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学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
170387 > 必要ない“学問”を再考したい
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/02/05 AM09

> 学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
> 60410 必要ない“学問”を再考したい
> 井上宏 ( 39 建築コンサル ) 03/08/20 PM09 【印刷用へ】
>>もともと人間が造りだした法律というものを学問する? >>自然現象でも、歴史事実でもなく、今、使われている法律を学問する?(60047)
> ぼくにも、法学だけでなしに、特に文系の学問でなんのためにある??と思ってたものがある。> 文学、経済学、心理学・・・なんか面白そうと思って、講義にでたり読んでみたこともあったが、結局何のためという疑問が強まっただけ。

自己の知識欲のためでしょう。146284

> 文学なんてそのなかでも最たるものだと思う。> “人間の気持ちが表現されていてそれを理解することが大切”とか“一般教養”なんて教えられながら、名作と言われる文学書を読みあさったこともあったが、さっぱり実感がわかなかった。

実学 (技術) でないと、実感は湧かないでしょうね。83415

> 人間の恋愛や、不倫や犯罪にからむ個人のストーリィや思いを学んで何か人の役に立つんだろうか?

実学ではないから、人の役には立ちませんね。84032

> さらにそれを、大学という場で教えている必要性って何???

印欧語族は言語に未来構文と過去構文を持っているので、その世界の空白を埋めるために瞑想が必要ですね。ですから、修道院とか大学が必要です。140938
日本人は、言語に未来構文と過去構文を持っていないので、雑念 (未来構文と過去構文の内容に相当するもの) を排除して現実構文 (現在構文) の世界に考えを集中させる必要があります。ですから、精神統一を図るための道場が必要です。152684

> (学問とまでいかなくても、映画についても同じ感覚を持つことがある。流行ってるから見なくちゃとか、名作だから見ておいた方がいいとか。)

話題を共有しないと人付き合いができませんからね。145193

> 結局それって、> 恋愛至上や、社会には矛盾がいっぱいあって個人で悩む姿がいいんだ・・・みたいな支配観念を振りまいて広げるためじゃないんか?大学で教えると高尚に見えるし。

気分・雰囲気に酔うこともありますね。90820(正誤表 : ‘それは流動的な、、、、’ と ‘流動的な対象を、、、、’ の文頭に ‘>’ を付ける )
「上と見るか、下と見るか」の判断からすると、やはり大学は「上」でしょうね。97858

> つまり支配的な観念の共認域の拡大・維持のためにあって、実は学問ってそんなたぐいのものが多いんじゃないだろうか?

観念は、日本人にとって空理空論ですね。127447

> それがお役目だから、文系の学問って、全然中身も進化していかない。

当番・お役目では、情熱が湧きませんね。157711
労働を強いられるアニマル達には、「頑張って」と声をかけるより外仕方がないですね。107515

> 素朴な疑問から、再考する必要性を感じた。なんせ膨大な若い人がそれを、膨大な時間を費やして学んでいるし、そこから派生してくる価値観(支配観念)って無視できないし。・・・その無駄極まりない悪循環の繰り返しを断ちたい。

悪循環の繰り返しを断ちたい。同感です。152568
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どうしたら、社会を変えられるの?
170343 > 言葉にして発信することが可能性
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/02/04 AM11 【印刷用へ】

> どうしたら、社会を変えられるの?
> 170336 言葉にして発信することが可能性
> みに とまと ( ♀ ) 08/02/04 AM08
>>超集団である社会では、言葉化された感応観念に、言葉化されない潜在思念は勝てない。<<
> マスコミの人権ファシズムや異常な秩序収束に、誰もが違和感を感じている。
> それなのに、どんどんおかしな方向に法制化が進んでいってしまうのも、そこに理由があったんですね。

日本語の観念には内容がなく、ありがたいお題目のようなものになりがちですね。138399
観念は、春日神社の榊のようなものか。146135
判断の基準がはっきりしないので、「おかしな方向」の判定も難しいのでしょうね。102478

>>僕らが支配観念に流されない為には、みんなが潜在思念で感じているモヤモヤとしたこの違和感を、ハッキリと言葉=観念にして社会に発信する必要があるんだ。<<

同感です。130564
潜在思念は人畜共通です。118432
潜在思念を文章化 (顕在化) することが、考える人の働きです。82373
総ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。107515
我が国の有識者・知識人は、英語のみで考える力をも獲得する必要があります。82285

> ネットで発信することの必要性・新しい認識を作っていくことの重要性と可能性を感じました!

同感です。163518
世界とコミュニケーションする能力が大切ですね。144607(正誤表: 能力発見→能力を発見 )
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その他
170316 > 現実の中にある『もう一つの天国』
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/02/03 PM11 【印刷用へ】

> その他(社会統合)
> 70497 現実の中にある『もう一つの天国』
> 東努 ( 25 プランナー ) 04/04/16 PM10 【印刷用へ】
(前略)
> 「何もしなくていい」って状態。それはたぶん「天国」なんてモノじゃなくて、社会期待、相手にかける期待が存在しない、何も意味を持たない、活力の存在しない、想像し得る限りの「地獄」の光景に近い気がする。

地獄は、罪を犯した人が行く所ではありませんか。82193

> しかし、そんな「天国」も「地獄」も幸いなことに観念の中でしか存在しない。少なくとも現代の社会は不全や課題に満ち溢れている。

天国も地獄も未来構文の内容ですね。144314
だがしかし、日本人はあくまで現実の内容にしがみついていますね。148302
規則を守りながら、自分自身の社会的作業団体内で、できるだけ自分と自分の家族を向上させよ。将来のために子供をつくっておけば、老後は安心できる。それだけやっておけば天国といえる。146694
我が国では「この世で地獄をみた」と語るものが多い。145956
それに反して、本物の地獄・極楽に関する説教は少ない。127883

> 露店に来るお客さんがよく聞くお題> 「やりたいことが見つからない」> 「これからの活力源って何?」> これって「今、何が必要とされているのか」がわかれば解決できるお題。じゃあ、現実にしっかり目をむけて、課題が何なのか、今、何をすべきなのか見つけていきましょうよ!

自分の理想と現実を比べれば、課題が何なのか判断できますね。84116
現実を直視して、「今、何をすべきなのか」と策を練ることができますね。147290

> 今の世の中って確かに不全がいっぱい、課題が山積み。だから、相手にかける期待もいっぱい、「必要とされていること」もたくさんあるはず。だから、そんな期待に気づいて、それを子供たちや家族、仲間、会社、社会に対してドンドン投げかけていければ、課題を顕在化することが出来れば、みんなを元気が出るんじゃないっすか?みんなに期待をかけて、活力を沸き立たせられる、そんな存在になろうよ!> そう言うと、露店に来たお客さんたちの顔がパッと明るくなるのを体感する。それは今まで、ただ期待をかけられるのを待ってるだけの傍観者にすぎなかったのが、「自分たちが期待をかけていくんだ!」っていう、当事者の側に立てた喜びの瞬間なんだと思う。

意思を示せば当事者、意思を示さなければ傍観者ですね。127233
無為無策でありながら、期待・願い・祈りだけでは閉塞感が増す。137231

> 一度当事者になれれば、課題なんていくらでも見つけることが出来るのが今の社会。だから、相手にかける期待もたくさん見つかる。活力もドンドン沸いてくる。そういう意味で現代を見渡すなら、今の課題が山積みの世の中っていうのは、現実の中にある、もう一つの天国って言ってもいいくらい、やりたいことがたくさん見つかってくる。

理想・天国と現実を比較すれば、その違いも判断できる。現実を理想の方へと改善する努力をすれば、それだけこの世は天国に近づくことになる。127311

> 今度、「将来あなたが希望する職業は?」というアンケートがあったとしたら、「ありすぎて答えられない!」がトップにくるような、そんな世の中にできればって思う。

理想の内容を掲げるとよいですね。83459(正誤表: にもかウわらず→にもかかわらず )
理想の実現に向けて努力する意思を示すことが必要です。84819
理想も意思も、どちらも未来構文の内容ですね。82879
日本語には、時制がない。だから、未来構文もない。これは考え方にとっての問題です。83415
時制のある英語の考え方をも学ぶ必要がありますね。82285
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潮流4 焦りの適応主体と目先収束
170230 > 疑問
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/02/02 PM10 【印刷用へ】

> 潮流4 焦りの適応主体と目先収束
> 170205 疑問
> 匿名希望 ( ♀ ) 08/02/02 PM05

> 耐震偽装や食品関係の偽装等、「ゴマカシ」に対してのみんなの目はますます(必要以上に?)厳しくなっています。
> それなのに、(ゴマカシと同じく現実否定から生まれた)個人や平等などの「きれいごと」に基づく、嫌煙権やらセクハラやらには、秩序収束も相俟ってどんどん収束しているように感じます。
> ゴマカシにもきれいごとにも、普通の人は違和感を感じているし、答えがないのも同じ。なのに、ゴマカシには厳しくて、きれいごとには収束してしまうのは何でなんでしょうか?

日本語には時制が無く、現実構文 (現在構文) しかありません。82320
ゴマカシの内容は、現実構文の内容です。だから、ゴマカシの話を聞けば実感が湧いてきて許せない。117910
きれいごとの内容は非現実の内容で、本来、現実構文の内容にはならないものです。空理空論のようなものなので実感が湧かない。だから、その答えは自分にとってどうでも良いのです。93843
これは、我々に関する倫理・道徳の問題に関係ありますね。83281
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国家に代る新しい社会統合機構とは、何か?
170216 > 超国家・超市場論17 新しい社会統合機構が、国家機関を吸収・解体する
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/02/02 PM09 【印刷用へ】

> 国家に代る新しい社会統合機構とは、何か?  
> 32086 超国家・超市場論17 新しい社会統合機構が、国家機関を吸収・解体する
> 四方勢至 ( 老年 京都 編集 ) 02/05/28 PM06 【印刷用へ】
> 市場は、社会を統合する機能を持ち合わせていない。従って、現在でも国家が社会統合の機能を担っている。

国の「あるべき姿」の明確化が必要ですね。108069

> 国家と云っても掴み所がないが、その実体は官吏をはじめ、国家によって肩書きを与えられた学者や教師や弁護士や税理士etcの統合階級が棲息する場or機関と考えれば良い。

わが国は、先進国の中でも奇妙な国家ですね。117119
カレル・ヴァン・ウォルフレンは、<日本/権力構造の謎>の中の <とらえどころのない国家> で、次の段落のように述べています。109237

国会両院以外に、国家の中核として権力を持っているらしく見える組織は、官僚と大企業である。だが、この両者のどちらにも、究極的な権力はない。ボスはたくさんいるが、ボス中のボスといえる存在はないし、他を統率するだけの支配力のあるボス集団があるわけでもない。首都が国の経済、文化の中心だという意味では、日本は高度に中央集中型の国と言える。東京は、パリやロンドンに負けず劣らず、”すべてのものがある”大都市である。大企業は、中央官庁の役人から離れないよう、本社あるいは重要な支社を東京に構える。主要教育機関も、ここに集中している。予算陳情のためには、地方自治体も国の中央官僚に取り入らなければならない。東京以外には、重要な出版産業も娯楽産業もほとんど存在しない。ところが、この地理的中心地には、政治の中核がないのである。 どの国についても、国家の実態をとらえるのは容易ではないが、日本の場合はとくに、バケツの中のウナギを素手でつかまえる、ということわざのたとえそのものである。指令の流れる経路、責任の中心、見え隠れする政策決定上の実際の動きなどが、すべて気が変になるほど、とらえどころがない。

> しかし、市場社会では、お金こそが評価指標(=最先端価値)で、それが圧力源=活力源ともなっているのに対して、国家や国家によって与えられた身分は人々の評価指標でも活力源でもない。ただ、暴力装置(軍隊・警察)付きの圧力源として機能しているだけであるのに、なぜ国家(や身分)が未だに統合機関なのか?

国家(や身分)は、国民 (有権者) の意思を決定し、それを実行するための統合機関ではないでしょうか。100700
だが、個人の意思を認めることのできない我が国においては、伝統的な序列制度が統合機関として存続しているのでしょう。147998(正誤表 : 疎通をはる→疎通をはかる )

> それは、社会の統合の必要(実体的には私権闘争や掠奪闘争の統合の必要)は誰もが認めざるを得ないことであり、市場が統合機関になり得ない以上、国家を統合機関として存続させるしかないからである。

商法は、人間を平等に取り扱いますね。147656

> つまり、国家の主柱を成す力の序列⇒身分制度が表面上は無くなっても、他に代わるものがないので、これまで社会を統合してきた国家機関を、人々が仕方なく統合機関として共認することによって、統合機関としての面目を保ち、今も社会を統合しているに過ぎない。(注:国家機関の実体は上記の統合階級であり、その意味では、身分制は決して全面解体された訳ではなく、最後の身分は温存され続けている。)

責任に関する序列は必要ですね。93729
国がひっくり返っても、責任者が出ないのでは困ります。84432

> しかし、私権闘争が終焉を迎えつつある今、私権闘争の止揚・統合体である国家も終焉の時を迎えざるを得ない。

世界国家までの道のりは、まだまだあるでしょうね。51844
イザヤ・ベンダサンは、自著<日本人とユダヤ人>の中で、日本人の考え方について、次のように述べています。156310

個人の安全も、一国一民族の安全保障も、原則は同じであろう。しかし、日本では、カキに果たして殻が必要なりや否やで始まるから、知らせないこと、知らないことも、安全には必要だなどという議論は問題にされない。さらに防衛費などというものは一種の損害保険で、「掛け捨て」になったときが一番ありがたいのだ、ということも (戦前戦後を通じて)、日本では通用しない。  、、、、、(引用終り)

> 何ら万人の活力源とは成らず、(他に変わるものがないので仕方なく統合機関として共認されているのを良いことに)一方的に税を徴収し、従わなければブタ箱に放り込む圧力源としてのみ働く国家と言う存在は、時代のはざまに取り残された極めて異常な存在であり、本当は単なる過去の遺物に過ぎない。

国は、国民 (有権者) の意思決定機関の役割を果たしているのではないでしょうか。90612
我々は「何処から来て、何処に行くか」を考えてみる必要がありますね。103994

> 従って、もし万人参加の認識形成の場(統合サイト)を中核とする新しい社会統合機構が作られ、それが統合機関として人々に共認されれば、国家は簡単に廃止(=新しい統合機構に吸収)されることになる。

世界国家までの道のりは、まだまだあるでしょうね。4729

> その際、大幅な人員の入れ替えが発生することは、云うまでもない。むしろ、全ての公務は半専任化=副業化されることになるだろう。

「全ての公務は半専任化=副業化される」というやり方が、日本社会の沈滞を解決するということでしょうか。84220(正誤表 : ネい国民は→ない国民は)
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学級崩壊が進むのは、何で?
170124 > 背景への理解力が必要なのでは
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/02/01 AM09 【印刷用へ】

> 学級崩壊が進むのは、何で?
> 170103 背景への理解力が必要なのでは
> sugiura ( 24 兵庫 学生 ) 08/01/31 PM10
> 今日、小学校の国語の授業において物語文の「登場人物の心情」を理解するという授業課題の設定に対して賛否両論があるという話を伺いました。
> それでは、そういった場合どのような問いが授業の課題として立つのかとなると、例えば以下の2文の違いを理解するというもの。
> 1.夜起きてて、見てみなさい。> 2.夜起きて、見てみなさい。> 1は状態を、2は行為を表すという違いですよね。

2.は動作、1.は状態を表していますね。動作・状態は客観的で、心情とは直接関係がないでしょう。 
「登場人物の心情」を理解するのは、とかく個人の勝手な解釈になるでしょうね。83716
その回答結果は歌詠みの練習にはなるが、議論の対象にはならないでしょう。147226
「心情」しか理解の対象が存在し得ないというところに問題の核心があるようです。82285

> 一方で、社会に出た最近の若者は、ある法律の制定された背景までを考慮に入れてその法律を理解し、仕事に活かす能力が低下しているのではないかという意見も出ました。

教養が足りないのでしょうね。105530

> ここで注目すべきは、現在の国語教育で目指されている能力とは、文章をその背景・文脈を無視して理解するというものであり、一方で社会で問われているのはある文章(ここでは法律)の背景(ここでは制定過程やその社会状況)を理解する能力であり、この二者に開きがあるということです。

前者は読解力ですね。読解力は現実直視ですね。172256
日本語脳には雑念が多くあるので、現実直視は難しいですね。95538
後者は教養ですね。83415
日本語には過去構文がないので、時代背景を理解するのは難しいですね。132784

> 登場人物の心情理解というのは、文脈抜きにはできないことです。例えば、同じ「バカー」でも、分かり合った相手に言うのと全く知らない他人に言うのでは意味や心情は全く違います。> 社会で求められるのは、このような背景・文脈を考慮に入れた理解力のはずであり、そうであるべきではないかと思いました。

同感です。100847
我が国の現状は、「教育あって教養なし」ですからね。94775

> 補足ですが、近年、前後関係の文脈を無視して政治家の一瞬の発言を取上げて糾弾するということが起きたり(例えば「子供を産む機械発言」が有名)、文脈に関係なく言っても良い言葉(Ex.「どんだけー」)が流行したりしていますが、このような前後の文脈を無視した言語行為へと社会が流れているのかなという印象を受けました。

同感です。85176
外人のフランク・ギブニーも、自著 <人は城、人は石垣> の <日本文化のエコロジー> の中で「最低の週刊誌から身を守るには金しかない」と以下のごとく述懐しております。144229

スキャンダル専門の週刊誌のテクニックは、記事の餌食に「活字にしますから」と電話をかけてくる。想像されようが、日本の名誉毀損法は絶望的に効果がない。アラさがしの週刊誌は日本のジャーナリズムで悲しむべきほど長い伝統を持ち、この事実をフルに利用する。たいてい結婚問題で悪くいわれた芸能タレントだが、だれかが面倒でも訴訟を起こすのはごくまれなケースである。そのような週刊誌は、残りものにたかるハエのように、日刊紙がカバーした大ニュースの残骸に群がり集まる。トップ屋はアイディアや証拠の端切れを週刊誌に売り込み、自分で記事を書かないこともありえよう。この種のゲリラ戦闘では、最高の場合でも発言は文脈から切り離して引用され、最低の場合な捏造される。最低の週刊誌から身を守るには金しかない (、、、、、)。逆にマスコミに圧力をかけることもできる。困った名士やビジネスマンにとって幸いなことに、週刊誌の広告部は一般に接近しやすく、友好的である。週刊誌はひどく競争の激しい商売なので、2、3ページの広告でも、驚くほど大量の怒りの記事をぐにゃぐにゃにすることができる。(引用終り)
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自分って、何?生きるって、何?
170059 > 「自分らしさ」を理解できない人々
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/31 AM06 【印刷用へ】

> 自分って、何?生きるって、何?
> 21460 「自分らしさ」を理解できない人々
> 西谷文宏 HP ( 24 和歌山 建築設計 ) 02/01/19 AM00 【印刷用へ】
> 随分前に先住民族の文献で読んだのですが、彼らは「自分らしさ(MYSELF)」と言う観念が理解できないそうです。
(むしろ理解できないと言うよりも、存在しない)> 彼らは、自分が大地の一部であり、(大地と)同一であると考えているため、その大地の上に立つものは全て「同じもの」だと理解しており、ネイティブであるかどうかや、宗教に関係なくその認識を持っているようです。「大地に立つもの全て」であるので、獣や鳥、花や木々にまでその認識は及びます。> 当時僕は、「自分らしさ」と言う観念を持たない彼らを今一イメージできずにいましたが、ここのところの構造認識・パラダイム転換の議論を通して、なんとなくその意味するところを実感できた気がします。

「、、、、らしさ」を追い求めるのは、日本人特有ではないでしょうか。94200
「、、、、らしさ」は実物そのものではなく、気分・雰囲気に関することがらですからね。104714
「もっと学生らしく振舞え」「軍人らしく勇気を持て」など、自分自身の定義を示さず、相手に気分・雰囲気のみを要求する。127748(正誤表: 以上→異常 )
日本人に現実直視が難しいのも、この辺に原因がありそうですね。101884
これに関連した事柄でイザヤ・ベンダサンは、自著<日本人とユダヤ人> の中で、興味ある事実を挙げています。

、、、、、私は簡単に答えた「日本では、サシミにはツマがあり、ハナにはソエがある。従って、あのパセリはツマと見られたがゆえに残されたのだ」と。ではツマとは何なのか。サシミのツマは、栄養学上の必要からツマがついているわけではない。これは、日本人と西欧人 (またはユダヤ人) との根本的なちがいの一つなのだ。マグロのトロがおいしいなら、これを切って最も純粋な形で (ということは、切り身をデンと銀の皿にでものせて) 供すればよい、他のものがあっては、かえってその真味が味わえない、とするのがユダヤ人の考え方 (というより行き方) である。ヘブル文学が日本で読まれない理由の一つは、ここにあると私は考えている。まさに、「土の器に黄金を盛る」行き方なのだ。中が純金なら、器がどうであれ、純金は純金であり、中の金にまじりものがあるなら、容器がいかに立派でもそれは金としては価値がないことは事実だが、「かく申すも、それは理屈なり」であろう。、、、、、(引用終り) 168877

(後略)
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その他
169893 > 閉塞する官僚制度
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/29 AM10 【印刷用へ】

> その他(社会統合)
> 31172 閉塞する官僚制度
> 熊谷順治 ( 35 企画 ) 02/05/17 PM01 【印刷用へ】
>>問題の一つは、士農工商であれ学歴であれ肩書きであれ身分が固定化され、本人の能力や努力とは無関係に評価されること、従って、サボり・堕落を助長することが身分制度の問題の一つだと思います。<<> 現在の官僚の世界はそのような身分序列の典型です。

同感です。82596
我が国の制度は身分制度 (序列制度) であって、役割本位の制度 (責任制度) ではありませんね。127233
責任を果たすには意思の力が必要であるが、意思のない国の責任感 (sense of responsibility) は序列感 (sense of hierarchy) にすりかえられている。141618(正誤表: 御材料→御用材 )
意思の無い人間の世の中は、「とかく、この世は無責任」となる。98352

> とくに、最近問題の多い某省の官僚などは、「学閥」はもとより、2世、3世が同省の官僚になっていくような「世襲」さえもあります。

家元制度の踏襲ですね。103971

> 問題さえ起こさず普通に仕事をこなしていけば、エスカレーター式に昇格し、最後は肩書きに応じて天下り先が用意されているとなれば、課題に積極的に取り組むより問題を起さないことに神経をつかうようになるのも当然かもしれません。

仕事は何事もお役目・当番ですからね。何事にも無為無策となる。93729

> あるいは、それでは活力が出ないので危険を冒してまで私利私欲を貪ることに活力を見出してしまうのかもしれません。

活力を削ぐ必要がありますね。161649

> 日本が外国に対するキャッチアップをめざしているときには、国民の期待も課題も明確で、仕事の成果と肩書きとがうまく連動していた時代はあったと思いますが、日本が経済的に豊かになり、国際的な立場もある程度高まると、国民からの期待が不鮮明になるとともに、官僚たちの意識の中からは、使命感や責任感が薄れ、外向き(国家間闘争)から内向き(身分保持のための省庁間闘争あるいは対国民闘争)へ転換していったものと考えます。

元来、序列は構成員間の関係に基づくものですから、官僚たちの注意力は内向きになりますね。107077

その過程で官僚たちの活力と序列制度のギャップが大きくなっていったのだと思います。

官僚たちに意思がなくて活力のあるところが問題ですね。99864

当たり前ですが、活力や期待の有り様と乖離した序列は意味がありません。

階称 (言葉づかい) のある言語 (日本語) を使うと、形骸化した序列から離れることは難しいですね。103009

> 官僚という身分がまだ社会的に認められている以上、高い身分を得たものは当然これを死守しようとします。自ら、放棄することなど考えられません。

我が国には、個人主義がない。90706
個人の意思を見定めて、個人を選ぶことが困難である。82879
官僚は、政治家の助っ人です。政治家の意思で動く人です。142205
しかしながら、その政治家にも意思がない国では、助っ人の活力は暴走し勝ちですね。82057

だから、身分(≒存在)を脅かすような問題は組織ぐるみで隠蔽し、身分を揺るがす敵は排除しようとします。そのような彼らは自分達では変わりようがないでしょう。

官僚組織には自浄作用がない。123857
外部からの監査が必要ですね。23956
倫理・道徳に関する年次要望書も必要ですね。143458

> 内向きである以上、彼らの存在意義や活力は衰弱するばかりで再生されることなどないでしょう。

同感です。94865
事態は、官僚の責任というよりも国民の責任でしょう。84432

> “公職”という役割もこれからは市場経済や私利私欲といった旧い活力の延長上ではなく、新しい活力や評価圧力の延長上に創られていくのではないかと思います。

無為無策でいながら、期待・願い・祈りばかりでは事態は好転しませんね。106379
国民の意思表示が何よりも必要ですね。82285
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現代意識潮流を探る、その深層には?
169833 > 事実や潜在思念を固定化することと固定観念のちがい
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/28 AM06 【印刷用へ】

> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 169818 事実や潜在思念を固定化することと固定観念のちがい
> 長谷川文 ( 40 大阪 ) 08/01/27 PM10
> 潜在思念を言葉化することによって、その中味は鮮明になり「固定化」される。事実を捉えて言葉化すると、その内容は固定化され、「固定圧力」を持つようになる。

「固定化」は「顕在化」ということですね。129394
事実を捉えて言葉化すると、その内容は実況放送・現状報告のようなものになる。82123

> 「固定」という語を含む言葉で「固定観念」というものもありますが、潜在思念や事実を捉えるかわりに架空の理想を捉えて観念化している。

「架空の理想」というのは、「架空である理想」ということでしょうね。93383
潜在思念を言語化するのは、難しいですね。歌詠みのようなものになりやすい。98265
事実を捉えるのは、人畜共通ですね。169470

> その背後には否定意識が存在するので「○○であるべき、(でもそうなっていない)」→だからだめなんだ・・・に、つながっていく。

「だめ」ならば、「改める」ですね。84361
筋道だった改革のための方策を考え出すことが必要ですね。83747
その方策を実行に移す意思も必要ですね。82057
意思がなければ傍観者となる。84819

> 露店などで「男は闘争存在」や「女は充足存在」といったカードの言葉をみて、「いや〜ちょっと・・・(逃)」という反応と、「そうだったんだ〜^^」という2通りの反応があるのはどういう心の動きの違いなんだろうと思っていたのですが、固定観念として(否定意識で)捉えると自分はできていないとダメ観念に陥るのか、事実を言葉化したものだと捉えてみんながそういう存在構造を持っているんだと気づくのかで、全く見えてくる世界が違うものなのですね。

日本語脳は、事実を言葉化するのみですね。82193
ダメ観念に陥るのは、思考停止と意思のなさに関係しますね。83225(正誤表: ありがた節→ありがたや節 )
無為無策では、閉塞感に囚われますね。167450
そのままにしていると諦観になるでしょう。165417

> 潜在思念を言葉化する・事実を言葉化して固定圧力を作っていくこと。
そのために「なんでそうなっているのか?」を構造的に捉えていく思考方法を伝えていくことって本当に重要だと改めて考えさせられました。

雑念が邪魔をして現実直視が難しいので、簡単なはずの事実を言語化することも難しいです。149930
「なんでそうなっているのか?」の質問は限りなく存在し、個人の発言の根底を求める「それで、どうした」の質問にも答は出せませんね。99069
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潮流3 出口が見えない、答えが欲しい(収束不全)
169777 > じつはみんな思ってる。
寺嶋眞一 ( 70 無職 ) 08/01/27 AM07 【印刷用へ】

> 潮流3 出口が見えない、答えが欲しい(収束不全)
> 25503 じつはみんな思ってる。
> 宮川悠子 ( 23 広報 ) 02/03/02 PM11 【印刷用へ】
(前略)
> 異世代の人たちと話すことって、いま普通に暮らしていたらなかなかないかもしれませんね。> よく言われる「近頃の若者は(何も考えてない)…」とか、よくある「オヤジ」に対するイメージ(なんかごまかしてる、やり過ごして生活してるんじゃないの?)とかを考えると、お互いに否定的な視線を送っていたりするのかなあ、とも思います。> でもこういうのって、体験として語っているというよりも、テレビや新聞や雑誌の受け売りがほとんどではないか、という気もします。

同感です。直接体験による現実直視が貴重ですね。169470
受け売りの内容が自分の意見と思ったりして。93613

> 実際に異世代と本当の意味で接している人って少ないのかもしれません。

同感です。気分・雰囲気ですら、異世代間で合わないですからね。99864

> 家族も含めて、表層的というか、核心には触れないというか、そんな雰囲気が作り出されてることって、よくあります。

日本語の話は、表層的というか、核心には触れにくいですね。127194

> そして、これは同じ世代でも同じなのでは。つまり、いったい何人のひとと、本当に知りたいことを話してるか?ということ。> ただバカ騒ぎをする仲間はいても、一緒に答えを探そうという風にはならなかった。> お互い、わからないからごまかしてたんですね。(つまり 25174、25139)

お互いに、無哲学・能天気ですね。82144

> ところで、そんな時に、そんな共通の意識で出会った人たちがいます。> 同じ思いの若者もたくさんいて楽しかったのですが、おじさんとも意気投合しました。> ここで言う共通の意識・関心は、「今、何が起ってるのか」「みんな何考えてるのか」だったり、「みんなと何かするのってたのしい」「何をしようか」だったりするんですが、それらを共有している人たちとは、新しい方向に向かってるというか、みんなが光りだすというか、とてもいい意識の「協働」や「交感」ができました。

ナウな感じの意気投合をしたのですね。90820 (正誤表: ‘それは流動的な、、、、、’ と ‘流動的な対象を、、、、、’の文頭に ’>’ をつける)

> ふと思うのですが、世代は関係ないようです。> お互いまさに「何考えてるのか教えて欲しい」って全人類的に(笑)思っていて、懐に入ってしまえば「そうだよねぇ」っていう意識の一致=状況の共認ができる気がします。

哲学に世代は関係ないですね。146284

> たくさん教えてもらって、自分の経験ともつなげられる。> 自分が感じたことが答えのヒントになる。> これは対面での出逢いだったのですが、最近もっとすごい「場」を実感してます。> 掲示板とかメーリングリストには、色んな人のつぶやき(潜在思念)とそれに反応する共感や答えが集まっていて、まさに垣根がありません。> るいネットも、そういう意味でとても楽しいです。

潜在思念を文章化 (顕在化) することが考える人の働きですね。129394

> では、なんで家や学校でそんな話をしないか、というと、表層的という見方もできますが、文字通り「社会的な」関心だからかもしれません。> 家庭や集団を超えた次元の話だから、状況(社会)を共有している人となら誰としたっていいはず。

「社会的な」関心だから、具体的物事の話ではないのでしょう。146694

> もしかしたら、むしろそういう自分の世界を越えたところに「答え」とか「ヒント」を求めてるのかも。

世界観ですね。157207
「あるべき姿」に関する内容は答えとかヒントになりますね。127406

> 世の中には色んな体験をしている人がいるので、どんどん話していけばいと思います。> そしてそれは全てつながっていて、今という時代の状況認識=答えの一部なんだと思います。> ということで、これからもよろしくお願いします。

実況放送・現状報告の内容の正確さは現実直視ですから、現実批判の正しい裏付けになる可能性がありますね。102019(正誤表: でるので→できるので)

> *中高年(私権社会に生きる者)の本音としては、(11256 本田さん)がオススメです。本田さんがオヤジなわけではないです。念のため。

現実を理想に導く筋の通った現実対応を考えることが必要ですね。136260
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