何で新理論(構造認識)が必要なの?
132515 > なぜみんな黙っているのか?
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/29 PM08 【印刷用へ】
> 何で新理論(構造認識)が必要なの?
> 25976 なぜみんな黙っているのか?
> 雪竹恭一 ( 38 大阪府 営業 ) 02/03/07 PM10 【印刷用へ】
>>何がおかしいのか?それは、世の中に蔓延する矛盾を誰も「おかしい!」と口に出したり、正そうとしたりする人がいないからでした。<<25304
日本人は、矛盾に頓着しないことが知られていますね。100053
> このような当たり前の疑問が新鮮に感じられるのも、自分が惰性に流されているからではないかと自問させられますが、これは、根本的な問いであると思います。
同感です。言語に関する根本的な問題ですね。92856
> 潜在思念では、誰もが「おかしい!」「なんとかしたい」と思っているにも拘わらず、なぜみんな(特に多くの大人は)黙っているのでしょうか?
潜在思念は、人畜共通ですね。105889
総ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。130564
思考停止では、答えとなる文章は出来上がらないですね。97960
> 私権社会の人間というのは、けっこうずるがしこいところがあって、多くの人は、なるべく勝ち目のない、可能性のない争いは避け、自己を保身するように考えるでしょう。いわゆる「大人」と言われるような人は、そのような波風は立てずに穏便に問題をやりすごす人のことを言うのではないかと思います。個人主義なんかの影響も大きいのでしょうが、結局「自分が可愛い」人が多いのです。そのようにして、たとえ「おかしい!」と思っていても、一人では到底勝てるわけがありませんから、多くの「大人」は黙っています。この掲示板でもさんざん議論されているとおり、古臭い私権的(個人主義的)支配観念が潜在思念に蓋をしており、「言っても無駄だ」と思っているから、みんな黙っているのです。
議論が個人の世界観比べになっていない。83201(正誤表:「あるべき姿」ない→「あるべき姿」のない,わが国民フ→わが国民の) だから、「言っても無駄だ」というのは、本当のことでしょうね。108672
それで、さんざん議論しても、結論に達しない。126342
この状態は、日本語脳により作り出される閉塞状態でしょうね。82242
議論からなにも得られない状態をイザヤ・ベンダサンは、自著<日本教について>の中で次のように述べています。
日本人は狡猾であるという印象をもつ外国人は少なくありません。・・・・・・日本人が特にそう見えるのは、日本人が日本人独特の、不思議な世界に住んでいるからです。これは非常に面白い一種の論理 (とはいえませんが、ほかにいいようがありません) で形成されている世界で、簡単な実例をあげますと、「安保条約は必要だ。だがしかし、安保反対を叫びうる状態も必要だ」という一種の「考え方の型」といったものです。(引用終り)
> しかし、今の社会不全は「黙っていて済まされる」ものではないところまで来ていると思います。そして、多くの人はそのことも分かっているいるはずです。みんな「何かを言いたい(或いはそのことを分かり合いたい)」のです。
「考え方の型」を変えないと、社会の変革は無理でしょうね。82123
> しかし「何を言えばいいのか分からない」。ですから、今必要なのは、潜在的なキモチやオモイをつむぎ合わせる「言葉」であり、それに力(根拠)を与える「構造認識」なのだと思います。既に他の方の意見にもあるとおり、価値意識や方法意識(或いは解脱的仲間関係)だけの次元ではイデオロギー論争に終わるでしょう。あくまで、可能性を感じさせるのは、実現の根拠となる構造認識であろうと思います。新しい価値を見つける(実現)させるためには、その実現基盤を追求し、それを明らかにした構造認識を広めてゆくことが先決であると思います。
日本語には、時制がない。82320
それで、英語の現在・過去・未来に対応する総ての内容を現実構文 (現在構文) の中に載せようとする。まったく異なる世界の内容を一つの世界で説明しようとするのです。103296
本音と建て前、裏と表、実体語と空体語などは、総てこの世の次元で語られる。83850
その結果、英語の内容との対応が混乱して、日本語の発言者はつかみ所のない個人となる。82478
空理空論の主ということでしょうね。82285
こうした混乱の状態をイザヤ・ベンダサンは、自著<日本教について>の中で次のように指摘しています。132142
「実体語」と「空体語」の関係を、日本人はよく、西欧の「理想」と「現実」の関係と混同します。いや混同ではなく、同じことだと思い込んでいるようです。 (引用終り)
我々の「考え方の型」に対するより一層の考察が必要ですね。94960
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その他(国家時代)
132407 > 「和」の思想の功罪
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/28 PM10 【印刷用へ】
> その他(国家時代)
> 24754 「和」の思想の功罪
> 鈴木龍也 ( 30代 千葉 建築設計 ) 02/02/23 AM00 【印刷用へ】
>>「和」の思想は平易に言えば話し合い至上主義であり、対立を嫌って、みんな仲良くと言うようなものだと思っています。<<24753 > というのは今風に言えば「談合」です。
> 農民たちの様に日々の自然との闘いにおいては「和」の思想は集団を統合する上でも、実際の農作業に於いても非常に有効であったのだろうと思います。
> 日々感じる課題を話し合いと言う場に出すことで様々な事象を共認し、最良の策を模索する上で重要なことだった筈ですし、共同作業の統合にも集団維持にも威力を発揮したのでしょう。
> しかし、自分の権限の及ぶ範囲や土地の所有という私権を前提にしたとたん、エゴの調整機能しか持ち得ないし、実際の課題を話し合いで捨象してしまえるわけです。
話し合い至上主義は、グローバルにもユニバーサルにもなりにくいですね。105343
談合は、「あるべき姿」の探求にはなりませんね。83201(正誤表:「あるべき姿」ない→「あるべき姿」のない,わが国民フ→わが国民の)
談合は、各人の「今ある姿」に関する利害の調整を目的にしています。83747
「今ある姿」と「あるべき姿」では、内容の次元が違います。127725
「あるべき姿」の内容に関して合意するのでないと、長続きのする「和」は得られませんね。109520
> この二点を区分して考えないと「和」の思想を見誤るように思います。
同感です。127650
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どうしたら現実に役に立つ認識を得られるの?
132214 > 疑問を持つこと
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/27 PM01 【印刷用へ】
> どうしたら現実に役に立つ認識を得られるの?
> 7327 疑問を持つこと
> 浜永良成 ( 40 東京 現場監理 ) 01/08/02 PM08 【印刷用へ】
>>しかし、自然科学さえ、倒錯観念の支配から完全には脱却できず(exデカルトの「方法序説」)、未分明な根本ドグマに基づいて命題や定理が作られ、現実そのものからかけ離れた条件下での実験が行われてきた。従って、科学法則の多くは、現実そのものを対象化した事実認識とは(厳密には)云えない。<<7246
事実認識とは、実験・観察に基づいた認識・理解です。アングロ・サクソン流の理解の仕方です。104323
それ以外の認識は、瞑想 (meditation) などにより得られます。これは、インド流などの理解の仕方です。36913
日本語は、実況放送・現状報告のための言語です。82057
観念 (idea) は頭の中にある内容で、実況放送・現状報告の内容とは別次元です。129406
印欧語族は、観念を未来構文の内容として保存しています。83281(正誤表:Eさない→殺さない)
日本人は、未来構文がないので、現在構文の中に観念と事実を混在させています。
すると、日本人の頭の中には実体のある言葉 (実体語) と実体のない言葉 (空体語) が存在することになります。132142
観念用語は実体のない言葉 (空体語) ですから、観念は総て欺瞞観念になります。131761
空理空論は、現実構文の中の空体語を使って行なわれます。82354
この方法は、英語の観念に対応しているようにも見えますが、時制を無視しているので内容の次元を峻別できず似て非なる議論になります。87086
それでも日本のインテリは、この方法により西欧の気分・雰囲気を楽しむことができるようです。105213
しかし、その矛盾を指摘されると、後ろめたさを感じることもあるようです。129546
> 確かにそうですね。かつて中学の数学で、当たり前で証明できない事象に対して、公理?定理などと、カッコ書きでかかれていたことを思い出します。それは定理だから、証明なしで、使えるんだよと言っていました。でもそこで、「なぜ?」と考えなくてはならなかったのでしょうね。教科書に書いてあるから、先生が言っているからとなにも考えずに頭から信じていて、思考ストップ、こういうことを続けてきて、我々(私)は考える力、疑問を持つ気持ちが失われていってしまったのでしょうね。
「なぜ?」と考えることは、常に必要ですね。そうすれば、定理の発案者の事実認識が理解されるはずです。
先生が言っているからとなにも考えずに頭から信じるのは、権威主義 (authoritarianism) による幣害です。130827
日本語脳に基づく序列思考では、権威主義を避けることは難しいかもしれませんね。101884
それでも、思考停止は改める必要があります。82285
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男女同権って、おかしくない?
132142 > 権利とは比べられるものなのか
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/26 PM10 【印刷用へ】
> 男女同権って、おかしくない?
> 26788 権利とは比べられるものなのか
> 渡邉正規 ( 22 学生 ) 02/03/16 PM11 【印刷用へ】
> 男女同権は男が子供を生めるようになり、女が射精できるようにならない限りありえないという話をどこかで読んだ。
男女同権は、理想 (努力目標) であるのに対して、男の射精も女の出産も現実の内容です。84047
理想は未来構文の内容であり、現実は現実構文 (現在構文) の内容です。82879
両者は次元の違った内容です。同列の比較は不可能です。127915
日本語に実体語と空体語があるとすれば、男女同権は実体語にはなりえないのですが、空体語としては存在します。131761
外来の空体語は、外国語に対訳がありますが、日本人の頭の中では空体にしかなりません。84909
日本人の発想する空体語は、英語への対応する次元はなく翻訳不可能です。93149
これが、英米人にとって日本語の難解なところです。98634
イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本教について> の中で、空体語 (空名) の存在について、以下のごとく説明しています。
がんらい神は、本質的には「空名」(名ばかり・原注通り) であるが、その名があることはすなわちその「理」があることで、その「応」はまたむなしくない。そうであるから、これらの「神」や「仏」(一応神と同義とお考えください) はただ「空名」だけれども、すでにその名があるということは、それなりの「理」があるのであって、従ってその「応」は、ないといってはならない。(引用終り)
> 生物学的に体の構造に決定的な違いがある以上それはしかたないと割り切ってしまうのは、男の身勝手だろうかとも感じるが。
体の構造に決定的な違いがあるのは現実であり、その違いは理想を捨てる理由にはなりませんね。83749
> しかし私が思うのは同権だとか差別とか言う前に、権利というものは比べられるものなのかと疑問に思う。上の例でいうとよくわかるでしょうが、出産と射精が同じものに感じられるだろうか。負担から言えば女の方が大きいという理屈はわかる。しかし自分の子供が生めるというのは逆に生物としては最大の特権ではないか。全く個人的な意見ではあるが、私は生まれ変わるなら女になってみたいなあと思っている。
女になるは現実の内容ではなくて、あなたの理想の内容ですね。126286
> 権利とは結局互いに尊重しあうことはできるが比べろといわれても明確な尺度がない。そして、人それぞれ無限の解釈ができるものなのだろう。
人間はあくまでも個人の個性に従って役割を分担するのが理想ですね。130815
> 男女同権という言葉がすでにおかしい。男女共尊権とかそういうニュアンスで考えることではないだろうか。
男女同権という単語一語で総ての考えの内容を言い表すことは不可能ですね。95791
総ての観念を表す単語は、そのようにできているのではないでしょうか。92540
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閉塞の元凶は、個人主義
131961 > つい最近まで残存していた規範
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/25 AM10 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 5588 つい最近まで残存していた規範
> 佐藤賢志 ( 37 東京 デザイナー ) 01/06/26 AM01 【印刷用へ】
> 日本には、つい最近まで、村的、共同体的な立派な規範があったのではないでしょうか?
不自由を常と思えば不足なしですね。131949
だが、村を逃げ出した人もいたのでしょう。104880
> 地方それぞれに特色ある冠婚葬祭の規範をはじめ、「村八分」に代表される行動規範(罰則規範)、相互扶助等の関係規範、また方言や「なまり」、郷土料理等。多くが表層的だとはいえ、今なお受け継がれているところに着目したい。
個人や個性の表現には、とかく縁の遠い世界ですね。100239
> 幼少の頃の田舎を思い出すと、米の収穫期の前に、親戚一同、地域の人たち総出で(小学生だった自分も勿論)イナゴ獲りをし、梅雨の前には、さくらんぼ摘みをし、晩秋には雪がこい。厳冬の大雪の翌日は、やはり近所の皆で、みんなの道や集会所の雪かき、屋根の雪下ろしをしたものだ。
共同体的規範は、何処の国でもあるのでしょう。真正な「わが道を行く」は、砂漠の民のみの習慣ですかね。83459
イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で、共同体的作業について、以下のように述べています。
日本の稲作は(場所にもよるが) 気候の点で少しく無理があるから、否応なし、待ったなしの緻密な計画のもとに手ぎわよくやらねばならない。三月に苗代、梅雨期に田植え、台風前の結実、秋の快晴にとり入れといったスケジュールは崩せない。遊牧民的基準から言えば、まるで秒きざみである。・・・・・・ 何しろ刈り入れ日時はきまっていて動かせない。すべてここから逆算しなければならない。「一日をおこたるときは一月の凶」であるから、遅れは死にもの狂いでとりかえさなければならない。一日ちがいで一方が収穫百パーセント、一方がゼロになることは、台風をひかえての取入れでは少しも不思議ではない。これがまた「ノロマ」は無能、やる気がないのは罪悪で、そして「なせばなる」の哲学を生む。 (引用終り)
> こんな共同体的規範が残る地域では、地域の行事に参加しなかったり、非協力的な人に対しては、徹底した白い目圧力が働いてもいた。新しく引っ越してきた人に対しても、お互いが慣れるまでは、子供ながらに強く警戒心を働かせていたのを覚えている。(雪だまで、その家の障子にバンバン穴をあけて攻撃したりと、いま思うと、ひどい事をしたものだが、不思議な事に、その事で親からしかられた記憶はないな〜。)
何事も、個人の意見を無視した一方的な協力要請は困りものですね。84361
個人を無視すること自体が、一方的に態度になります。100923
都合が悪ければ、規範を変えることもあってよいでしょう。84432
アニマルとしても、新しいものには警戒を怠ることはできませんね。88764
> 今回、宅間が池田小事件を引き起こす前に、宅間が住んでいたアパートの近所で数台の車のタイヤがパンクするといった、ちょっとした事件が起きていた。この時、近所のおばちゃん達を中心に、精神病院帰りの宅間の仕業なのではないか?とのうわさが立ち、警察に通報されるも、「人権」やら「証拠」不十分やらで、うやむやになったとの事。
「人権」侵害やら「証拠」不十分やらで、被害を未然に防ぐことは、難しいことですね。
> タマタマ、偶然寄せ集まっただけの、個々人バラバラの今の都会では、暇なおばちゃんたちの道端での些細な井戸端会議は、何の力も持ちえず(昔であれば村の最高諮問会議にでもかけられたのではあるまいか?)、集団なきバラバラの社会を何とか維持するには、いつもきまって、国家権力たる警察か、個々人の自我を制御するために重箱の隅を突っつくように難解な言葉で埋め尽くされた法律(しかも常に不完全)に頼るしかない。
人それぞれの世の中にあって、社会を変革させるには権力を特定の個人に集中するしかありませんね。82879
> 超肥大社会の現代から、昔ながらの共同体に戻る事など、もはや出来ないのだが、共同体には、明文化されずとも生活に密着した確かな規範が存在していた。古き良きそのエッセンスに学べる事は多い。
> 規範を解体した張本人である個人主義思想や自我を超える、新しい統合観念の共認形成と同時に、地道な「地域づくり」が必要なのだと思う。
優れた個人を育成し、個人に権力を集中しなければ政治的な効果は得られないでしょう。82123
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私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
131949 > ボランティアについて一言。
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/25 AM06 【印刷用へ】
> 私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
> 802 ボランティアについて一言。
> 稲田風美 ( 21 大阪 学生 ) 01/03/04 PM10 【印刷用へ】
> 私は以前、ゼミのテーマでボランティアのついて調べたことがありますが、まさにこのボランティアの流行?が昨今よく耳にする「自分探し」につながっています。
> もともと(文明を持ち始めてからの)日本人にはこのボランティアという精神は存在しません。
同感です。103323
‘volunteer’ は「志願者」で、日本人には意思がないから、自由意思による参加はありえないことですね。123566
ボランティア精神はキリスト教の教えからくるもので、マスコミを中心に阪神淡路大震災からよく使われるようになった、ボランティア精神は、はっきりいってキリスト教徒の方々のそれとは全く中身を異にしています。
英米人には、個人としての意思があり、神も意思を持っています。82180
日本人には、個人としての意思がない。日本の神にも意思がない。95320
> だからこそ、「ボランティア」をすることの目的が、表面上は人助けでも、多くの人にとって「自分探し」であり、相手が見えてないから、中途半端(ここでいう自分探しのため)にボランティアに来る人が、返って障害者の方や患者さんたちの気持ちを逆なでしてしまって困る、という話しも出てくるのだと思います。
個人の意思を中心に考えるか、他者を助けることを中心に考えるかの違いがありますね。
両者は似ていて同じにはならない。125710
> でも確かに、私を含めて皆、自分を必要とされたがっています。相手の期待に応え、自分の確固たる居場所を見つけたいと思っています。それなのに、これまでの自我が前面に出てしまって、「自分」のために他者を助け、お礼を言われて自分の存在を確認しているのではないでしょうか。
そういうところがありますね。84341
> 話しは変わって、日本人は、ご恩と奉公とまでは言いませんが、互助精神というものをもっています。> いってみればお隣同士助け合う精神といいましょうか。
私も子供ながら、戦前戦後を通じて勤労奉仕をいたしました。127239
意思のない人間にも、協同作業や勤労奉仕は可能です。127037
私は、今でも村の協同作業に参加しています。
そして、村に協同作業のあることの是非を村人から何度となく問われました。
> 「ボランティア精神」というのは、欧米かぶれの言葉の一人歩きに思えてなりません。
日本人の共同作業と英米人のボランティア活動の違いは、個人の意思を認めるか認めないかの一点にかかっています。82057
個人の意思を認めない社会では、同一行動をとらない場合には「村八分」「非国民」呼ばわりをされる恐があります。82478
そのため「村八分」「非国民」とならぬがために協同作業に参加する人が出ます。 見栄と外聞のためか。102019(正誤表:でるので→できるので)
個人の自由を奪われている人びとは、提案された共同作業に対して間接的に反対の立場をとることになります。意地悪をされるということでしょうかね。90612
個人主義のない社会においては、協同作業に意欲的な人もそうでない人もお互いに不自由な思いをしなくてはなりません。92540
我々も個人主義を推進すべきです。82123
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保守化・右傾化の政治潮流
131804 > 自虐史観にとらわれているマスコミと政治
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/23 PM10 【印刷用へ】
> 保守化・右傾化の政治潮流
> 94698 自虐史観にとらわれているマスコミと政治
> 井上光利 ( 53 神奈川 会社員 ) 05/07/17 PM06
>>収束不全⇒みんな収束の共認圧力を受けて、既存(≒私権)意識は目先の秩序に収束し、それに押されて、個人主義(≒旧観念)より国家主義(力の現実主義)の方が優勢となってきた。その結果、要求するだけの運動や批判するだけのマスコミ報道に対する反感が、広まってきている。<<73070
要求するだけの運動や批判するだけのマスコミ報道は、ご遠慮願いたいものですね。131707
> 庶民の代表ずらして欺瞞観念を振りかざしていた朝日新聞を初めとするマスコミ対して、中でも戦後から自虐思考を振りまいた論調に数々の問題提起をする有識者、論客が現れている。
「上と見るか、下と見るか」という日本人のメンタリティによれば、自己慶賀が自虐しか出てこない。111004
> 一方で、小泉政治は、目先の収束不全に対するパフォーマンスでしかなく、自虐史観と正反対の論調を持ちながらも、朝日と何ら変わらない欺瞞性に満ちた姿勢であったと見て取れる。
こそこそと隠れるようにして靖国神社に参拝するのは、見苦しいですね。
戦死者に対するあの態度が小泉個人の信条の表れであるのか。109237
小泉首相の宗教に対する態度は、政治に対する態度と一致しているのではないだろうか。125474
イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本教について> の中で、以下のように述べています。
・・・・・・日本人には宗教上の問題を宗教上の問題として解決する能力がないとか、日本人は宗教的に潔癖でないとか考えれば、それは誤りであって、日本教では政治的解決がすなわち宗教的解決であって、それですべてが解決しますから、みなが解決済みとしてその問題を忘れてしまうのです。日本政府とは「日本教団政務院」のようなものですから、従って日本では西欧のような「政教分離」はありえません。靖国問題もその一つの証拠です。(引用終り)
> 既存の力の源泉であるアメリカに擦り寄る無難な政策と靖国参拝のパフォーマンスで自立国家を演出するバランス感覚は自虐的思考からは逃れていない。
理性判断ができなくては、自主独立は無理でしょうね。だから、アメリカに擦り寄るのが無難。127049
こそこそと隠れるようにして・・・・・・が自立国家の演出とはね。見栄と外聞も良くない。84743
> アメリカの自己正当化(した観念)を御旗にしたものがマスコミであり、保守政治であった。この戦後の束縛観念である自虐観念を振りほどく事ことの大事さを感じている。
歌詠みたちには、「力は正義」であることを理解したとも考えられませんね。83579(正誤表:ことニ思う→ことと思う)
自虐が終われば、今度は自己慶賀か。82879
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出口を塞いでいるのは、頭の中に巣くう固定観念
131761 > 靖国参拝報道に見られる観念支配
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/23 PM02 【印刷用へ】
> 出口を塞いでいるのは、頭の中に巣くう固定観念
> 99578 靖国参拝報道に見られる観念支配
> 井上光利 ( 53 神奈川 会社員 ) 05/10/22 PM10 【印刷用へ】
>>事実、彼らは教会や学校やマスコミを通じて常に支配観念を押し付け、一方的に人々を染脳し続けてきた。それで、どうして「大衆の一員」などと云えるのか?現に今も、彼らは体制によって与えられた特権の場=教宣機関に陣取り、圧倒的な情報量をもって古い支配観念(恋愛・自由・個人・人権etc)を押し付け、人々の意識を支配し続けている。その結果、社会は全面閉塞状態に陥って終った。<<9560
万事、受身の考え方ですね。82242
人々が無為無策でいれば、全面閉塞状態に陥って終いますね。82285
> 靖国神社参拝にみられる裁判所の判決やマスコミ報道姿勢ほど、国民を愚弄し、欺瞞に満ちたものはない。
> 「A級戦犯が合祀されているから、公式参拝違法である。」
> 「A級戦犯を合祀している靖国神社は侵略戦争を肯定している。」等
政治指導者に意思がなければ、理想へ向かって前進することは不可能ですね。131707
日本人は、個人の意思を焦点に合わせた人選びができない。131138
空理空論は、イザヤ・ベンダサンの仰せのごとく、空体語を搭載した空体語的構文により語られていると言えるかもしれませんね。彼は、<日本教について> の中で、「神は空名であるが、名があるからその『理』がある。従ってその『応』もないといってはならない」は、そのまま「空体語」の定義になりますと述べています。131707
> 大戦の総括をすることなく、自らを棚に上げ、A級戦犯に責任の全て押し付け、翻って「自由・平等・人権」の観念をまとったアメリカの策略にのり、支配層として国民にその観念を植え付けた張本人であり、いまだに懲りずに真実を伝えない姿勢は犯罪的である。
万事受身の発想では、責任感の出所はないでしょう。98352
無哲学・能天気であっては、考えをまとめることはできないのでしょうね。82144
> 中国・韓国・朝鮮は自国の体制安定化の為に日本を悪者にしたて発言力を封じようとする国策上の宣伝である。
> ましてや、アメリカは確信犯としての占領政策であり、日本弱体化政策を一貫して今も繰り広げていることは、もはや多くのも国民の知るところになっているのだが、なぜか法曹人・学者・マスコミは知らぬふりである。
我々は、自由には考えていない。99510
だから、無哲学・能天気になる。100053
イザヤ・ベンダサンは、<日本教について> の中で、日本人の自由思考に関して以下のように述べています。
・・・・・・いかなることについても「われわれは全く自由に考えている」と信じて少しも疑わず、他民族がその宗教的伝統に即してしか考えられないことを嘲笑的に批評します。そして自分たちの「考え方の型」が日本語と日本教の教義という実に強力な枠にはめこまれていて、この枠から出て「自由」に考えることは不可能に近いことだなどとは、夢にも考えられないのです。(引用終わり)
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その他
131707 > Re:神官階級こそ怯えている
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/22 PM11 【印刷用へ】
> その他(社会統合)
> 13049 Re:神官階級こそ怯えている
> 田宮昌明 ( 33 兵庫 建築士 ) 01/10/09 PM11 【印刷用へ】
> 神官階級こそおびえているという感覚はあながちうそではない様に思います。
言葉が不完全であると、どう考えたらよいか判らず自信が持てない。無理もない。102033
それで、おびえざるを得ないですね。85831(:発表したしました→発表しました)
> 統合階級にこの閉塞状況の可能性が提起できない(私権が崩壊した今となっては出来ない)事を示している以上、彼らに任せておく必要はないでしょう。インターネットの急激な広がりは私権の崩壊と反比例するようで、むしろ変革を求めているようにも思えます。
> 一般の人たちが社会のことを自ら探索し考える機会が訪れ、現実社会に対する実感の積み重ねが徐々に新たな共認と規範を生み出すとすれば、マイノリティーである事を恐れる必要はないと思います
神官階級であるか、マイノリティーであるかという区別よりも、日本人全体の考え方の拙さに問題があるのではないでしょうか。92856
日本語のように、現在・過去・未来の区別のない言葉では、現在 (現実) と未来 (理想) に関する考えの内容が混乱すると考えられます。93381
こうした状況は、我々に比較的親しみやすい英語を使って考えてみると、理解しやすいのではないのでしょうか。127915
イザヤ・ベンダサンこと山本七平は、<日本教について>の中で、以下のように述べています。
・・・・・・言うまでもなく西欧では、原則として、「現実」という言葉で規定されているものを自分が現在立っているスタートラインとすれば、「理想」は、そのゴールを規定した言葉であります。従って議論は常に、言葉によって現実をどう規定するか、また言葉によって理想をどう規定するか、まずこの二つを規定してから、この「言葉によって規定された現実」から同じく「言葉によって規定された理想」までをつなぐ道を、また言葉によって規定し、それをどう歩むかを「方法論という言葉」で規定するという形になります。(引用終わり)
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どうしたら、社会を変えられるの?
131138 > 専門家は利用するべきもの、頼るべきものではないと思います
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/09/17 AM11 【印刷用へ】
> どうしたら、社会を変えられるの?
> 131124 専門家は利用するべきもの、頼るべきものではないと思います
> 吉崎恭次 ( おじさん 大阪 会社員 ) 06/09/17 AM06 【印刷用へ】
>> なおさら「専門家でないと分からない=解決しない」という意識を専門家や行政が私達に植え付けやすい雰囲気を作っています。130802
われわれは、気分・雰囲気に酔いやすい国民性を持っていますからね。82144
> このようなことは昔からあったことでしょう。行政は都合の良いように持っていくために専門家も一般人も利用するように思えます。やはり、私達がしっかりとしてないと、行政はすぐにダメになってしまう。
同感です。106379
例えて言うならば、我々は病気の子供を抱えて悩む母親のようなものです。
病気の治療に医療知識が必要であれば、専門家である医師にも相談すべきです。95555
だがしかし、子供の将来を決して医者にまかせっぱなしにすべきではない。83818
そのような投げやりの態度は、自分にとっても子供にとっても生活を幸福なものにはしない。83769
> 行政も専門家も、一般人は口出しをするなというような事を言いますが全部、彼らの都合良く事を運ぶための方便に過ぎないと思います。
> 一般人が全てを総合して判断するべきだと思います。
同感です。91529
政治には、一般人 (素人) の政治哲学が必要です。84432
だから、我々の代表となる政治家は我々一般人が選びます。83749
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