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参拝問題         寺嶋真一さん 公務員 20010727 投稿

 

小泉純一郎首相は、8月15日の靖国神社参拝は参拝としてやってしまうと言う。だが、この問題は彼の動作とは関係の無い問題である。昔から言われている公私の問題とも次元を異にする。関係があるのは、太平洋戦争に対する彼の哲学である。つまり、国を代表する彼個人の問題である。彼の考えるこの世の「あるべき姿」から判断すると、あの戦争は正しい姿であったのか、それとも道に背いた戦いであったのかということである。世界の人びとは、それを知りたがっているのである。221 文字

 

 

小泉人気            寺嶋真一さん 公務員 20010711 投稿 

 

小泉首相は、ただ気分に乗っているだけである。開戦前の東条首相のようなものであろう。綿密なアメリカ占領計画でも世界に向けて公表してからスタートした方が分りやすくて良い。83 文字

 

 

わが国の進路    寺嶋真一さん 公務員 20010710 投稿 

 

構造改革は、我々が子の代、孫の代をかけてまで成し遂げる大事業であろうか。それとも当面の事柄なのであろうか。構造改革が完成すれば、それで、わが国は、世界の人々から仰ぎ見られるほどの結構な国になるのであろうか。それとも、構造改革を必要としていない国々と同じ水準に達するのであろうか。目先のことも分らぬ様では、愚かな国民である。しかし、目先のことしか分らぬようでも困るのである。各政治家は、わが国についての「あるべき姿」と世界についての「あるべき姿」を早急に明らかにしなければならない。さもないと、世界の指導者どころか、自国の進路をも定め得ぬ愚かな人となる。276 文字

 

 

日本的指導者    寺嶋真一さん 選択してください 20010707 投稿 

 

小泉首相は世界的な政治指導者になれるであろうか。あらかたの日本人は「今ある姿」にどのようにでも対応できると考えているようであるが、自分自身の「あるべき姿」を示すことの出来ない人は、所詮、凡庸な人である。いわゆる、時代に流される人である。時代を切り開く人にはなれない。133文字

 

 

話し合い成立の条件      寺嶋真一さん 公務員 20010630 投稿

 

日本人は、善人と悪人の区別に疎かである。そのため、自分達の住む社会を善意の人だけに限ることが出来ない。そこで、何でも相手かまわず話し合おうとする。大学においてでさえもである。彼等は、人間としての色眼鏡を掛けて世界を眺めることをしない。自分にとって不都合なことをするアニマルと、自分にとって不都合なことをする個人とを同次元における同価値のものと考えている。個人に理性を求める習慣はどこにもない。だから、責任者は相手が恣意・悪意の持主であっも「話し合え」という指示を躊躇なく出す。この指示後、意味ある話し合いが持たれるかどうかについては、責任者は全く注意を払わない。話し合いは善人同士でないと「狼と七匹の子やぎ」の対話のようになる。単なる暇つぶしどころか、その後に禄でもない禍が付いてくる。私とMはこの調子で、もう十年も大学内において、話し合ってきた。話し合いを指示する人は、建設的な話し合いの意味と、その成立条件を学ぶ必要がある。414 文字

 

 

先の戦争のこと              寺嶋真一さん 公務員 20010629 投稿 

 

日本人は、先の戦争の貴重な体験の風化を恐れている。事実だけでなく痛みを伝えるのだという。感覚を感覚として記憶に留めようとしている。だが、学習とは、感覚として記憶に留めることではない。哲学として記録に残すことである。日本人には、哲学がない。歴史哲学もない。無哲学の状態は、近隣諸国の疑惑を解消させられない原因となっている。「友好と信頼」という言葉は、哲学に代わるものではない。歴史に学ばないものは、歴史を繰り返すといわれている。望まずして危機に陥る民族とは、我が民族のことである。239 文字

 

 

世界最先端のIT国家    寺嶋真一さん 公務員 20010622 投稿 

 

政府は、わが国を世界最先端のIT国家に仕立てようとしている。しかし、ITにより運ばれる我々の言語はお粗末である。時制がないために、現実以外は構文に乗らない。ばらばらな単語は、意味を構成しない。発言の大意・要約は役に立たない。意味もなければ、矛盾もない。議論にならない。だから、問答無用なのである。悟りの道は、文字・言語によって伝えられるものではないという意味を「不立文字」という。言語では、説明できない深遠・微妙なことを相手の心に伝えてわからせることを「以心伝心」と言う。これらは、禅宗の立場を示す標語となっている。この言語離れの傾向は、わが国においては、庶民にまでも深く浸透していて「俺の腹の底が、お前らに読めてたまるか」という。はたして、わが国は世界最先端のIT国家になれるのであろうか。346 文字

 

 

小沢氏とロボット          寺嶋真一さん 公務員 20010616 投稿 

 

自由党の道は何本あっても良い。ただ目的地は一箇所に定めてもらいたい。荒れ野原も暗雲が立ち込めた状態も有権者は敢えて眺める必要のないものです。理は人間として、誰もが貫くべきモノ。その道中に障害があれば、いろいろと解決の方策を練るときである。個人の信念と理想は共に未来の内容であり同じではないでしょうか。自由党が崩そうとしている旧体制は、古い時代遅れのロボットで表現されているが、決められたことだけを疑いもなく遂行するロボット。自らの意志で動くのではなく既得権益の中で、誰かが操っているロボット。3メートル にも及ぶ巨大なロボットと小沢の力の差は歴然。しかし、そんな『旧体制』ロボットに小沢一郎は勇気をもって命がけで戦いを挑みます。思い切って体当たりすると、小沢党首のエネルギーで旧体制に「日本一新」の風穴があきます。傷だらけになりながらも、信じる道を再び堂々と突き進みます。党首の背後 では『旧体制』ロボットは倒れ爆発します。 自由党には、他党にはないユニークな政策面での主張や実行力が命がけの体当たりで表現されております。混迷した日本だからこそ、先見性と強いリーダーシップ (指導権) が必要です。人間小沢一郎の魅力とスケールを感じさせるが、雰囲気では、眞の政治はできない。 その後にどのような世界が待ち受けているのか知らせてほしい。562 文字 

 

 

結構と言えるまで          寺嶋真一さん 公務員 20010616 投稿

 

小泉内閣は今も異常に高い支持率を確保していますが、あまり信用できません。政府にはこれまで何度も騙されてきました。騙されたというよりも、こちらが勝手に解釈して期待してきたのがいけなかったのかも知れません。だから、小泉内閣が守旧派の自民党を基盤にしている限り、いつまでたっても改革はポーズでしかないと思います。その証拠に、小泉さんはスローガンだけは威勢がいいが、未来社会に関する具体論になるとすべてが言葉になりません。どうか「日本を見るまでは、結構と言うなかれ」といった国のイメージを描き出してもらいたい。そして、そのイメージに至る具体的な道筋を明示してもらいたい。さもなければ、自民党内での目先の権力闘争に専念するよりしかたないですね。316 文字

 

 

自民党のこと    寺嶋真一さん 公務員 20010616 投稿 

 

自民党は守旧派の政党か、改革派の政党に属するのであろうか。それとも、守旧と革新が合同した政党なのであろうか。党員には、未来における行く先が問題なのか、それとも目先のことに囚われているのか。94 文字

 

 

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