閉塞の元凶は、個人主義
133765 > 共認は現実的か否か
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/10 PM03
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 3746 共認は現実的か否か
> 今井靖明 ( 29 長野 営業 ) 01/04/29 AM02 【印刷用へ】
> アメリカ(の大統領)はハナから共認(ここではまず、理解でもよい)など目指してはおらず、あくまで自らの力を押し通すことにこそ、その真意があるからです。ですから少なくとも、「それは自己都合の押し付け、国家行為としての恫喝である」とでも言わない限り、話は噛み合わないでしょう。
アメリカの大統領は、政治目的を持って選ばれています。83513
その政治手段については、議論の余地がありますね。83769
> そして当然のことながら、この問題を例にとるならば、問題となる大統領=アメリカの姿勢とは、国家としての国家に対する行為なのですから、一個人がいくら声を大にしたところで、いくら正統な主張であっても、現実的な「力」を持たないことは論を待ちません。
「力は正義」(Might is right.) ですね。83579(正誤表:ニ思う→と思う)
> アメリカに「力」の現実において拮抗しうる、国家意思としての抗議としてしか、土俵にすら登れない問題です。
意思は、未来構文の内容である。82240
日本語には時制がない。99524
それで、日本人には意思がない。82320
日本には、国家意思がない。98699
> 我々がこれに、何事か現実に為し得るとすれば、高次に統合された国内世論と経済または軍事の実質的な国力・国威を実現すること、まずは自らよって立つ集団を強固にすることが先決事項だといえるでしょう。
そうですね。109237
意思のあるところに方法があります。82057
未来構文の内容を現実構文の中で語れば、それらは空体語となります。131761
語りは、実感のない空理空論となります。132214
> 国際問題にまで及んで話が飛躍しているようですが、抽象的に言い換えればこれも、集団課題の必然性・絶対性の一面だといえます。仲間づくりや親和形成などといった、一見軟弱に聞こえる問題も、同類闘争(圧力)の絶対性という現実を対象化すれば、国際問題などの極めて高次な社会課題の一里塚であることが判ります。
日本語は、現実構文 (現在構文) オンリーの言語である。82320
抽象語は、未来構文の内容を描くために作られた単語である。84641
頭に描く未来の世界には絶対があるが、目先に見える現実と手先に感じる現実の世界には絶対がない。127311
英米人の言葉には絶対があるが、日本人の言葉には絶対がない。133327
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プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
133745 > なぜアメリカの言うがままか?
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/10 AM06
> プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
> 17921 なぜアメリカの言うがままか?
> 井上宏 HP ( 39 新潟 建築コンサル ) 01/12/06 AM00 【印刷用へ】
>>要するにグローバリズムというイデオロギーの母胎は、「個人的自由」という近代イデオロギーの延長線上にあり、ひとつの帰結と言えるのではないだろうか。(17740 安富さん)
> 本家本元のアメリカではそう言えると思うのですが、日本や各国がそれを受け入れたのは何か屈折したものを感じてしまいます。> 1980年以降を振り返ると、とくに1985年のプラザ合意以降は日本政府、日銀、マスコミとも、なんでもアメリカの言うがままです。これは何故なのかというのが良く分からなかった。石原慎太郎氏などが「NOと言える〜」と言い始めたのもこのころ以降です。
日本人は二分法ができないから、「YESか、NOか」と聞かれたら、‘YES’と答えるしかないでしょう。83749
「NOと言える〜」には、まだ時代が早すぎる。89146
私も「全体に二分法で割り切り過ぎているのが不満です」とのコメントを日本人の審査員からいただいたことがあった。
だが、外国人の査読者からは、そういったコメントは一度もなかった。
カレル・ヴァン・ウォルフレンは、自著 <日本/権力構造の謎> の中で、禅と盲従の関係を以下の如く述べています。
西洋で禅を大衆化して有名になった鈴木大拙は、「文章には表すことのできない」はずの真実を約40冊の英語の本にして一財産築いたが、彼はひたすら西洋の「二元的論理」の欠点を指摘しつづけた。武士階級のあいだで盛んだった日本の禅は、ある歴史的な役割を実際に果たしてきた。我を滅し、心を無にするという禅の一般的なイメージからも推察されるように、それは盲従を期待された個人が感じる抵抗の気持ちを弱めるようにという役目だった。 (引用終り)
> その理由として2つあるのではないか?
> @まずもう一つのイデオロギー国家ソ連の限界が明らかになったこと。それまで日本国内でも2大政党に代表されるような左右の綱引きがどこにでも存在していた。ソ連が消えたことで、雪崩を打つように自由主義・市場原理イデオロギーに傾斜していった。これは何かを主張し売り物にしなければならないマスコミにとりわけ著しく、たとえば左翼的だったA新聞も自由主義/アメリカ傾斜を強めていった。(この現象は図らずも日本のマスコミの主体性のなさを暴露している。)
> ただ自由主義を全面的に受け入れたとしてそれはそのルールで「フェア」に闘えるはずではないかという疑問がわく。グローバリズムだろうが日本の金融資産があれば十分勝てそうだ。闘わずしてアメリカのいうがままに傾くのは何故か?
イエスマン (yes-man: 何でもはいはいと目上の人の言いなりになる人) には、「NOという答え」はない。132931
日本語には、「あるべき姿」に関する未来構文もないので、日本人はその内容も持っていない。91780
だから、別段個人主張するものもない。118077
相手まかせ。「よきに計らえ」というところか。だが、相手の発言の動機に関しては、あれこれと詮索する。132756
カレル・ヴァン・ウォルフレンは、自著 <日本/権力構造の謎> の中で、日本人の動機の詮索に関して以下の如く述べている。
日本人は自分達が、本当の動機と表面的な動機の間に制度化されたギャップを持つので、外国人や外国の動機も疑いがちである。彼らは、日本の状況や二国間の関係についての外国の分析の背後にある、隠された本音をあくまでさがそうとする。この本音と建て前の二分法を使えば、かつて日本が主張していた言い分を説明できる。日本人は第二次世界大戦前および大戦中に、日本の真意がアジアでまったく理解されず、西洋諸国の本当の動機は見せかけよりはるかに陰険だと言い張ったものである。 (引用終り)
> Aそれは(これは自分の全くの印象だが)アメリカへの恐怖心だとおもう。とくに政界トップに顕著に感じる。中曽根氏の不沈空母発言やなんでもアメリカにお伺いを立てる宮沢喜一氏が代表的で、おそらく田中氏以降アメリカにものを言える政界トップはいない。おそらくロッキード事件に見られるアメリカの恫喝や、軍事的なプレッシャーが暗黙理に働いているのではないかと思う。それは、黒船、原爆と常に脅かされてきた日本の政界の習性かもしれない。
日本人には、理性判断がないので、英米人に議論を仕掛けられたら対処不能である。82615
「真意は何か」と相手の動機の詮索にのみに心が奪われる。99101
伝統の歌詠みでは、英米相手に力の対抗はできない。だから、日本人は英米人を恐れている。103794
> だから、国益に反することも、アメリカさんのためならしょーがないなんでもやりまっせと卑屈な意識になっている。
> 日本のトップの現状は残念ながらそういう状態だ。それは早く正常に直さないととんでもないことになる。
同感です。一族郎党の中の一員としての考え方ですね。99945
日本のトップ達にも英米流の教養が必要でしょう。123837
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やりたいことが見つからないのは、何で?
133657 > 「奉仕活動義務化について」
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/09 AM04 【印刷用へ】
> やりたいことが見つからないのは、何で?
> 4735 「奉仕活動義務化について」
> 小野寺ひろこ ( 21 神奈川 学生 ) 01/05/30 PM01 【印刷用へ】
> 今日、就職や起業の意義を見いだせなくて戸惑う人はまだ多いのではないでしょうか。自分の将来の社会生活が価値のあるものだ、と考えられる機会が与えられないからこそ、刹那の享楽とノリを追求し、社会規範を蔑ろにし、権利だけを主張する人々がいるのだと思います。
同感です。127915
彼等の頭の中には「あるべき姿」の世界がないから、社会規範を蔑ろにし、権利だけを主張するのでしょうね。132622
> <共同体>が、その構成員となるべき人間に、社会生活―働くということ―とは、単に利殖という目的だけでなく、達成感や他人との信頼感を得るという愉しみ、意義があるのだということを感得させるのは必要でしょう。
同感です。95210
> 森元総理の私的諮問機関である教育改革国民審議会が、小、中、高等学校での奉仕活動の義務化を提起し、最近までその是非が問われてきました。その、第一分科会における、<人間の成長過程では、必ず強制や圧迫を必要とする>という認識は正しいと思います。
同感です。107515
言語の未発達な人間は、アニマルに近いですからね。101455
> しかし、子供たちに、社会生活を営めるようにさせる義務教育(学校)の役割が、うまく機能しなくなりつつあることの根本原因である[家庭と地域・社会(家族の職場)と学校の隔絶]の危機認識がありながらも、この、<奉仕活動の義務化>で子どもの社会性を育てようとする事は、短絡的で一方的だと思うのです。
同感です。109237
奉仕活動は、ただ働きの練習ではない。133560
個人の意思 (will) と世界観 (world view) の育成を図るものである。82180
意思は、未来構文の内容である。117657
「あるべき姿」の世界観も、未来構文の内容である。127124
だがしかし、日本語には未来構文がない。82320
待てど暮らせど、英米流のボランティア活動は可能にならない。82281(正誤表:Eさない→殺さない)
だから、政治指導者は、<奉仕活動の義務化>を考える。有無を言わさず、その実行を強制しようとする。127037
以上の理由により、私は<奉仕活動の義務化>を短絡的で一方的だと思うのです。84361
> 現今の私権社会では、<共同体意識>が希薄であることは明らかです。活動を受け入れる側の社会構成員である大人たち全員が、(自分の子どもだけでなく)子どもたちの教育の義務を多かれ少なかれ持たねばならないことを真に認識しているとは思えません。
日本語脳では、無哲学・能天気になるしかないようですね。82476
> これではこの案では、幸運にも意図通りのモノを学び取れる子どもは僅かで、反面、懸念されているリスクばかりが噴出される事態になりかねません。
日本語使用では、リーズナブルな未来予測は立てられないのかもしれない。119576
「来年のことを言えば鬼が笑う」といって、自他ともに未来に関する発言を抑制している。127194
現実構文の中に入れた未来に関する内容は、この世の嘘になる。94775
> 教育の革新より先に、共同体構成員たちによる根本的な社会変革しか、健全な共同体の創造はなしえないのだと思います。
同感です。82285
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既成運動(政党やNPO)が、社会を変えられない理由
133560 > 奉仕活動の義務化?→私権社会の継続?
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/08 AM04 【印刷用へ】
> 既成運動(政党やNPO)が、社会を変えられない理由
> 1920 奉仕活動の義務化?→私権社会の継続?
> 三澤未来 ( 21 兵庫 学生 ) 01/03/22 AM02 【印刷用へ】
> 私は、大学生活をボランティアに費やしてきた。そこにあるのは、果たして奉仕の精神なのか?実際はそんなに甘いものではない。ボランティアをつなぐものは信頼関係のみであり、支えるものは、自己責任である。ボランティアである以上、それは、強制されない。だから一層の意志と責任感が必要である。
同感です。ボランティア活動には自由意思が必要ですね。
> 確かに、子供達が自主的にボランティアをしたなら、彼らには、責任感や強い意志が養われるだろう。でも、義務化してしまったら、それは、奉仕活動ではなくなるだろう。彼らにとって、未知の体験である以上、それは彼らの糧となり、成長剤にはなるだろう。しかし、ボランティアの本来の意義はなくなるのではないか。
意思のあるところに方法がある。82057
意思は、未来構文の内容であり、日本語にはない。82193
だから、日本人には英米流のボランティア活動はなく、奉仕活動 (ただ働き) だけがある。123566
この問題は、ただ働きであるか、ないかの問題ではない。93930
個人意思によるか、よらないかの問題である。127239
意思のない日本人には、個人意思であるかどうかの見極めがつかない。107515
根本的な問題は、未来構文の有無にある。82180
無為無策では、個人の意思は得られない。82285
それで、奉仕活動の外見だけでも求めて義務化することになる。84743
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事実って、何?
133475 > コンテクストという状況共認が一体感を生む3
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/07 PM05 【印刷用へ】
> 事実って、何?
> 16232 コンテクストという状況共認が一体感を生む3
> 本田真吾 ( 44 香川 建築家 ) 01/11/15 AM01 【印刷用へ】
> それに対して日本人は、観念ではなく実態の人とのつながりの中で共認充足をえることができるので、他者との関係や状況の共認が発達してます。
日本人は、現実直視ができるということですか。90895
それを補う観念として敬語なども発達したのではないかと思います。
英米人の観念 (idea) は、「あるべき姿」であり、未来構文の内容です。83281(正誤表:Eさない→殺さない)
序列の観念は、現在構文の内容に挿入された日本人の観念で時制に関係がない。82023
> これにより、少ない言葉で、相手との一体感が図れ、以心伝心などの日本文化の特徴が形成されたのではないかと考えています。
潜在思念のようなものですね。鳴き声のようなもので相手との一体感が図れるのは人畜共通です。107515
> ただし、この機能により充足度が高かった分、観念上の論理整合性の発達が遅れたのではないかと考えています。
印欧語に基づく観念のように時制に基づく観念は、日本語では翻訳できません。133317
対処不能なので、人心を惑わす危険思想となります。100065
> これが、西洋人は日本人にくらべ論理的である、と言われる理由ではないかと考えています。
「あるべき姿」と「今ある姿」を比較して判断を下せば、理性判断が可能になります。84116
しかし、ここで言われる西洋人の論理性については懐疑的です。その論理性が高かく、真っ当に世界を捉えていたとすれば、現在の西洋中心の文明がこのような行き詰まりを見ることはなかったでしょう。
「あるべき姿」の探求があまり進んでいないのですね。83415
限りなき前進が期待されますが、我々の満足するところまで進みそうにもないですね。95791
何しろ、人間は欲が深いですからね。83749
> なぜかというと、西洋人の論理能力という場合はテキスト(観念)を統合する能力をさしていると思います。これは人類にとってかけがえのない能力で、経験したことのない問題を解決するときなどの、確度の高い予測には不可欠でが、この能力が真っ当に機能するかどうかは、前提となる事象が正確に捉えられているかどうかにかかっています。
観察と実験が必要ですね。108430
> しかし、正確な対象把握はまず共認回路によって行なわれ、その観念上で対象化されるので、観念(テクスト)に極度に依存していると現実を捉えられません。
現実直視は、日本人の方が難しいのではないでしょうか。94286
> たとえると、思い込みによる対象把握(倒錯観念)に陥りやすいということです。つまり、言葉以前のものを含む状況認識力が本来の論理性を規定すると考えています。
英語の観念は、日本語の倒錯観念になります。93128
日本語の序列観念は、英語の非理性 (unreason) になります。93383
> 日本人はコンテクスト(状況共認)の依存度が高いので、あとはそれに続く観念上の論理性を高めることで、正確で現実を突破できる能力を身につける可能性が高いと考えています。
日本語の観念は、期待できませんね。132142
観念には実体がない。それで、言葉が現実構文の中の空体語になる。131761
> しかし、論理性を求める前提として、状況共認といわれる潜在思念の共認が必要になることは、言うまでもありません。
潜在思念は人畜共通ですが、文章化しないと論理性は出てきませんね。94962
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現代意識潮流を探る、その深層には?
133361 > 「ウチ」という言葉
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/06 PM10 【印刷用へ】
> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 60353 「ウチ」という言葉
> 三木宏彦 ( 36 大阪 現場監理 ) 03/08/19 PM08 【印刷用へ】
> 1,2年前からか?自分のことを「ウチ」という若い女の子が増えていてると気付いたのは。> そんな「大阪のオバハン」くさい言場に当初、違和感を感じた。> なぜ「私」ではなく「ウチ」なのか?> 週刊誌の中でシンクタンクの研究員曰く> 今の若者について> 「個性という言葉を嫌い、変に目立つよりも無難に生きることを好む」
横並びの社会においては、個性、個人、個人主義は、他人のやっかみによる災難を招く。だから、日本人は個人関連の事柄を警戒しなければならない。安心できない。83909
> 「『私はこう思う』とかはっきり自己主張するのはいやだけど『ウチは・・』だと主体がぼやけて何となく安心できるのでは・・」
日本語脳は、実況放送・現状報告の内容で一杯である。だから、『私はこう思う』の内容がない。82057
> 「一番嫌うのは場の雰囲気を壊す人。社会人並みに人間関係に気を使い、大して仲良しでもない友達とも、表面上はうまく付き合って和を保とうと努力をする」ということらしい。
良い気分・雰囲気を大切にします。絶えず追い求めています。105213
> イマの若者の心理状況から、そして人間関係を保つためにも、自分を言い表す一人称は「ウチ」が最も適しているということだろう。> 関西人でなくても。
英語には、語形変化 (declensions) と活用 (conjugations) があるから、人称 (person) を意識しないでは話ができない。133213
日本語には、人称がないから、人称を強く意識することなく話ができる。102033
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日本人と縄文体質
133332 > 潜在思念の共感に適する日本語と、日本人ならではの自然観・環境問題
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/06 PM05 【印刷用へ】
> 日本人と縄文体質
> 107849 潜在思念の共感に適する日本語と、日本人ならではの自然観・環境問題
> 小圷敏文 ( 壮年 大阪市 建築士 ) 06/03/23 AM10 【印刷用へ】
> 「日本的な精神世界の可能性――この国は沈んだままでは終わらない!」呉善花著(PHP文庫)において、「日本語の最大の特徴・・・述語の世界に重点をおく発想」の段で、下記のような展開をしている。
>>日本語的な思考パターンは、述語的な場の確立が第一義となっていて、主語・主体の立つ場はあまり重視されずに極めてあいまいになっている・・・【中略】・・・
日本語において、述語的な場の確立が第一義となっているのは、膠着言語の特徴を示しているのでしょうか。133213
>>西欧人は現実世界を見つめる個人的な主体の位置を重視し、日本人は主客の分離できない現実世界そのものを重視しているのだ。
印欧語などでは、語形変化 (declensions) があるので、個人的な主体の位置を重視せざるをえませんね。
>>前者は観念のなかでしか成立しない抽象的な場の世界だが、後者は現実の具体的な場としての世界、つまり人間やほかの生命が生々しく生きている実際的・生命的な場所としての世界なのである。
英米人の観念は「あるべき姿」であり頭の中にある内容であるが、日本人の語る実況放送・現状報告の内容は「今ある姿」の現実そのものと考えられますね。82251
>>これを自然環境の問題で言えば、西欧近代のとらえ方では、人間の側から自然環境を考えることになるが、日本的なとらえ方では、自然のあり方の側から自然環境を考える、ということになってくる。
西欧のとらえ方では、人間は神に作られたものになるが82180、日本的なとらえ方では、神は人間が作るものということになってくる。130965
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科学って、本当に信用できるの?
133327 > 算数でも数学でも>村田さん
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/06 PM04 【印刷用へ】
> 科学って、本当に信用できるの?
> 4788 算数でも数学でも>村田さん
> 吉国幹雄 HP ( 48 鹿児島 講師 ) 01/05/31 PM01 【印刷用へ】
> ・・・・・・しかし、論証を伴った幾何学という観念世界で、ある意味では神々の世界(非現実の世界)を脱却できずに、絶対的な真理を前提におき、むしろその非現実性を結果的に強めていったということでしょうか。その結果として、算数と数学がものすごく距離が遠いように実感するのでしょう。つまり、算数(本能・共認回路)を飛び越えた数学、非現実の世界ということでしょう。
私の経験からすれば、現実と真理は別ですね。同じにならない。だから、真理の探求が必要になる。83415
私は、高校一年のとき幾何学を学んだ。
点とは、位置があって大きさがないものだと言うことである。
大きさのないものは、目には見えない。
大きさのないものは、どんなに数を増しても面積にはならない。
その大きさを持たない点の集まりにより、この世界は成り立っているという。
総ての点に位置がある。
このような世界を感覚により示すことはできない。
だが、こうした非現実 (真理) の世界の内容は、その後の私の人生において、現実を解釈する上で役立つことが多くあった。
だから、私は老人になった今でも、真理の世界を非現実的なものとして捨て去ることができない。82354
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プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
133317 > 評論家やテレビを見限った人々の声
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/06 PM01 【印刷用へ】
> プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
> 47705 評論家やテレビを見限った人々の声
> 高橋克己 ( 47 島根 建築士 ) 03/01/14 AM00 【印刷用へ】
> ・・・・・・「最近、経済問題などに関し学者・評論家などが、意味・内容が特定しにくい外来語を多用する風潮が気になる。」・・・・・・「何を論じるにしても、意味のあいまいな言葉を用いることが許されると、論旨もあいまいなままにしておけるから楽だろう。だから、論理をごまかし、論争に明確な勝負がつくことを避けるため、意図的に意味を暗号化・抽象化するカタカナ語を使用しているのではと勘ぐりたくなる。カタカナ語を多用して聞くものをけむに巻く学者・評論家のことを‘ペテン師,のように感じるのは私だけだろうか。」・・・・・・
日本語は、明快で論理的な、子供にでも分かる言語とされている。133213
子供用の言語では、大人用の高等教育が成り立たない。83415
日本語は、印欧語と重要な点での対応が付かない。それで、翻訳は破綻する。128738
時制のない日本語は、時制のある英語に対応できない。127915
それで、新造日本語=翻訳語が作られる。カタカナ語を借用語として使用する。117648
外来思想の翻訳をそのまま鵜呑みにしたら、とたんに日本人の生活の調子が狂う。132142
勢力ある外来思想を吹聴する学者・評論家たちは、この国の人心を惑わす不届き者かもしれない。132214
このことは、歴史的に見れば分かる。
インド人の考えである仏教も、時制のない中国語を介してでなければ我が国への受け入れは不可能であったであろう。129406
キリスト教と、これに対抗するマルクス主義は、どちらも我が国民にとっては危険思想であった。100065
時制ある内容を日本語で語ることはできない。そのことを知ってか知らずか、カタカナ語を多用して聴衆をけむりに巻く学者・評論家たちは‘ペテン師,なのであろう。88345
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閉塞の元凶は、個人主義
133213 > 日本語の特徴
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/10/05 PM08
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 16269 日本語の特徴
> 吉国幹雄 HP ( 48 鹿児島 講師 ) 01/11/15 PM01 【印刷用へ】
> ・・・・・・日本と西欧という観点で言語から共認構造や認識の仕方を明らかにすることは重要な視点だと思います。
>>まず日本人の会話では、相手もこのことは解っているだろうと言う範囲がかなり広く、それに当てはまる部分はたとえ主語であろうととことん省略します。<<(16230、本田さん)
同感です。現実構文 (現在構文) は、実況放送・現状報告の内容を表しますから、相手もこの内容なら解っているだろうと言う範囲がかなり広くなります。逆に、現実構文は相手個人の固有の観念 (idea) を表現する形式にはなっていませんので、現実構文の内容として表された観念は、現実離れをした空理空論に見えます。83249
>>もう一つは、相対的状況を表す言葉が多いことです。たとえば、日本語に特徴的な、人間関係の相対的状況をあらわす敬語は西欧社会では使われません。<<(16230、本田さん)
同感です。日本語には、現実構文しかないので、「今ある姿」と「今ある姿」の内容の比較 (横並びの比較) が多くなりますね。82023
> 日本語に関して(あるいは言語の捉え方として)の特徴として、二つほど(少し重なると思いますが)追加します。
> 一つは、西欧の言語学が「言語」を物としてみる傾向が強いのに対して、日本人は言(こと)と事(こと)を同一視する考えが強い。
日本人は言(こと)と事(こと)を同一視する考えが強い。82057
英米人は言(こと)と論理(わけ)を同一視する考えが強い。132931
> (実際に、「こと」の共通性になっている)。「言う事」の根本に「心」があって、心が発動されて言語になるという傾向が強いからと思われます。心が発動される場(本田さんの言われる状況でもよいですが)があって、そこで初めて言語になるということでしょう。> 還元すれば、心(共認回路)が動かされる場があって初めて言う事がおこるというわけです。(なければ、極端には無口) その意味では、日本人の言語(本来は観念回路)の発現は、西欧よりも強く共認回路と結びついていると言えると思います。
歌詠みのようなものですね。103794
真心や、まことのことを表現したくなるのでしょうね。102229
> もう一つは、主語の省略とそれの持つ意味は共認社会では個人よりも集団・まわりが重要であるということだと思います。
省略された主語が実は第三人称の意味を持っている。92993
我々は、このようにして傍観者的世界に住んでいる。84687
> ただ、見方を変えれば日本語は述語中心ということになります。
> この点に着目したのが、過去でも触れた西田幾多郎です。
> 西欧は主語中心であり、この主語に、「自分(あまり使いたくないのですが適当な言葉がないので)」の中心を置いたのがいわゆる「自我(エゴ)」。
英語を含む印欧語などは、屈折言語 (inflexional languages)ですから、語形変化(declensions:名詞・代名詞・形容詞の性・数・格による屈折変化)を考えるときには、主語中心の考え方は避けられませんね。通常、不規則変化を多く含んでいるので、学ぶのが難しいそうです。
> ところが、西田は自分を述語に置くわけです。
> 「普通には我といふ如きものも物と同じく、種々なる性質を持つ主語的統一と考へるが、我とは主語的統一ではなくして、述語的統一でなければならぬ、一つの点ではなく、一つの円でなければならぬ、物ではなく場所でなければならぬ。我が我を知ることができないのは述語が主語となることができないのである。」
日本語を含む、フィンランド語、トルコ語、タミール語などの膠着言語 (agglutinating languages) の特徴は、ニュアンスを表現するために主要な単語に非常に規則的な接頭辞 (prefixes) と接尾辞 (suffixes) をつける。これらの言語は明瞭で論理的であり、子供が学ぶのにも容易だそうです。
> 後半はいわゆる哲学的な観念の世界ではありますが、(西田の展開はおいといたとしても)述語性を重視する日本人…行動重視する(現実性を重視する)特徴がよく現れているように思います。ただその事が直ちに日本人の観念捨象なのではなく、それは、観念は現実の行動とともにあるということを維持しているからだと思います。
日本人が行動重視・現実重視をするのは、その内容が実況放送・現状報告の類となるからでしょうね。82057
英語と日本語の考え方の違いの主な原因は、時制の有無から出ていると考えられます。82320
すなわち、未来構文があれば観念 (idea) がある。82123
未来構文がなければ、観念がない。日本人の観念捨象となるか。118679
時制がなければ、述語の内容に関する次元に違いのあることを理解することが難しい。90820
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