プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
169694 > ご破算で願いましては・・・
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/26 AM07
> プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
> 35036 ご破算で願いましては・・・
> 越見源 ( 37 都市計画 ) 02/07/01 PM11 【印刷用へ】
>>都市計画などの職能を生業としている人たちの中には、この会議室で槍玉にあがっている統合階級の端くれとしての「プロ」意識があったわけです。しかし、そのような意識がいかに陳腐で不要のものであるかは明らかになりました。34779
> 「プロ」意識や専門知識(旧い常識)が下手にあればあるほど、専門分野へのある種の引き篭もり状態に陥ってしまい、それが邪魔して現実の人々の潜在思念・・・本当に必要とされているものが見えなくなる。
陳腐で不要なのは、思考停止をしているからですね。85728
本当に必要とされているものが見えないのでは、希望のない国ですね。83225 (正誤表:ありがた節→ありがたや節)
個人が世界観を持つことが必要でしょう。94865
> 都市計画であれ、建築であれ・・・モノに限らず認識の類であれ、もういっそのこと全て「ご破算で願いましては・・・」と、はじめから現実から遊離した専門家抜きで、素人たる使い手が一から、自分達には「何が必要か?」「何を作るべきか?」と頭を突き合わせて知恵を絞り出した方が、現実の必要性がダイレクトに反映された無駄の無い良いものが作れそうだし、また、認識がやがて街並みや建物へと進化してゆく過程での充足感も高いだろう。
実学 (技術) の有用性ですね。160795
我が国は、職人が優秀で、インテリが駄目な国です。160769
職人とインテリが共に優秀であれば、我が国はこの地球上で鬼に金棒です。167639
英米文化に対する理解が必要ですね。146694
さもないと、この国は12歳の大人ばかりになってしまう。150369
> それでも「プロ」が必要だとすれば・・・・・・素人の潜在思念を顕在化させる仕組みや場を提起し、コーディネートする役割として、また、最終的に、皆の潜在思念を形にする際の専門技術の担い手として・・・くらいだろうか?
潜在思念は人畜共通です。潜在思念を文章化 (顕在化) することが、考える人の働きです。総ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。130564
「文章にして語れ」ですね。85176
さもないと、我が国は「教育あって教養なし」の国になる。94775
我が国の有識者・知識人は、英語のみで考える力をも獲得する必要があります。82476
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出口を塞いでいるのは、頭の中に巣くう固定観念
169576 > 1つに言葉の問題
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/24 PM04 【印刷用へ】
> 出口を塞いでいるのは、頭の中に巣くう固定観念
> 17605 1つに言葉の問題
> 麦秋 ( 34 ) 01/12/01 AM03 【印刷用へ】
> 「根っこ」にある潜在思念を通わせあうとき、どことなくこの人とは同じ思いを抱いているようだ、と感じるレベルであれば言葉は不要でしょう.しかし、このような思いを収束させ、意識として顕在化=言葉化する際は、漠としたままの思念を洗練させていく過程を経ます.
潜在思念は人畜共通です。潜在思念を文章化 (顕在化) することが、考える人の働きです。総ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。我が国の有識者・知識人は、英語のみで考える力をも獲得する必要がありますね。130564
> ただし、この場合の洗練さとは、耳障りがよいなどという意味ではありません.むしろ、徹底的に価値観念を削ぎ落とした、透徹さをもつ構造認識こそが可能性を感じ取れるのだと思います.
現実直視は人畜の個体保存に必要ですね。169470
だが、人畜は、気分・雰囲気に従がって行動している。現実の中には絶対的な価値がない。82144
観念 (非現実) の内容にこそ価値がある。だから、非現実の中の天国は良い所なのである。144314
> 考えてみれば、私たちは知らぬ内に言葉そのものにいろんな思い(価値観念)を重ねていることに気づきます.例えば「社会」「階層」という言葉は、構造や機能をあらわすものであり、それ自体にはプラス、マイナスといった価値は含有していません.しかし、言葉として用いられる際には「大層なこと」とか、「差別的である」といった価値をまとっているのです.
同感です。168889
空理空論を使って、気分・雰囲気 (含蓄) を出させようと努力しているのでしょう。16846
> 阿部さんはこれを「自我」ゆえの所為だと述べられていますが、だとすれば我々の頭にこびりついている、自我の手垢にまみれた古くさい観念こそが断層を生じさせている元なのではないでしょうか.
自我のない人は、つかみ所のない人間となる。98465
具体的ものごとだけを受け入れる人間は、観念とは無縁である。146694
観念 (idea) の内容を英文和訳すれば、すべての内容は空理空論となる。127915
我が国の有識者・知識人は、英語のみで考える力をも獲得する必要がありますね。167819
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サル・人類の不全感と解脱回路(麻薬回路)
169476 > 精霊信仰の再生
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/22 PM04 【印刷用へ】
> サル・人類の不全感と解脱回路(麻薬回路)
> 5475 精霊信仰の再生
> 橋口健一 HP ( 38 技術者 ) 01/06/21 PM11 【印刷用へ】
(前略)
> 日本人はその地理的条件などから比較的に精霊信仰の残存度が高く、西洋とは異なった意識統合の道を歩んできたのではないかと思っています。例えば江戸時代までは「たたり」や「言霊」などに代表される精霊認識が根底に流れています。この意識が現代においても「無宗教・無信仰」と海外から特異な目でみられていても私たちの日常は困ることはなかった理由であると考えられます。(現在は新興宗教の登場によって、若干歪められている部分もありますが)
我々日本人は、「神も仏もなかりけり」と考えている人が多いでしょうね。83281(正誤表: 人をEさない→人を殺さない)
我が国では、地上の楽園を目指す人は多いが、天上の楽園を説く人は少ない。127311
この世の地獄の有様を語る人は多いが、真の地獄の恐ろしさを説く人は少ない。145956
日本語脳を使って考えると、この世のこと以外は考えられないのであろう。146694
全員、非現実の世界に関する経験がないので、英文和訳を通して誤解が起こる。127915
だから、英米人の高等教育が我が国では成り立たない。82879
> 仮に仏教に帰依したり、洗礼を受けたとしても変わることのない精霊認識が日本人にはあるのではないかと思います。以前より日本人論や縄文に関する文献がブームになっている背景の一つには、現代の不全状況下における精霊認識の再確認を通して意識の統合を図りたいという思いがあるのではないでしょうか。
同感です。96666
日本語脳と精霊信仰とは関係があるのでしょうね。93309
実況と現状は、現実構文 (現在構文) の内容となる。82057
これとは逆に、現実構文の内容が、実況と現状になって出現すれば「言霊」の効果ですね。125564
日本語脳の持ち主は、印欧語族のように現在・過去・未来の3界を旅することは困難でしょう。82285
インド人が瞑想にふけるのは、過去と未来の世界の空白を自分自身で埋める必要があるからでしょう。だから輪廻が起こる。140938
これは、日本人が精神を現在の一点に集中するために修行をするのとは大きな違いですね。146284
(後略)
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潮流1 共認充足の起点(仲間収束と充足基調)
169470 > 直視の機会
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/22 AM11 【印刷用へ】
> 潮流1 共認充足の起点(仲間収束と充足基調)
> 22948 直視の機会
> 仙元清嗣 ( 53 建築家 ) 02/02/04 PM09 【印刷用へ】
> 小学校同窓会の招待を受けました。数年前には「どうせ,同窓会なんかに参加するやつは,ひまな奴ばかりで,出世の話や,幸せな暮らしの自慢ばかしするんだろう。」・・・と,馬鹿にして参加することなど考えもしなかったと思います。> 大学の教授退官記念式典準備の手伝いを依頼されました。これまた,数年前だったら「お役に立ちそうにありませんから・・・」と,即座にお断りしていたでしょう。とにかく,目先のことばっかりで仕事以外のことは面倒,辛気臭い,どうせ会っても無駄・・・と捨象・否定の連続だったと思います。
希望のない生活でしたね。98892
> ところが,るいネットの皆さんの考えに触れるにつけ,実にいびつな現状に気付きました。現実を都合よく切り取っている。都合のよい部分だけで,全体の意識に触れようとする機会を自ら狭めてしまっている。
現実直視は、人畜共に大切ですね。125880
現実直視を怠れば、犬猫といえども交通事故にあう。160595
だが、日本人には、現実直視が難しい。102478
雑念が、現実直視を妨げるからである。軍の敗退も転進に見えてくる。83415
夢・幻の世界がある。84047
空気の研究も必要ですね。82476
> すなわち,上部意識が既成観念に支配されて,下部の潜在意識に蓋をして,頑なになっている状況そのものであったといえます。> いま可能な限り多くの人たちに出会ってみたいと考えています。るいネットで体現しつつあるパラダイム転換を話してみたいという動機もさることながら,昔の仲間たちやこれから出会う人たちの潜在思念により多く接し現実直視の機会を広げていけることを楽しみにしています。
潜在思念は人畜共通です。潜在思念を文章化 (顕在化) することが、考える人の働きです。総ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。我が国の有識者・知識人は、英語のみで考える力をも獲得する必要がありますね。130564
現実=意識は、人畜共通ですね。意識が朦朧としていては、現実対応が的確にできない。だがしかし、現実=意識だけでは、その現実対応の程度は知的低水準に止まりますね。知的水準の違いは、「あるべき姿」と「今ある姿」を見比べて適当であると判断できる現実対応をするか、それとも、「今ある姿」オンリーの現実対応をするか、の違いですね。146694
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日本人と縄文体質
169179 > 日本人らしさ
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/17 AM07 【印刷用へ】
> 日本人と縄文体質
> 166728 日本人らしさ
> みっき ( 22 技術 ) 07/12/08 PM10 【印刷用へ】
> サロン中に日本人の持つ特性やイメージとは?という質問に対して以下のような回答があがった。
> ・礼節を重んじる103009
> ・伝統を重んじる106379
> ・同調しやすい(流されやすい)150369
> ・優柔不断82735 等々
> 以上にあがった回答は自分でもまさにその通りだと思う。良いも悪いも含めてこれが日本人なんだろう。
同感です。167819
> 回答の中にはマイナスともとれるイメージもあがっているが、これこそ「日本人らしさ」ではないだろうか。
プラスのイメージを「日本人らしさ」としたいものですね。98953(正誤表: 測るべき→計るべき)
> 私権原理によって形成された欧米人の性質と共認原理寄りで形成された日本人の性質とが現時点ではうまくマッチングしていないようで…。
マッチングしないのは、哲学の有無ではないでしょうか。105530
> 現代では他国の文化やライフスタイル、流行なども大衆レベルで浸透しやすい時代ともあってか元来日本人の持つ性質が、往々に薄れてきているように思う。
時と共に日本人の上辺が変わるのでしようね。145102
> 共同体の輪を乱さないために培われた性質ではなく、共同体を次のステップへ持っていく性質が現在培われている時期ではないだろうか。
「我々を何処に導くか」が問題でしょうね。103994
理想の国とはどのよう国でしょうね。163350
外国人から第二の祖国に選ばれる国が人類の理想に近づきつつある国々なのでしょうね。164814
> これから先、どんどん日本人の持つ性質が変わっていき、新モデルの「日本人らしさ」が備わっていくのではないかと思う。
日本病の原因を確実に見定めないと、日本人の改革も順調には進まないでしょうね。148136
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実現思考とは、何か?
169131 > 『なるようになっていく』ようにしたい☆
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/16 AM10 【印刷用へ】
> 実現思考とは、何か?
> 168849 『なるようになっていく』ようにしたい☆
> 高橋幸香 ( 20代 神奈川 会社員 ) 08/01/11 PM09 【印刷用へ】
> 『なるようにしかならない』の捉え違いをしていました!
> 学生の頃、私は『なるようにしかならない』とか『なんとかなるさ』って意識がありました。
『なるようにしかならない』とか『なんとかなるさ』には、個人の意思が入っていませんね。103932
> でも、就職してからは、それらの言葉は「甘い!消極的な考えだ!」と思い、『なんとかするぞ!』って意識でずーっといました。
『なんとかするぞ!』は、「何とかする」の強調で、現実構文 (現在構文) の内容ですね。82320
もしも、貴方が何とかしなかったら、貴方は嘘・偽りを言ったことになる。94775
> そして仕事で失敗をし、先輩達に相談すると「そんなに意気込まなくても大丈夫だよ。」とよく言われました。
「何とかする」を実現するのは、意気込みですね。気合・掛け声のようなものですね。91933
> でも、その時は「そんな事ない。もっと頑張らなきゃ!」って思い、いつも否定していました。
気合・掛け声をかけ続けるには、個人にリーズン (理性・理由・適当) が必要ですね。107515
そうでなければ、相手の言い分を無視することは難しい。101058
>>頭を使うとは、このように、実現に向けて現実を構造化し可能性を模索し続け、『なんとかするぞ!』等の、対象から切り離された主体の『意思』に焦点をあわせた思考法から、主体=対象となって『なるようになっていく』という『状態』に焦点を合わせた思考法への転換だと思います。(168829)
『なんとかするぞ!』には、主体の『意思』は表れていないのでしょう。82057
『なるようになっていく』は、成り行き任せですね。現状報告の内容ですね。個人の意思が見られない。168012(正誤表: 世の中って→世の中が)
> 就職して3年目、今更ですが主体=対象を捉え『なるようになっていく』ようにしたいと思います☆
『なるようになっていく』は、主体が自然界に埋没している状態ですね。92540
こうなると、主体に責任感など湧いてこないでしょうね。136658
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その他
168957 > マスコミは愚痴ネタの提供者
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/13 AM11 【印刷用へ】
> その他(社会統合)
> 37989 マスコミは愚痴ネタの提供者
> 明けの明星 ( 40歳代 ) 02/08/16 PM04 【印刷用へ】
> 人と話していて、誰はばかることなくおおっぴらに悪口を言えるのは芸能人と政治家でしょう。
芸能人と政治家の動向は、話題を提供してくれますね。
皆さんが注目していますね。
> いくら悪口を言っても誰も傷つかない、ある程度、胸がすっきりしたりもする。まさに傍観者の立場での代償充足である。
悪口は、人びとの気晴らしになっていますね。36358
まるで、芝居でも見ているようなものか。34717
> しかも、政治家をぼろくそにけなすと、何かその人が偉く見えたりするときもある。
政治家は、上の人ですからね。103009
上に立つ人を下と見ることが出来れば、相対的に自分は上ですね。100923
> で、その内容はというと、マスコミで誰かが言っていたことの受け売りである。
思考停止をしている人は、受売りの内容を話すしかありませんね。168877
受け売りは、詰め込み教育と表裏一体をなしていますね。93613
> いま、マスコミはそのような人々の愚痴のネタになるような記事しか流さないのではないかと思う。
同感です。167450
人びとは、愚痴のネタになるような記事を求めているのですね。50946
元来、愚痴は上のものが言うものですからね。下の者は、ただそれを黙って聞くだけであった。50872
> 人々を傍観者にし、代償充足で仮の満足を与え、本当に大事なことから目を背けさせる。
意思を示すことのない人々は、傍観者にしかなれませんね。84819
本当に大事なことは、自分の意思を示すことですね。92993
それが出来なければ、ただの浪花節調の人生になる。91933
> いったいマスコミは何のためにあるのかと思ってしまう。
マスコミは、愚痴のネタになるような記事を流すためにあるのです。45594
無為無策の人たちは、期待・願い・祈りの内容をたくさん持っていますからね。106379
それらの実現不能を紛らわせるために、日本人に愚痴は必要なのです。ガス抜きということか。101309
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観念機能(→言語機能)の成立過程
168889 > 言語の親和的側面の意義
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/12 PM05 【印刷用へ】
> 観念機能(→言語機能)の成立過程
> 19906 言語の親和的側面の意義
> 田中素 HP ( 36 企画 ) 02/01/04 PM06 【印刷用へ】
> 大串さん、こちらではお久しぶりです。
>>アメリカに住んで英語でしゃべっていると日本語の場合のようにただしゃべるというわけに行かなくて、何かしゃべる内容がないとしゃべらないので、このグルーミングの不足を感じています。<<19757
日本人は、ただしゃべりすぎるのではないですか。138909
しゃべる内容がないのにしゃべるので軽く見られるところがありますね。88345
> これは実感が伝わってきました。たぶん幼少期に身に付けた母国語には、単なる実用性だけでなく、「子守唄効果」とでも呼べるような深い部分での安心感や親和充足をもたらす力が備わっているのでしょう。> 8228で三宅秀和さんが「ただ話すだけ」のネイティブアメリカンの“ミーティング”について紹介されていましたが、バンド時代のおしゃべりも、それ自体が成員間の共認と絆を支える親和行為であり、同時に統語的な音声発話の格好のトレーニングにもなっていたように思います。> 外国語と母国語の違いとは、観念のレベルのみでのコミュニケーションか、より深い共認のレベルかの違いと言えるかも知れません。
現実直視は、人畜共通ですからね。146694
日本人は、現実構文 (現在構文) の内容にのみ慣らされてきたのでしょうね。82057
片岡義男氏は、自著 <日本語の外へ> の中で、外国語と母国語の関係について次のように述べています。
自分の国に生まれ、そこで大人になっていくというかなり長いプロセスのなかで、母国語の構造と性能を、その精緻で微妙な隅々にいたるまで、人はほとんどなんの苦労もなしに身につけていく。そしてその母国語を使うときには、自分を守りつつその自分に出来るだけ多くの利益をもたらすことを目的に、きわめて主観的に利己的に自由自在に、母国語の性能を駆使する。そのような駆使が出来れば出来るほど、人は母国語の性能の内部に閉じ込められていく。その構造や性能の特徴的な傾きの内部深くに、もっとも強くその人を囲い込み呪縛するもの、それが母国語だ。人は母国語からだけは逃れることが出来ない。外国語を知らない人は母国語も知らない、という有名な言葉がある。 、、、、、 母国語しか知らない人は世界というものを知り得ない、という意味に解釈出来る。世界を知るとは、いくつもある外国となにごとかをめざして関係を作り、その関係を発展的に持続させていくことだ。そのためには人は母国語の外へ出なければならない 、、、、、。外国の人を相手に外国語を使うとは、母国語によって自分の頭のなかに精緻に構築された世界、つまり発想や指向そして表現のしかたすべての、外に出ることだ。きわめて当然の、しかも基礎中の基礎のようなことだが、僕がTVで見た英語を喋る日本の人たちは、この基礎的な認識や理解がごっそりと欠け落ちていたようだ。 (引用終り)
> こう考えると、音声言語の親和的側面もあながち軽視できません。おそらく闘争系の必要がもたらした統語システムの高度化と両輪で、人類の言語発話能力の発達を後押ししてきたと考えるのが妥当なのかも知れません。
さらに、片岡義男氏は、自著 <日本語の外へ> の中の別の箇所で、日本語の浅い主観について以下のように説明しています。
人間らしい。人間的な。人間味のある。 、、、、というようない言いかたで表現されるものに対して、日本語世界では大きな肯定的な意義が認められている。話し手の誰もが前面に押し出す自己中心性は、見方によれば確かにたいへんに人間らしい。というよりも、それはもっと人間くさい。そして日本語は、そのことを人間味と呼んで自ら全面的に肯定している。
出来るだけ客観的に言葉を使おうとすると、この人間味というものが薄れていく、と日本語の世界では理解されている。客観的な言葉づかいや話の内容は、だから、気持ちがこもっていないものの言いかたとして、日本語世界ではしばしば強い批判の対象となる。自己中心性を客観で制御しようとすると、そこにでてくる言葉はリアリティを欠いた、本当らしくない、共感の出来かねる言葉となるのだ。と日本語世界では断定されてしまう。 、、、、、
言葉が主観にのみ奉仕するなら、個人の主観つまりそのときどきの気持ちや実感の届く範囲内だけが、世界のすべてだということになる。主観の届かないところ、つまり自分にとって実感出来ない出来事や場所、物事などは、存在しないも同然となる。そして気持ちや実感という主観は、その主観を宿らせる主体であるその人の気持ちのなかではたいへんな実感の中心ではあり得ても、その人の外へ出たとたん、どこにも実態の裏づけを持たない、見事なまでのただの浅い主観でしかない場合がしばしばだ。(引用終り)
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その他
168877 > 傍観者は、最大の敵
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/12 AM11 【印刷用へ】
> その他(社会統合)
> 51857 傍観者は、最大の敵
> 篠田悟 ( 20代 構造設計 ) 03/03/19 AM08 【印刷用へ】
>>交流会に来てもほとんど発言しない人がいる。そしてまた交流会にやってくる。 >>例え自分自身が一言も話さないとしても、そんな共認形成の場に当事者として参加する中で、どちらに可能性があるのか掴んでいっている。> 何も話さないことが、考えている証拠であろう。人の意見を聞き、何も話さないというのは、単に言葉に出来る認識が確立していないだけなのである。
そうかもしれませんね。そうでないかもしれませんね。141389
> 頻繁に話す人ほど、マスコミや他人から耳にしたことを、自分観念に置き換えて都合のいいように理論構築している。だが、それは深い知識とは言えなく、受け売り的に他人の意見をまとめただけである。なんら新しいことではなく、可能性もまた、見つけられない。結局思考が固定化され、迷い込む要素となってしまう。> 適応しようとする人ほど、真剣に話しを聞き、理解しようと取り組むのである。
思考停止していて、自分のなすべき判断を他人任せにしている。考える個人が認められていない。98752
人々は歌を詠む。人情に厚く陪審制度のない国である。82193
理性を犠牲にして感性に生きる歌詠みは、詰め込み教育と両立するようですね。128172
IT (information technology) の普及により知識の受け売りが大いに流行り、ナウな感じの話をする。84217
学校の内外で大衆に対する詰め込み教育が行なわれている。134891
知識格差を検出することより、個人に序列のあることを見つけ序列社会の制度を維持している。111147
だが、知識格差の検出が必ずしも生きる力の育成になるとは限らない。82057
イザヤ・ベンダサンは、<日本人とユダヤ人> の中で、我が国の知識人・文化人について、以下のように述べています。
、、、、、日本における知識人とか文化人とか言われる人びとも、多くはまさにそれで、主として西欧で流行している思想を、実に巧みに自分の脳細胞にまとうから、それがまるで、生まれるときからそういう思想をもっていたかのように見えるのである。ということは、あたかもその人が、その思想を生み、育て、かつ発表しているような錯覚を人びとに抱かすのである。ある人びとの流行の思想の「着こなし方」のうまさは、まさに神技ともいえる。そして流行の変転とともに、いつも実に巧みに着かえつつ、その間を、演技でつないで行くから、常にステージにたって居られるわけである。 、、、、(引用終り)
> 外部から得られた情報による上っ面な意見には答えがないのは直ぐに分かるものです。今までの人生観から内部に蓄積された情報を検索するものの、浮かぶ言葉が見当たらない。かりに、なんとかそれらしい言葉を搾り取って命題に応えようとしても、話がまとまらず、結論まで到達しない。
> だが、それがあたりまえなのである。> 今ある情報(旧観念)から瞬時に答えが出せるのなら、社会は閉鎖したりしないはずである。> 答えが出せないからこそ、意識を変革する必要があるのである。
同感です。143213
潜在思念は人畜共通です。潜在思念を顕在化 (文章化) することが、考える人の働きです。総ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。我が国の有識者・知識人は、英語のみで考える力をも獲得する必要があります。130564
> 適応するために内圧を向上させることが出来る人、つまり当事者たり得る人でない限り、可能性は淘汰されてしまうだろう。
意思ある人は、当事者になれますね。84819
> 傍観者を当事者たり得る筋道が重要になってくる。
同感です。意思のある人が必要ですね。98352
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実現思考とは、何か?
168668 > 頭を使うとはどういうことか
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/08 PM01 【印刷用へ】
> 実現思考とは、何か?
> 168177 頭を使うとはどういうことか
> 西知子 ( 32 京都 秘書 ) 07/12/30 PM05 【印刷用へ】
> 仕事で惨敗or大失態をし、総括を求められているのに、『出来ない理由』しか出てこない場面にしばしば出くわす。> 例えば、「なぜ営業成績が上がらないのか」という議題に対し、「他社に負けたからです」と答えたり、「なぜトラブルが起きたのか」という議題に対し、「チェックしていなかったからです」と答えたりして、平然としている。> そしてその結論は、「頑張ります」「気をつけます」といった中身のない的外れな言葉で締めくくられる。> それがずっと不思議だった。> なぜ、他人事のように平然としていられるのか。
実況放送・現状報告の類ですね。82057
話者は、真実を語る者でしょう。104668
これは語り部の仕事でしょうか。102229(正誤表: なれない→ない)
> 何故、分析になっていないことに気づかないのか。
分析は、本人の頭の中の内容ですね。99510
考えは、人さまざまですからね。多数ある。128685
個人的なことを主張したり、相手に求めたりすることは、常に控えさせられる環境にあるのでしょう。144074
「理屈などどうでもよい。現実は見れば分かる」と言われますね。現実は一つですからね。100053
> なぜ、そんな結論でモヤモヤしないのか。
この国には、モヤモヤして閉塞感に苛まれる人が多い。82285
諦観に達すれば、モヤモヤから開放されますね。浪花節となるのか。91933
> でもこれが、近代の思考パラダイムそのものなのかもしれないと思った。
個人主義のない世界の有様でしょうね。105009
> 彼らは、現実を対象化し、探索し、可能性を見出すために思考しているのではない。
思考の内容は、非現実ですね。82354
現実の内容は、語り部が語る。17619
> (私権圧力が強い頃は、自分に有利になるようにだが、私権圧力が衰弱するとただひたすら)なるべく自分に非が被らないように、あるいは少しでも問題を直視しなくてすむように、最も有効そうな現象を引っ張ってきているにすぎない。> ところが、「現実を対象化すること=思考すること」だとすれば、これは、「思考することから逃げるために思考している」という、倒錯思考に陥っている状態だということになる。> それでは当然、何も実現しない。
利害調整の関係とそのための言葉づかいにとって、もっとも注意深く避けなければならないのは、、、、、、 なんらかのかたちで相手と対立を作ってしまうことだ。対立すると自分が負ける可能性がある。負けたならそれは自分にとって完全な損を意味する。損をあらかじめ出来るだけ少なく食い止める工夫、つまり対立を回避するための言葉づかいに、常に気を配っておく必要がある。そのための言葉づかいが、日本語のなかには豊富に用意されている。その豊富さのぜんたいがどこに帰結するかいうと、問題を主観的にとらえるということ、つまりそのときの自分にとってもっとも都合良くとらえる、ということだ。そして問題の曖昧なとらえかたとは、因果関係を明確には解明しないでおくことだ。ひとつの状況や問題に対して、どの方向からどのような力が加わり、その結果としてどの方向へどんな影響がもたらされたかをはっきりさせずにおくと、すべての事態や問題はいつのまにかそうなったこととして、誰の責任でもなく、あるとき全員の目の前に姿をあらわすことになる。 (引用終り)168427
「誰の責任でもなく」は、意思を表現する構文を持たない日本語の特徴なのかもしれませんね。98352
> “考える”ことを武器に状況を突破してきた人類にとって、>>思考する=探索、可能性収束して統合する> という認識は極めて明快で、「頭を使うとはどういうことか」の規範となる認識だと思う。
潜在思念は人畜共通です。潜在思念を文章化することが、考える人の働きです。総ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。我が国の有識者・知識人は、英語のみで考える力をも獲得する必要がありますね。130564
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