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現代意識潮流を探る、その深層には?
138310 > 規範の衰弱
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/23 PM10 【印刷用へ】

> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 3768 規範の衰弱
> 北村浩司  ( 壮年 滋賀 広報 ) 01/04/30 AM00 【印刷用へ】
> 現在までに現れている諸現象「身勝手」「わがまま」「ルール無視」に始まり学級崩壊に至るまで、大きくは旧規範の解体と捉えることが出来るのではないかと思う。

同感です。人間教育(序列修行・滅私奉公)が廃されて、恣意的な人間の出現に及んだのでしょう。82735

> 旧規範を大きく大別すると、一つは「立身出世」あるいは「勤勉」等の目標規範に当るもの。

同感です。向上心を起こさせて序列修行に励ませることですね。104420

> もう一つは家父長制(大家族制)や教師の権威に代表される、年長者を敬う規範(序列規範)。この規範の衰弱は角度を変えれば、あらゆる権威の衰退と捉えることも出来る。

同感です。世俗の上下関係に基づく権威主義ですね。92478(正誤表:定時→呈示)

> 3番目「夫婦円満、家族円満」あるいは世間への義理、礼をつくすなどの対人規範の衰弱。

同感です。礼儀(序列作法)を守る習慣が廃れた。93729

> 4番目はいわゆる世間の目にたいする無視。(但しこれは若者だけで旧世代にとっては1番目と2番目が衰弱した分だけ、3番目と4番目は表層だけでも取り繕ろうと言うように強迫観念的に過剰に強まっている側面もある)

同感です。見栄と外聞による判断の衰弱ですね。84743

> さて、このように言葉にはしてみたものの、本来規範とは不文律であり、暗黙知の領域である。それは言葉に出来ない無数の内容を持っている。 > かつ便宜的に4分類してはいるが、これらの4項目は互いに連関しあっている。

同感です。全ては日本語による思考の結果ですね。128355

> ともあれ規範とは自分と相手、個人と集団、個人と社会を結びつける暗黙のルールであり、個人がそれらを対象化する上での媒介項でもあった。つまり現在、規範が衰弱したと言うことは、ルールあるいは基準あるいは対象化の手法を失ったということを意味する。

そうですね。「話が合わない」ことになります。86547

> 実際、現在起きている社会混乱の現象の大半は、この規範や規範に伴う目標意識の解体によってその殆どが説明できる様に思う。

同感です。社会の混乱は、脳内の混乱と考えられますね。98752

> もしその点に異論が無いとすれば、では「それらの規範を衰弱させた原因は何なのか?」と言う問題になる。

そうですね。それは、我が国と外国との接触によるものでしょう。97858(正誤表:細にいる→細に入る)

> いうまでも無いことだが、単にこれらの規範が衰弱したからといって、これらの規範を再生しよう、という復古主義的な主張は成立しない。もちろんこれらの規範が旧いからと言って、その全てを単に否定していればすむと言う問題でもない。

同感です。日本の再鎖国は無理ですね。日本人が日本語脳を捨て去ることにも意味がありません。85038

> あくまでもそれらが果していた役割やそれを有効たらしめていた社会の構造、及びそれらを瓦解せしめた原因、それぞれを客観的にまず押さえて見ることが必要だと考える。

それらが果していた役割は、日本人専用の社会での規範です。127915
それを有効たらしめていた社会の構造は、外国人の考え方を受け付けない社会であること。100065
それらを瓦解せしめた原因は、我が国の開国、敗戦などです。108777
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ガタガタの原因は、私権の衰弱と序列原理の崩壊
138269 > 解答より問題を
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/23 PM04 【印刷用へ】

> ガタガタの原因は、私権の衰弱と序列原理の崩壊
> 6293 解答より問題を
> 今井靖明  ( 29 長野 営業 ) 01/07/18 PM11 【印刷用へ】  
>> ・彼らの犯行の動機で、学校や社会全般に対する恨みが語られることが多い。犯行の声明が出されるケースも多く、「何か大きいことをして、自分を馬鹿にした奴らを見返してやりたかった。ヒーローになりたかった。」というようなコメントが多い。<<

彼らの犯行の動機は恣意的ですね。81994

> 雪竹恭一さんの6118、『少年犯罪の社会的背景に関する考察』から引用させて戴きました。少年にとって、反社会的であることが「何か大きいこと」、「ヒーロー」の条件であり、常軌を逸した動機にこそ意味がある、ということでしょうか。

彼等の常軌を逸した行動は目的なのですか、それとも何かの手段ですか。83769

> 今の少年達には従来の「不良」「非行」など、社会に埋もれる日常の一部に過ぎないのでしょう。「この」社会に生きること自体への彼らの違和感からすれば、日常の流れを乱すことでは全くつりあいが取れない。日常が違和感に満ち満ちていて、所在など特定できない。(勢い、)対象は「全」社会(観念世界)へと向かい、乱や反抗を超えた「破壊」にしか意味(一縷の望み)が見出せなくなる。

気分・雰囲気に基づく「破壊」ですね。82144
「不自由を常と思えば不足なし」の体験が必要なのでしょう。92540

> ここで、規範の崩壊などを唱えることがどれだけ虚しいでしょう。規範は秩序を導くものですが逆に、秩序(共認)を前提としてはじめて成立するものでもあります。

無為無策により規範 (standard) が現実に対応しなくなっているかもしれませんね。82242

> 少年達は、この秩序自体が根本的に狂っているのではないか、と直感するも言葉にならない(観念化できない)からこそ破壊なる直截行為に訴え、それをヒーローとすら認める共認域を水面下に張り巡らしつつあるのです。

直感は人畜共通であり、人間固有の熟慮ではない。107515
全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。90820
潜在思念は、自分自らの頭を使って文章化 (顕在化) しなくてはならない。128685
理不尽の行動に出る個人には、「力は正義」であることを社会が示す必要がある。→83579(正誤表:ことニ思う→ことと思う)

> 「なぜ、人を殺してはいけないか」への模範解答(規範)を求める前にするべきことがあるのではないでしょうか。

「なぜ、人を殺してはいけないか」への模範解答(規範)は、個人の価値観・世界観により決まります。83201(正誤表:「あるべき姿」ない→「あるべき姿」のない;国民フ言語→国民の言語)
人殺しを容認する世界に住むことを望む人たちは、その人たちだけの世界を作らなくてはなりません。
自由に人殺しをしていれば、彼等の国はすぐに消滅するでしょうね。125710

> 「そもそも子供達は何を問題に(しようと)しているのか」の問いに、いったいどれだけの大人が応えられるでしょう。

潜在思念により、子供達は行動に出ているのでしょう。人畜共通の次元による行動でしょう。123139

> 秩序崩壊の危機を恐れるあまり、問題を隠蔽し「なかったこと」にしようとする(無)意識が、我々(大人社会)に覆い被さっています。

隠蔽工作によって、現実直視が妨げられていますね。84687

> 子供達の一番の違和感とは、この(全社会共犯的)ゴマカシなのではないかとの思いを禁じ得ません。

勝手な解釈ということにはなりませんか。85449

>  そしてそのことは何も子供に限ってのことでもなく、「情報公開」「構造改革」「不良債権処理」「(判りやすい)指導者期待」等々、大人社会でも枚挙に暇なく、「いい加減、白黒はっきりさせようや!」の声として噴射しはじめてているのではないでしょうか。

とにかく、本音と建て前の二本立ての生活では、白黒をはっきりさせることも難しいですね。83850

> 問題は全的で途方に暮れるばかりですが、明らかにしないことには一歩も前に進めないことは、もはや誰もが実感、共感しうるところまで来ています。

日本社会の構造を明らかにしてみる必要がありますね。82879
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私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
138249 > 創造性を疎外するもの
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/23 AM11 【印刷用へ】

> 私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
> 5818 創造性を疎外するもの
> 今井靖明  ( 29 長野 営業 ) 01/07/05 AM01 【印刷用へ】  
> 現代人は「自立」≒「身分」を目指します。あらゆる思考、創意、実践は、身分(選択の自由度)を可能な限り高めるべく営まれ(るとされ)ます。シビル・ミニマム、社会保障がここまで偏在するに至ってなお、人々は身分をめぐる競争を現実には続けています。根拠は恐らく、それが社会規範(常識)として広く認められ個々人の思考を意識下で条件付けているから、この一点ではないでしょうか。

日本語を話す個々人の思考の意識下には、「上と見るか、下と見るか」の判断が条件付けられています。82123
個々人の間の格差の検出により序列観念が育成され、身分制度を支えています。82942


> 現代的集団は――本来的な集団の在り様とは異なり――身分の根拠として存在しているに過ぎない代物となってしまったかのようです。「日本人的集団」「もたれあい」への批判は、その意味では妥当といえるかもしれません。身分のための思考、身分のための生産は全て、既に在るものを「護る」ためのものであり、本質的に何かを「創造」するものではないからです。

同感です。格差の維持が大切であり、創造力は二の次ですね。94438

> 「問題解決能力」「企画型営業」「戦略的思考」などの謳い文句が少し前に流行りましたが、これは身分防衛競争の「場」自体をシフト(断続的な破壊・創出)していくことが、「創造性」なるものの具体的な姿だと――我々は適応存在なのだと――人々に直観され始めたこと示しているとの観方もできそうです。

身分防衛競争が何処までも続くのは、それに代わる競争が受け入れられないからでしょう。オリンピック競技のようなものか。82596
理性判断に基づくリーズナブルな回答を人びとが求めるようになれば、身分制度に頼ることもなくなるでしょうね。93729
今のところは、我が国は権威主義 (authoritarianism) ですね。101884

> 今、人々に展望、期待、可能性を予感させ、従って誰しもを惹きつけ得る「論」(パノラマ)の提示こそが究極的な「応望」であるといえるでしょう。それは身分の獲得や防衛とは異なる地平(人々の意識)への語りかけ(創造)だからです。

あなたの理想論の内容を拝聴したいですね。130815

> 現代的集団は早晩、組み替えるしかなくなることでしょう。「破壊」でなく「組み替え」としたのは、闘争の場が身分競争と異なる地平にあること、人を個的主体に返すのではなく新たな原理の下に再組織することになるだろうからです。

我が国においては、個人主義を普及させないのですか。94200
もしそうであれば、日本は世界にあって世界に属さずの状態を続けることになりますね。98123
今の地球は、英米の世の中です。82373
英米の世の中は、個人主義で成り立っています。105009
英米人の世界観と対立することは、極めて危険なことですね。138065
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素人に、何が、どこまで創造できるか?
138214 > あきらめない。
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/22 PM11 【印刷用へ】

> 素人に、何が、どこまで創造できるか?
> 17385 あきらめない。
> 藤岡聖子  ( 29 大阪 教育 ) 01/11/29 PM00 【印刷用へ】
>>古い観念からの脱却をもとめる人達なら、「問題に正面から取り組む(誤魔化さない)(お茶を濁さない)(諦めない)場」には大いに可能性を感じるのではないでしょうか? <<17341

観念からの脱却は、難しいでしょうね。136505

> あきらめる、見なかったことにする、棚上げする。
> 自分ひとりじゃ解決できそうもない問題に立ち至ったときに、私たちがとる方法。

同感です。残念ではあるが、問題の積み残し・先送りと無為無策でいることが我々の現実対応となっている。82504

> 何かおかしい、と思い、何が原因なのか、どこがおかしいのか考える。そうしてずうっとたどっていくと、たいていは自分だけでは解決できない、社会的な、構造的な問題事象へとたどり着く。

同感です。構造改革が必要ですね。83747

> そこまで考えて、あ〜、考えるだけソンしたなぁ、などと思う。だって、そんなの、自分とか周りの人とかだけが変わればいい話じゃないもの。で、見なかったことにする。

「あるべき姿」の内容は、英米人の教養ですね。83415
我々も、無哲学・能天気ではいられない。82144

> そんなとき、あきらめない人たちに出会うと、びっくりする。> どうしてあきらめないんだろう?そんなこと、なかなか答えなんて出るものじゃないし、たとえ答えを見つけたとしても、自分だけわかってても意味ないじゃん。

全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。90820
潜在思念から自分自身の文章を作り出すことが、考える人の働きです。136260

> でも、そう思いつつも、あきらめない人たちに可能性を感じる。こんなひとたちの存在が、すぐあきらめる自分や、閉塞感で重苦しい世の中を、ひょっとしたら、変えてくれるかもしれないから。

期待・願い・祈りが大きいですね。106379

> その流れに身を任せてみれば、何かが開けていくような気がするから。

「そのうち何とかなるだろう」ですね。103932

> どんな専門家でも、あきらめてる人は、ただの人だが、> ずぶの素人でも、あきらめない人は、ただの人ではない。

同感です。意思のあるところには、方法がある。82057

> これは「ただもの」じゃないな〜、と思えば、注目せざるを得ない。> 私も、「ただもの」じゃなくなりたい。みんなであきらめない人に、なろう。(またひとつ、声かけのネタ、見つけたかも?)

同感です。自分自身の意思を示すことが全ての鍵になるでしょう。82285
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閉塞の元凶は、個人主義
138196 > 旧概念の塗り替え
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/22 PM09 【印刷用へ】

> 閉塞の元凶は、個人主義
> 138074 旧概念の塗り替え
> 匿名希望  ( 20代 ) 06/11/21 PM05
> 、、、、、、学生の頃、よく男性の先生に「女子は女子らしく」しなさい。と言われたことを思い出しました。「女子らしいって何??」とずっと考えてきました。制服はスカートだから、もっとお上品にしなさい。髪の毛が長いからゴムで結びなさい。このようなことを注意されるたび、うんざりしていました。

「、、、らしく」の内容は、気分・雰囲気に基づく事柄ですね。93729
「女子らしいって何??」は、個人的趣味に関する質問であるから、議論にはなりませんね。人それぞれです。128854
「あるべき姿」にもならないことを一方的に他人に要求するのは身勝手でしょうね。81994
身勝手な人間には、うんざりしますね。82735

> 女性=おしとやかという旧パラダイムが先生の中にあったのだと思います。こんな考えははっきり言って時代遅れです。女子だからって控えめにする必要もないし、ズボンだってはきます。日本の企業にはまだまだこのような考えを持っている年配の方がいます。本当の自由・平等って何?

本当の自由・平等は、ご自分で答えられるのが宜しかろうと考えます。92540
年配の方にもいろいろいるでしょうしね。104107

> 考えるとなんでと思うことが多々ありました。上部意識と下部意識のギャップはまだまだあります。日頃から、この観念に目を向け常に意識していく必要があると思いました。

上部意識 (頭) と下部意識 (心) は、常にずれています。82285
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現代意識潮流を探る、その深層には?
138065 > 進化論から考える豊かさ−@
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/21 PM02 【印刷用へ】

> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 3384 進化論から考える豊かさ−@
> 江岸元  ( 21 神奈川 学生 ) 01/04/19 AM03 【印刷用へ】
> 日本には、一種の唯心論的イデオロギーが根強く残っていて、様々な問題も心の持ち方で解決できるという思想があるのではないかと思われる。

「不自由を常と思えば不足なし」のようなものですか。92540

> 例えばそれは、「精神力」とか「根性」とかいう言葉で表現される。もちろん、人間の行動がその時の精神状態によって左右されるのは事実であろうが、それが全ての解決にはならない。まして、物質的問題が心の持ち方で解決できるほど単純ではないことは、少し考えれば理解できよう。

同感です。ルース・ベネディクトは、<菊と刀>の中で、日本精神について以下のように述べています。
まだ日本が勝っていた時でさえ、日本の政治家も、大本営も、軍人たちも、くり返しくり返し、この戦争は軍備と軍備との間の戦いではない、アメリカ人の物に対する信仰と、日本人の精神に対する信仰との戦いだ、と言っていた。われわれの方が勝っていた時にも、彼らは幾度も幾度も、このような戦いにおいては、必ず物質が負けるにきまっている、と言っていた。この信条はサイパンや硫黄島の敗北のころには、たしかに都合のよい言逃れになっていた。しかしそれは敗北の言逃れとして捏造されたものではない。(続く)

> 従って「心の豊かさ」論も、心の豊かさを取り戻すためと称して心の持ち方だけを説く空論になり得るのである。「根性」だけで今の物質的豊かさから「心の豊かさ」を取り戻すことは出来ない。

(続き)それは日本軍が連戦連勝を誇っていた何ヶ月間かを通じて進軍ラッパの役割を演じたものであるし、真珠湾奇襲のずっと以前から公認されていたスローガンであった。1930年代に、狂信的軍国者であり、かつて陸軍大臣であった荒木大将は、『全日本民族に訴う』というパンフレットの中で、「真の使命は皇道を四海に遍く弘布し宣揚することである。力の不足はわれわれの意に介するところではない。何故に物質的な事柄に気を使う必要があろうか」と書いている。(引用終り)

> 新聞やメディアでは、「心の豊かさを取り戻すには個人の多様な価値観が尊重」され、「多様な生き方が許容される社会」が必要だと説く。> 確かにその通りである。

同感です。94200
だが、それにはわれわれ日本人にも個人の多様な価値観を表現可能にする構文が必要ですね。83459

> しかしこの切って貼ったような美しい表現は、いかなる具体性も示唆せず、だから「我々はどうしたらいいか」という回答を与えてはくれない。

「あるべき姿」の内容も呈示できないのでは、「我々はどうしたらいいか」という具体的な改革の行動を示唆することもできないでしょうね。81994

> 私はここで、そうした「豊かさ」というキーワードを生物学的に検証してみたい。

検証ができると良いですね。 
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現代意識潮流を探る、その深層には?
138065 > 進化論から考える豊かさ−@
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/21 PM02 【印刷用へ】

> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 3384 進化論から考える豊かさ−@
> 江岸元  ( 21 神奈川 学生 ) 01/04/19 AM03 【印刷用へ】
> 日本には、一種の唯心論的イデオロギーが根強く残っていて、様々な問題も心の持ち方で解決できるという思想があるのではないかと思われる。

「不自由を常と思えば不足なし」のようなものですか。92540

> 例えばそれは、「精神力」とか「根性」とかいう言葉で表現される。もちろん、人間の行動がその時の精神状態によって左右されるのは事実であろうが、それが全ての解決にはならない。まして、物質的問題が心の持ち方で解決できるほど単純ではないことは、少し考えれば理解できよう。

同感です。ルース・ベネディクトは、<菊と刀>の中で、日本精神について以下のように述べています。
まだ日本が勝っていた時でさえ、日本の政治家も、大本営も、軍人たちも、くり返しくり返し、この戦争は軍備と軍備との間の戦いではない、アメリカ人の物に対する信仰と、日本人の精神に対する信仰との戦いだ、と言っていた。われわれの方が勝っていた時にも、彼らは幾度も幾度も、このような戦いにおいては、必ず物質が負けるにきまっている、と言っていた。この信条はサイパンや硫黄島の敗北のころには、たしかに都合のよい言逃れになっていた。しかしそれは敗北の言逃れとして捏造されたものではない。(続く)

> 従って「心の豊かさ」論も、心の豊かさを取り戻すためと称して心の持ち方だけを説く空論になり得るのである。「根性」だけで今の物質的豊かさから「心の豊かさ」を取り戻すことは出来ない。

(続き)それは日本軍が連戦連勝を誇っていた何ヶ月間かを通じて進軍ラッパの役割を演じたものであるし、真珠湾奇襲のずっと以前から公認されていたスローガンであった。1930年代に、狂信的軍国者であり、かつて陸軍大臣であった荒木大将は、『全日本民族に訴う』というパンフレットの中で、「真の使命は皇道を四海に遍く弘布し宣揚することである。力の不足はわれわれの意に介するところではない。何故に物質的な事柄に気を使う必要があろうか」と書いている。(引用終り)

> 新聞やメディアでは、「心の豊かさを取り戻すには個人の多様な価値観が尊重」され、「多様な生き方が許容される社会」が必要だと説く。> 確かにその通りである。

同感です。94200
だが、それにはわれわれ日本人にも個人の多様な価値観を表現可能にする構文が必要ですね。83459

> しかしこの切って貼ったような美しい表現は、いかなる具体性も示唆せず、だから「我々はどうしたらいいか」という回答を与えてはくれない。

「あるべき姿」の内容も呈示できないのでは、「我々はどうしたらいいか」という具体的な改革の行動を示唆することもできないでしょうね。81994

> 私はここで、そうした「豊かさ」というキーワードを生物学的に検証してみたい。

検証ができると良いですね。 
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その他
137231 > モノタリナイ
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/12 AM02 【印刷用へ】

> その他(社会統合)
> 50894 モノタリナイ
> 上野有理  ( 21  学生 ) 03/03/03 AM10 【印刷用へ】
> 思い返すとテレビに向かって投げかけているときがあります。> 「だから何?」> 「それだけ?」> 「その先は?」> 物足りないのです。> 単に受信するだけでなく参加したいのです。> もっと、現実に近い具体的な道しるべが欲しいのです。
> 特にワイドショーなどでの解説・討論には呆れてしまいます。解説と批判の繰り返しばかりで前に進まない。討論をしているようで、実はそれぞれの発信者階級が言いたいことを言い捨てているだけ。結局、事実を伝えることだけで終わってしまう。そう、テレビの中から現在進行形で何かが生み出されることがないのです。(私の知っている限りですが。)

同感です。
解説は、実況放送の内容と現状報告の内容のようなものですね。
「それで、どうした」と問われれば、更に事の次第を付け加えて行くだけです。
自己の「あるべき姿」の表明にはつながらない。別次元の回答内容は、日本人には無理なようです。82476

> こちら側としても、テレビを見ていて疑問や反論があったとしても、そこに入りこみ意見を交わすことができません。それなら、討論をする意味もないでしょう。私たちが求めているのは現実を傍観している人たちの意見ではなく、現実の真っ只中で生きている人たちとの意見交流です。そして、その中から生まれてくる新しい認識・解決策を求めているのです。

討論するのには、討論者としてテレビに参加する必要がありますね。
聴衆の一員とてできることは、簡単な質問にかぎります。
討論者それぞれが自分の世界観を選択肢として呈示できる人である必要がありますね。

> また、今や、私たちはインターネットという道具を手にしています。インターネットは知りたい情報の収集に便利で効果的です。さらにインターネットには現在進行形で見知らぬ人との交流も可能にしてくれます。そうした時代背景にも後押しをされて、テレビの魅力というのは薄れてきているのではないでしょうか。

実況放送や現状報告の内容だけを知らせていたのでは、テレビもインターネットも議論の価値を高めることはできないでしょう。

> (余談ではありますが…)> 私達が求めた誰かとの認識交流の場がそこにあるのなら、それを活用し新しい活動(るいネットのような)を始めなければ、テレビの二の舞になる可能性があるでしょう。(私はネットよりも直接会って話し合う方が望ましいと思いますが、忙しい現代にはもってこいの道具であると思います。)

討論そのものができなくては、テレビもネットの同じようなものになるでしょうね。

> 結局は、この発信しっぱなしのテレビに飽きた受信者(発信欠乏)が動き出さねば、この役に立たない旧観念を撒き散らす傍観者たちと同じになってしまい、私たち自身が自分に飽きてしまう恐れがあるのではないでしょうか。

自己の意思を示すことがなければ、傍観者になるでしょう。

> そして、社会不全の充満・悪循環をもたらすことにもなりかねません。自らの当事者意識に気付き、お互いの認識を交わしだした人々がこの社会の活力となっていくのだと思います。

自己の意思を示すことができれば、当事者意識を持つことになるでしょう。
意思のあるところに方法がある。(Where there’s a will, there’s a way.)
意思は、未来構文の内容である。だがしかし、日本語には未来構文がない。
意思のないところに方法はない。それで、日本人は閉塞感にさいなまれる。
無為無策でいながら、期待・願い・祈りの多い社会である。昔からある他力本願ということか。傍観者ですね。82285
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どうしたら、社会を変えられるの?
136965 > 本気で“社会をどうする?”とは考えてない
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/09 PM10 【印刷用へ】

> どうしたら、社会を変えられるの?
> 136908 本気で“社会をどうする?”とは考えてない
> 仲西大輔  ( 29 沖縄 社会人 ) 06/11/09 PM01
> 私達は今でもなんらかの集団に入っていなくちゃ生きていけない。

そうですね。我々は、日本国の集団に入っていますね。99782

> しかし、集団である以上、その集団が生き残ること、構成員を守ることが第一義になることは原理的に避けられない。

そうですね。だが、広く部外者の支持を得ることも必要ですね。103794

> そして、自集団第一で行動してきたことで社会は行き詰ってしまった。

自己利益追求型ばかりでは成り立ちませんね。94962

> その社会閉塞から、各集団は社会をどうする?へと目を向け始める(企業の環境配慮などに顕著)。

必要なことですね。84032

> だが、それも“自集団を維持するには”社会をどうする?の思考であり、全く“自集団発”から抜け切れていない。だから、問題事象の捉え方も一面的で解決には向かわない。

手段と目的をはっきりさせないと、本末転倒になりますね。94159

> 本気で“社会統合どうする?”とは考えていないのだ。

世界観がない。無哲学・能天気では、そのようになりますね。102886

> まずは、“単一集団である以上、自集団第一になる”ことが当たり前のことであり、社会閉塞の元凶でもあることを明確に認識することが必要だろう。

自集団を存続させることが、どのような目的のために必要であるかを考えることが大切ですね。93383

> だから、集団を越えた新しい組織が必要になる。

個人主義を守る組織が必要ですね。122525
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どうしたら、社会を変えられるの?
136892 > 一番の近道☆
寺嶋眞一  ( 69 静岡 無職 ) 06/11/09 AM06 【印刷用へ】

> どうしたら、社会を変えられるの?
> 136855 一番の近道☆
> 河野梨恵  ( 27 徳島 OL ) 06/11/08 PM09
> 今や、誰もが社会の行き詰まりを感じている。

同感です。82240

> だけど、みんな、自分達の集団(の利益)を追求した結果が、今の社会のガタガタを生み出していることまでは気が付いていない。

同感です。どうしようもないように見えます。92993

> なので、社会のガタガタを変えていくのは、プロの仕事。と傍観者的。

実況放送の内容と現状報告の内容ばかりでは、傍観者にならざるを得ませんね。98352
プロには仕事をするほどの教養がありませんね。83415

> 更に、そのプロも、自集団の利益を第一にしているので、ますます社会は歪んだ方向へと進む。

自集団の福祉社会を目指しているのでしょうね。97858
考え方が、グローバルでもなければ、ユニバーサルでもない。108182

> 統合階級も、それ以外の集団も、『自分達の仕事は、集団(の利益)をどうして行くか』ということとしか考えていない。

世界観が持てないのですね。124503

> 遠回りをしているように感じるかもしれないけど、実は、自分達の集団を超え、先ずは『ガタガタの社会をどうして行くか?』を考えていく事が、『自分達の集団をどうして行くか?』の答えの一番の近道☆になる!

この世のあるべき姿を念頭において現実のひずみを修正する方向で努力すれば、我々の社会は徐々にではあるが理想の世界に近づいてゆくはずです。107981
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