の「自立した個人」という発想が幻想ではなかったか?
> この視点から新たな可能性を考えませんか?
日本人は、今なお見栄と外聞の世界に住んでいる。84743
判断の基準を自分以外のところにおいていたのでは、「自立した個人」という発想は幻想になりますね。102886
我々には、理想と現実を別次元の内容として考えることの出来る言語の習得も必要になります。82285
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現代意識潮流を探る、その深層には?
127124 > 敬語なんかいらない
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/31 PM05 【印刷用へ】
> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 62637 敬語なんかいらない
> 松尾茂実 ( 37 佐賀 経営コンサルタント ) 03/10/08 PM08 【印刷用へ】
>> 「学校でも先生には敬語使わないの?」と聞くと、「うん。だってその方が友達みたいだし楽しいやん♪」と、ニコニコしながら答えてました。 <<62386
そういうこともありますね。103009
> 私が社会人になったころは、「目上の人には敬語を使え」と教育されていましたが、最近入社する若者達(とくに女の子)は、いきなりタメ口です。> 交流会でも、「最近の若者は敬語もよう話さん!」とお怒りの方がいますが、そういう時には「本当に必要ですか?」と問うています。
英米人も相手の責任を問い質すときには、丁寧な言葉遣いになる。
つまり、友達風ではなくて、他人行儀になる。
> 敬語を使うだけで相手に敬意を表することができますが、逆に言うと本心は何を思っていようが構いません。
英米人にも丁寧な言葉遣いといったものはある。
だがしかし、我が国の英語教育では、この方面の訓練は疎かにされているようです。
> 敬語は、肩書きや身分といった序列秩序を守るために作り出された方便に過ぎません。
英米人の序列は、通常責任に関する序列である。93729
敬語がふんだんに使われる社会でありながら、国がひっくり返っても責任者一人出せないのが我が国の悲哀である。84432
我が国においては、世俗の上下にとらわれて、形式が形骸化していると考えられる。102536
> 本能原理に基づく序列意識が崩壊し、共認原理へと転換した現在、むしろタメ口を使ってくれる方が、心を開いてくれているようで、こちらもうれしくさえあります。
意思は、未来構文の内容です。だが、日本語には、その未来構文はない。82057
個人の責任が共通の認識にならないのは、その人の意思の内容に着目できないからでしょう。98352
つまり、意思の内容に個人差のあることも認めることも難しい。95629
神の意思、個人の意思の存在も、個々人の意思の差異も認めがたい。それで、個人主義が理解できない。82123
個人の序列は、個人の責任による序列とは無関係に考えられています。95237
責任が理解できなければ、責任序列も成り立たない。84432
責任を離れて世俗の序列を敬語で表現すれば、その形式は形骸化します。102897
> 共認原理では、相手との同一視・一体感の充足が活力源であり、みんな一緒(=「友達みたい」)だからこそ、自分=みんなの期待に応えたいと頑張れるのです。>> 今の若い子達は、他人に対して初めから壁を持たない(警戒心を抱かない)んだろうなー・・・ <<62386 > 若い子達の意識に学ぶことが多いです。
だがしかし、個人に批判精神は必要ですね。「友達みたい」一筋では、ただの馴れ合いになる恐れがあります。106718
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近代思想の正体(成立構造)
127108 > 「自我の制御のイメージ」について
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/31 AM10 【印刷用へ】
> 近代思想の正体(成立構造)
> 3330 「自我の制御のイメージ」について
> 雪竹恭一 ( 38 大阪府 営業 ) 01/04/18 AM04 【印刷用へ】
> 「制御」というと固いイメージになってしまいますが、「自分のことをくよくよあれこれ考えていたのがどうでもよくなるような感じ」というのが理想的イメージだと思います。
制御は、滅私奉公による恣意の制御なのでしょうか。82735
> 当然のことながら(個人主義者が警戒しておられるように)「強制的・権力的圧力によって抑圧される」ということは避けなければなりません。
何しろ、日本人には英米人のような意思がないのですから、すべての環境変化は強制的・権力的圧力ということになるでしょうね。82242
> 「抑圧」されたものは納得されたものではないが故に必ず「反動」となって回帰します。
同感です。日本人の社会は理解不在の世の中で、恨めしいですね。93930
> カント倫理学以来の近代主義の主張では、国家や社会を個人と対立するものであるという思考のパラダイムを越えることはできていません。(カントの「権力への意志」にしたって対立は前提です。)従って西洋では「抑圧」以外の「制御」の仕方がイメージできないのではないかと思いますし、現代でも力の論理による「抑圧」以外には社会の矛盾を解決する方法を彼らは知らないのではないかと思います。
力は正義ですね。83579
日本語を使っていると、歌詠みの内容に正義が込められているような錯覚に陥りますね。103794
> これはそれまでの権力支配の抑圧からいかに「自由」を「勝ち取るか」が最大課題であった時代背景を考えると必然的なことであり、止むを得なかったのではないかと思います。
英米人は、常にいかに「自由」を「勝ち取るか」を問題にしていますね。108777
> ところが、日本人の場合は、力の論理をよく言えば「和の心」「おたがいさま」で、悪く言えば「もたれあい」「なあなあ」「あいまい」に制御し、人間関係の対立を回避(西洋の「止揚」ではなく「解消」(対立はそもそもなかった、あるいはどうでもよかったと認め合う)に近い)する価値観と処世術をもっています(昔は強くもっていました)。
意見の内容が明白にならないと、対立にはならない。82180
日本人の場合は「うやむや」の先に決定がある。それが極めて危険で恐ろしい。93128
> 現代の複雑化した社会においては、加えて「誰もが認めることのできる科学的事実の根拠を理解し合う。そのための努力を惜しまない。」ということが大事だと思います。
理解する努力が必要ですね。82057
少なくとも、自分自身の使用する言語の特性を理解することは、大切なことであると考えられます。81994
> 以上、個人主義の「対立」「止揚」概念にかわる日本人独特の「共認」「分かり合い」ということが「制御」のイメージだと思います。
我々の「制御」は、「世界にあって、世界に属さず」ですね。人畜共通の制御方法でしょうかね。98123
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閉塞の元凶は、個人主義
127049 > 傍観者意識を生み出している旧観念
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/30 PM02 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 37452 傍観者意識を生み出している旧観念
> 松井英仁 ( 36 静岡 現場監理 ) 02/08/05 PM11 【印刷用へ】
>>「旧観念の全面支配ゆえの全的閉塞から生じている不全」、それが、今私たちが抱えている不全=社会不全であることを理解しなければなりません。つまり、「問題意識」を生み出してきた旧観念こそが、この全面閉塞⇒社会不全を生み出している真犯人なのです。(37409麻丘さん)
同感です。英米人の考えでは、日本人問題は解決しませんね。92478
> 人権とか平等をスローガンにした運動をしている人達は現在も多い。> 根底には社会不全があるのだと思うが、労働組合や福祉関連の運動も、こうした観念に依拠している。
日本人の社会には個人主義がなく理性判断もないのだから、当然矛盾を内臓していますね。100777
> そして、人権や平等のような観念が打ち出されると、多くの人がその表層的な嘘っぽさを思いつつ、答えが見つからないこともあって、反論出来ないのが現状である。
人権や平等は、現実の中の嘘でしょうね。そして、日本人には、その嘘ばかりが気に懸かる。90820
> 人権や平等のような表層的観念は、あまりにも現実と乖離していることから敬遠される傾向にあるが、同じ近代思想にあって個人主義思想は(自我意識と結びついていることもあり)未だに根強く社会共認の中枢に蔓延っているように思う。
自我がなければ、その人はつかみ所のない人間になりますね。95182
> しかし、この間の議論から...
> 個人主義思想が主張する、他者と切り離した「個人」とは、まさに傍観者の意識構造そのものではないだろうか!
自主的な (独立している) 人間でいられることは、個人の考えを発展させるために必要なことです。102886
だが、意思がなければその解決方法も見付けられず、当事者にもなれませんね。82057
> 個人主義が傍観者意識を助長しているといっても過言ではない。
実況放送・現状報告の内容しか頭になければ、傍観者以外にはなれませんね。84687
> 可能性のある新しい認識を紡いでいくと同時に、旧い欺瞞に満ちた観念を粉砕していくことも重要だと思う。
木に竹を接いだような文章の解釈から開放されることが、まず我々に必要なことでしょうね。82320
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その他(若者と老人)
127037 > 見果てぬ夢の如くに求めた「自由」の正体
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/30 AM11 【印刷用へ】
> その他(幼・少・青・壮・老)
> 55283 見果てぬ夢の如くに求めた「自由」の正体
> 大木康子 ( 53 神奈川 主婦 ) 03/05/19 PM02 【印刷用へ】
> 昭和の初期から、戦前、戦中、戦後を生きてきた、今は亡き父が子供達がそろった場で、「昔と違って、民主主義の時代になったのだから、誰もが自由に自分の生き方を選択できるようになった。だからこれからは、自分で考え自分で判断できるようにならなければならない。だから、女にも教育は必要だ。」と、口癖のように言っていました。戦場にはいかなかったものの、父の世代にとっては民主主義、自由、個性や自己主張、という言葉は、自分達が国家によって抑圧されてきたという意識があるだけ、ある意味、金科玉条の如く響いていたのかもしれない。
受身の生活をしなければならない人間にとっては、すべての行為は抑圧下で行なわれています。牛馬の生活のようなものか。82242
> 戦後に雪崩を打って流入してきた西洋近代思想は、マスコミや文化人といった一部知識階級だけでなく、普通の人々も、家庭でも、学校でも「新しい時代の到来」として捉えていたような気がします。
同感です。108123
> 勿論、マスコミ(中でもこの頃から各家庭に登場したテレビ)や文化人が、「自由を謳歌することの素晴らしさ」を人々に過剰なまでに伝えていく。
自由の気分・雰囲気を謳歌することは、歌詠みの得意とするところですね。82144
> 逆にいえば、「自由を束縛するものへの敵意」を人々に煽っていく。・・・・・・・・。> しかし、その結果はどうなったのだろう?
意思なき人びとの存在は、それ自体がすでに自由の束縛と解釈できますね。92540
その結果は、木に竹を接ぐような解釈になるでしょうね。82320
> 民主主義、個人主義、自由、個性、自己主張、・・・・・その結果、人々はバラバラに分裂し、解体してしまった。
世界観を持たない個人の集まりには、議論は成り立ちませんね。揚げ足取りか恣意の集まりのようなものになります。104263
> 人間は一人では生きていけない。人間は共認動物である。> 若者達は自己実現や、自己のアイデンティティーを求め、自己の座標を確認し、どこかに他者との繋がりを求めている。
恣意の自由に存在の余地はありませんね。81994
> 既に、人々は気付き始めたのだ。かつて、見果てぬ夢の如くに求めた「自由」の正体を。
自由の履き違いは、すでに戦後の日本でも指摘されていましたね。101052
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潮流4 焦りの適応主体と目先収束
126999 > 規範なきマナーの氾濫
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/29 PM09 【印刷用へ】
> 潮流4 焦りの適応主体と目先収束
> 57736 規範なきマナーの氾濫
> 阿部和雄 ( 41 東京 設備士 ) 03/06/27 AM03 【印刷用へ】
> 最近何かにつけて公共の場での「マナー」の必要が声高に言われ、街を歩けば様々なところでポスターやアナウンスが訴えかけてきます。シルバーシートや電車内の座り方から携帯の電源OFFなど・・・なるほどもっともな気がしますし、多くの人も自然と受け入れています。が、何か引っかかるものがある、という意見も交流会の場では意外と多く出てきます。
以心伝心の効果が無視されているからでしょうか。85176
> 戦後、豊かさの実現と個人主義(自分主義)の浸透で、地域共同体や家庭などの規範の共認域が次々に解体されてゆきました。
地域共同体や家庭などで廃された規範は、世俗的な序列に基づく規範・基準 (standard) ですね。124663
> そんな中で「人に迷惑をかけない限りは自由」という、そもそも何が迷惑かもよくわからない身勝手な規範(?)がまかり通るようになります。
自由の履き違えですね。84743
「己の欲せざるところは人に施すなかれ」と孔子は言いました。[論語・顔淵]102840
「すべて人にして欲しいと望むことは人にもまたそのようにせよ」とキリストは言いました。 [新約聖書・マタイ伝]100254
他人の欲しない内容・望まない内容を一つ一つ明らかにする必要があるのでしょうね。94864
> さらにそれが「迷惑だと“思う”ことは規制すべき」となり、個々の価値観にてらして目に余る(不愉快な)事柄を個別にルール化、禁止してゆく流れがいまの「マナー」問題?ではないでしょうか。
同感です。一括合意は不可能で、個別合意になるのでしょうね。
> この背景には全体の視点、「みんな」という意識の欠落があって、個人の都合や好き嫌いと声の大きさで「みんな」不在の価値観がルールとして共認される流れがあるような気がします。
我が国の全体の視点・「みんな」という意識が、個人主義の国から影響を受けているのではないでしょうか。82123
つまり、人々が唱道者を確認したがっているのではないでしょうか。84432
> 元来「規範」は、みんな期待から課題・役割・評価が共認され、その集団の中で明文化されずとも皆の意識・行動を律するものとして共認されてきました。
鎖国時代のことですね。今は、英米の世に変わった。83554
> 個の都合でなく共通の課題の下に集まった人たちの共有意識ですから価値観が入り込む余地など無いはずです。この点が最近のマナー意識(規範らしきもの)に感じる違和感なのではないでしょうか。
現在の地球は、英米の世です。日本人は英米人と価値観を共有する必要があるのではないでしょうか。102988
我が国も、「世界にあって、世界に属さず」とは行きませんね。98123
英米人以外は、英米の価値観に違和感を持っているでしょうね。99864
> みんなが集まりそれぞれの意識を重ね合わせ共有してゆくと、このような「?」がいろいろと出てきそうです。自分とか自由という観念を取り払って、個別の価値観を超えた「みんな期待」をめぐる議論の場が普遍的な規範形成の土壌にもなってゆく。
残念ながら、普遍的な価値観を地球規模で共有することは、現時点では難しいですね。105530
だから、現実的な方法として個別の価値観で合意しているのでしょう。76427
> 認識交流の場にはそういう働きもあるだと感じます。
未来において、認識交流の場はきっと地球規模に拡大することでしょう。106317
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閉塞の元凶は、個人主義
126878 > マスコミが社会閉塞の真犯人
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/28 AM05 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 68925 マスコミが社会閉塞の真犯人
> 野田雄二 ( 42 大阪 営業 ) 04/03/12 AM00 【印刷用へ】
>>マスコミは、あらゆるモノ(主に権力)を批判する。しかし、マスコミが批判される事はない。68827
マスコミを批判するにしても、批判されるにしても、理性判断のできない批判は小言・片言・独り言のようなものか。84116
> 前回の何でや劇場で印象に残っているのが、「社会変革を妨げているのは政治家や資本家などを権力者だと攻撃してきたマスコミこそが、社会の変革を妨げている真犯人」という言葉です。
理性判断の効かないマスコミは、社会変革の力にはなりませんね。ただ、社会の迷走を煽るだけです。83769
> マスコミは、個人の自由や人権、個性尊重などの個人主義思想を錦の御旗に掲げ、権力と戦う大衆の味方というイメージを作り上げてきました。今もこの姿勢は変わっていないでしょう。
同感です。権力と戦う大衆の味方という気分・雰囲気を盛り上げていますね。85728
> しかし、若者を中心に人々の意識は個人主義思想から離れ、仲間第一やみんなの反応を得たいという意識に変わってきています。
何という主義の反応を得たいのですかね。82144
> 個人主義思想は簡単に言ってしまえば、私利私欲を追求すること=私権追求を美化しているだけです。
個人の意味は、個人タクシーという時の個人のようなものか。個人が我利の単位としか解釈されていないのですね。94962
身分の違いによる貧富の差が大きかった時代や、権力者しか私権の追求ができなかった時代に、誰もが私利私欲を自由に追求できるような社会が望まれ、それを思想的に正当化したのが個人主義思想です。
個人の信条のようなものは、考慮されないのですね。82123
> 個人主義思想は誰もが私権の拡大を第一価値として競争する時代=私権統合の時代の思想なのです。しかし、豊かさが実現して30年、今や日本の社会では私権の追求は第一価値ではありません。
人はパンのみにて生くるにあらずでしょうね。125474
> 特に欲しい物は無い、お金や出世のためにあくせくしたいとも思わない、いい大学にいくために勉強する気もしない、いい女(男)をモノにしたいとも思わない。
衣食足りて、○○を知ることになるのでしょうか。102886
> 私権追求を離れ、仲間との関係やみんなの反応を得たいと思い始めた人々にとって、個人主義思想は古いだけでなく、人それぞれと言う言葉に代表されるように、人と人や人と社会の関係をばらばらにしていく邪魔者でしかありません。
自分自身の世界観がない。そのような人たちの世界がばらばらになっている。「私の知っているより良き土地」(the better land I know) といった内容は頭の中に生じないものであろうか。108182
> 現代のマスコミは、個人主義思想で権力者を叩く大衆の味方ではなく、消えてゆく宿命にある私権時代の思想で人々を洗脳し、私権時代の次に来る新しい時代の思想が形成されるのを妨げ、社会を閉塞させている真犯人にほかなりません。
権力者を叩く大衆の味方には、リーズン (理性・理由・適当) がないのですね。87086
新しい時代の思想にもリーズン (reason) はないのですね。93835
個人にリーズンがなければ、社会を閉塞させますね。84220
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閉塞の元凶は、個人主義
126819 > ”自由”で”自立した”人
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/27 AM10 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 3304 ”自由”で”自立した”人
> 越見源 ( 37 大阪 都市計画 ) 01/04/17 AM04 【印刷用へ】
> ”個人”や”自我”を意識の統合軸とした場合の最大の問題点は、自分にとってのみ都合の良い現実だけを真実として信じ込む固定観念性にあると思う。
自分にとってのみ都合の良い現実だけを真実として信じ込むのは、恣意 (私意・我儘・身勝手) ですね。94865
恣意の人は、他人の恣意を許しませんから、考えそのものが成り立ちませんね。103191
恣意 (self-will) は、我々の子供時代の経験ですね。84341
> 自我=与えられない評価=幻想回路なのだから当たり前といえば当たり前なのだが、そもそも、”個人が絶対”という想い自体が、その方が耳に心地よい、くらいの根拠しかない思い込みであることは明白である。
個人主義とは、個人の自由、権利、独立した行為を唱導する社会的な論理であります。82123
ですから、気分・雰囲気に関する問題ではないようですね。82144
> もちろん、幼少期からそれが善であると親や教師や社会から教え込まれれば、そうなるのも無理も無いが。
恣意の自由など、どこの国でも認められませんね。恣意は、自由の履き違えですね。84743
> 自分で考え出したのでもないのに、じっくり考えてみたわけでもないのにそれが絶対と思える。 逆に、”個人”や、その”自由”に対する攻撃に対しては、過度に反応する。 ”個人”や”自由”に都合の良い事象を無意識に持ち出して。
> そして、”個人”や”自由”の敵対物として登場するのが”全体”や”規範”、とりわけ”集団”という言葉。
個人 (individual)、自由 (liberty)、全体主義 (totalitarianism)、規範 (standard)、集団 (group) などの単語は外来思想の産物で、我が国固有の考えには馴染みませんね。82320
> これも、まともな”集団”といえるものがほとんど存在しておらず、”規範”というものがことごとく解体され、 それらがもたらす充足感が失われた現代社会においては仕方ないことかもしれないが。
序列に基づく規範が公認されず、序列観念による満足が得られない状態で、個人”や”自由”に対する恨みやつらみは募るばかりですね。83909
我々は、何を頼りにして生きてゆけばよいのか。103454
> その意味では、個人主義や自我の間違いを明らかにすると同時に、本来集団の持つ共認の豊かさや、充足感についても、語ってゆく必要があるだろう。
現在の地球は、英米の世の中です。83554
個人主義 (individualism) や自我 (self) も、それほど間違ってはいないでしょう。84341
もっとも、selfish (利己的) はいただけませんがね。つかみどころのない人間も困りものです。98465
それに対して、我が国民の集団は序列集団になりますね、充足感も序列に連なる安堵感ですね。この精神状態はアングロ・サクソンの文化に対して極めて危険です。101058
世界にあって、世界に属さずの状態が、我々にとって危険なのです。98352
> 結局、自我に支配され、”個人”や”自由”を盲目的に信じる人ほど、実は自由でなく、そういう人ほど自立していない・・・と、最近思えるようになってきた。
理想 (究極) の個人や自由は、我々の努力目標であって、今ある姿の人と状態ではないでしょう。95210
> 真の意味で”自由”であり、”自立した”人ならば、当然、「個人主義」というイデオロギーからも 自由であり、自立しており、よって、それらに惑わされず、(=自我に支配されず)あらゆる事象を客観的に見つめた上で、皆が進むべき道を見つけ出すことができるだろう。
真の意味で”自由”であり、”自立した”人は究極の人であります。83749
究極の人は我々の頭の中に存在するだけで、決してこの地上には現れないでしょうね。なにしろ我々人間は欲が深いものですから。92540
だがしかし、理想は頭の中に蓄えておくだけの価値のあるものですね。理想がなければ、我々の人生に希望もない。98892
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その他(マスコミ)
126759 > 見えないから動けない?
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/07/26 PM01 【印刷用へ】
> その他(社会統合)
> 18840 見えないから動けない?
> 土橋美智子 ( 40代 京都 主婦 ) 01/12/19 PM00 【印刷用へ】
>>みなさんの意見の多くに、「大衆は閉塞状況に対する答えを探し求めている」とありますが、本当にそうなんでしょうか?
> 確かに、みんな「今の世の中何かがおかしい」「このままじゃいけない」というのは感じていると思います。でも、「一体何をどう変えていったらいいのかわからない。自分に何が出来るのかわからない。」と言うのが本当のところじゃないでしょうか。
同感です。107515
理想がなければ、現実との比較が出来ませんね。82879
>>今どき、体制側だって「変わらなきゃ」と叫ぶ世。それでも、続ける大多数の「変わらない」人たち。実は、多くの人たちは変革を求めず、このまま暮らしてゆきたいと考えているのでは?
そうかもしれませんね。94682
> だから、体制側が「変わらなきゃ」と叫んでくれれば、何となく安心して「全てお任せしますのでよろしく」という感じで、小泉政権の支持率が過去無かったような高支持率を示してしまう。「自分達には出来ないことを行政が代わってしてくれる」なんて考えている人たちが大多数を占めている。
期待・願い・祈りの多い社会ですね。82242
> 多くの人達の求めているのは、多分今の生活をより良くしたいのであって、今の生活をレベルダウンするような「変革」は求めてはいないのではないでしょうか。環境問題などを考えてみても、悪いとわかっていてもなかなか自分達の生活を変えてまで、環境を守れないと言うのが現実のようにも・・。
理想がなければ、現状維持でも良いのでしょう。84819
> また、大衆が動かない理由の一つに、現状が把握できていない、将来のビジョンが見えない、これでは動きようがないようにも思えます。この辺りがはっきり見えれば、みんなが動き出すようになるのではないでしょうか。
何事も比較の問題です。未来社会の内容が考えられないのでは、動きようがない。82057
だから「あるべき姿」の探求が必要です。83201
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