寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/12/06 15:00
日本がかつて都合のいいところだけ輸入した中国にせよ、現行法の発祥地であるヨーロッパにせよ、かつて「暴君放伐」思想があった。実際に中国でも西欧でも暴君放伐が行われてきた。
日本では江戸時代、儒教から「革命・天命」思想を削除することで、「儒学」は世襲による身分秩序絶対化の論理となってきた。権力者は偉い権威であって上位者を糾弾することは不道徳だ、と。日本人の礼儀は、序列作法ですからね。自然と権威主義になる運命にある。
また、明治期からは、大日本帝国憲法の下、「国家無答責」の行政法理によって、官僚の行為は常に正しいとされた。ローマ法王のようなものですね。神がかっていますね。やはり、我が国は神国か。
今でもなお「憲法は変われど行政法は変わらず」といわれ、勘違いエリートはエリート精神(公正・社会奉仕の精神)もないのに、「(公務員試験をも含めた)受験競争に勝つ=エリート」と錯覚し、権力者として君臨している。人々は「上と見るか、下と見るか」のメンタリティから開放されることはないですね。日本は「暴エリート放伐論」がない国か。
果たして、彼らには「自責の念」はない。意思のない人間に「自責の念」はない。意思は未来構文 (未来時制) の内容であり、日本語には時制がない。日本は「暴君放伐論」がない国か。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/12/01 11:20
学問とは、知識に対するcritical thinking(批判的思考)によって知を深めていくものである。
ところが日本では批判的思考法を習わない。
批判は、「あるべき姿」を基準にとって、「今ある姿」に批判を加えるものである。
ところが、日本人には「あるべき姿」の内容を脳裏に蓄えている余地がない。
日本語には時制がなく、次元の違った2つの世界の内容を並置して脳裏に描くことが難しい。
だから、「今ある姿」ばかりが重要視されている。
各界で人材劣化が叫ばれる今、このような現状を改善するためには、情勢に対応して合理的な価値判断ができる日本人を育てる必要がある。英語による勉強が正しい考えを育ててくれる。
具体的には、特に人文社会系において、教師が学生に対して、一つの事象を多角的に理解する必要があるということを指導しなければならない。考えの内容は、人さまざまですからね。
丸暗記と受け売りばかりの受験勉強で鍛えられていては、待ちの政治と追従外交を行うしか手がない。(英米人の考え方を習得しない限り、アメリカか誰かが言ったことにただ付いて行くだけになる)。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/11/30 14:46
法は権力であるが、権力を制限するという機能をも持つ。
その意味で、成文の規範・マニュアルは重要である。「書いたものは斧でも切れない」という諺がある。
なぜなら、日本では「周囲に気を遣え」と言われて不当に残業などをやらされることが多いからである。
考えてほしいのは、実際に部下などに行動させられるということは、実際に「権力を行使している」のだということである。
「周囲に気を遣う」というと私たちは素晴らしいことだと判断し、規定を大幅に越えてまで残業をしたりする。
それは、日本人には自己がなく、日本語には第一人称がないからである。
自己の呼称は「わたくし」「わたし」「わし」と環境によりさまざまに変わる。しかも正確に変わらなくてはならない。
だから、日本人は、あたりの空気を読む必要がある。気分・雰囲気で第一人称の呼称は変わるので、客観的に見るとつかみ所がない。
個々人のレヴェルが「塵も積もれば…」で社会のレヴェルともなると、「労働法を形骸化させる」という危険な状態を招く。
公正な社会の実現、維持には国民の言語を通した不断の努力を要するのである。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/11/30 10:02
日本の官僚主義というか、官僚制度って実は結構簡単に解決できる話であります。
どうすればよいかというと、アメリカみたいにトップが変わったら、総入れ替えみたいなことをすればよいですね。個人は、人さまざまですからね。
そうすれば嫌だって官僚は政治家の言うことを聞かざるえない。政治家は国民の真の代表ですからね。
終身雇用ではなくて総入れ替え制度の官僚は、長期に渡って同じ立場にいるわけではないから、腐敗なんかもないんじゃないですかね。
日本人は何かにつけ序列頼みですからね。終身雇用、年功序列を是とする日本の社会ではもの凄く難しいことなのでしょうね。だが、ご一新が必要ですね。
まあそうすれば少しは日本人はましに見られるようになるような気がします。よろしくお願いいたします。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/09/10 10:22
時々刻々、世界の動向に無為無策の日本がきちんとついていけているはずはない。
日本の柱(国政)が現在与党の自民党新総裁選びでお祭り騒ぎのドンちゃん騒ぎをしている間にも、世界は待ったなしで動いている。日本人は、お祭りのドンちゃん騒ぎが好きである。我を忘れる仕来たりであろう。政治感覚のない国民ではあっても空白の国政に危惧している。政治に間断があってはならない。総理が倒れたら、自動的に副総理が後継総理にならないのか。「日本人のメンタリティ (考え方) を変える」ことがいまの日本の大命題であろう。未来の内容が明らかにされなければ、民の安心は得られない。安心感がない暮らしを打開したいと、国民は閉塞感にさいなまれている。世界を見渡せば、緊迫する世界情勢に日本人は無為無策で歌を詠んではいられない。一刻の猶予もない状況でも、感性あって理性なしか、教育あって教養なしか。暗記と受け売りばかりの教育では、民は生きる力を得られない。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/08/24 02:56
>とみん 東京 主婦 50才代 2008/08/17 11:08
>靖国問題と国立式典施設問題。
政府が戦死者の追悼を靖国神社に丸投げしているところに問題がある。
政府は、戦死者の墓を永代供養すべきだ。我々遺族に墓地の草取りをさせないでほしい。
>身分肩書きを参拝者名簿に書くのは違反。
>禁止していただきたい。
身分肩書きを参拝者名簿に書くのが神事に反することであれば、神官が責任をもって禁止するでしょう。
>無宗教の式典施設を設ける案にも反対。
宗教争いを避ける意味からしても無宗教でよい。宗教政治も困るし宗教の式典施設も困る。
>無宗教という宗教。
民が敬意を表するのは、宗教とは限りませんね。
我が国の首脳も外国では、戦死者に敬意を表しているのではないのですか。
私の故郷では、20名程度の子供が、毎年米国のアーリントン墓地に敬意を表している。
わが父の墓にも、世界中からの外国人観光客が表敬訪問をしてくれるとありがたい。
>無宗教という国教。
国教は禁じられているのではないのですか。
>小泉氏が靖国参拝、疑っています。
鳴り物入りでやらないところを見ると、彼の参拝も申し訳程度なのでしょう。
>無宗教の国による式典、大反対です。
無神論者でも、国を守って果てた軍人には敬意を示すべきでしょう。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/08/23 20:09
>とみん 東京 主婦 50才代 2008/08/21 14:12
>霞ヶ関の省の縦割り、重症のようです。
同感です。
>早く政権とって、国民より省を守る役人を改革してください。
自己序列の利益を守るために力を発揮しますね。
>先の大戦も、海軍と陸軍が、喧嘩の合間に戦争してたという人もいますが、省の縦割りはいまでも重>症のようです。who交渉でも、農水省と経産省の意見が食い違い、他国に遅れをとったという。
縦割りは、日本語で考える限り続くでしょうね。
序列系列間の争いも、片時も忘れることが出来ませんね。
他国のことなど眼中に無いのでしょう。国内の勝負がすべてでしょう。
なにしろ島国根性ですからね。
>農水省と経産省を合併はできないのか、他の妙案はないのか、省で喧嘩、責任押し付けして、他国に>太刀打ちできないといいますから、救いようがありません。
沖縄戦は、負けるべくして負けたのでしょう。
>外国にはへこへこして、国民に威張り散らす政治家や官僚など減給するべき。
日本人は、議論が出来ませんからね。外国にへこへこは、止むを得ない。
>政権交代での霞ヶ関改革、切望します。
同感です。
根本的な頭の切り替えが必要ですね。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/08/11 06:19
2/2
経済力を背景にした軍拡競争は、ついにベルリンの壁を崩した。核の超大国となり核戦争の脅威を明らかにすることも、その答えの一つである。
日本人が悲惨さを説明しなくとも、各国の政治家たちは、その馬鹿さ加減をよく理解できているはずだ。さすが軍国主義の日本人も、原爆の威力を見て戦争をやめた。
今不足しているものは、核兵器の威力による精神的重圧である。核爆発の悲惨さは子供にも理解できるが、核兵器の威力による精神的な重圧は子供には理解できない。威力は理性により捉えられ、悲惨は感性により捉えられる内容である。
世界平和への道筋が見つかったら、各国の首脳に理性に訴える圧力をかけて、現実を世界平和の方向に動かすことができる。経済大国の我が国には、その可能性がある。
我々には、世界平和への強烈な圧力手段を持つ道筋を組織的に探求する努力をしなければならない。そして、現実の圧力を実行に移す固い決意をすることが必要である。
いずれにしても、平和念仏主義では、現実は動かない。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/08/11 06:18
1/2
私の高校時代の社会学の教科書には、「物言えば、唇寒し秋の風」という俳句を引用して、我が国の封建時代の言論の自由のなさを説明していた。
西洋のように異端者を火あぶりの刑に処したことはないが、我が国の為政者は住民を十字架にかけて殺した。歴史的なことばかりでなく、今日でも、誰も知らぬ間に何者かに頚動脈をかき切られて暗殺されたり、ライフル銃で頭に風穴を開けられて殺されることは、何処の国でもありうることであろう。同じ宗教に属していても所属する会派が違えば、お互いに殺し合いをしなければならない国もある。
私の妻は、「そのようなことを書くと、自分に良いことはありませんよ」と忠告してくれる。
原爆の被害は悲惨である。日本人は、ただ熱心にそれを歌にして詠む。それが人間に与えられた義務であると考えているからであろう。
必勝祈願しても、我が国はアメリカに勝てなかったのであるから、日本人の精神主義も当てにはならず、言霊の効果も期待できない。
我々には、戦争状態を平和な現実に導く具体的な道筋が必要である。
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寺嶋眞一 静岡 無職 70才代以上 2008/08/04 12:46
構想がなくては、建設するものなど何もない。構想なくして、国家建設も世界建設もありえない。我が国の ’UNDER CONSTRUCTION’ は、何処もかしこも「建設中」ではなくて「工事中」なのであろう。工事は、モグラ叩きの方法による一時しのぎ問題解決法である。意見も建設的な意見ではなくて、工事的なものとなっている。
不安は、空白の未来に関する感情である。この国には何でもあるが、ただ希望だけがない。不安を解消しようとする安心実現内閣も工事的な内閣なのであろう。建設には構想があり完成がある。人は完成状態を理解することにより、希望を抱く。たが、工事には構想がなく、作業はエンドレスに続けなければならない。
英語では「あるべき姿」は未来時制の内容であり、「今ある姿」は現在時制の内容である。時制を混乱させることは英米人としては考えの誤りとなる。日本語には時制がないので、日本人の考え方では、「あるべき姿」を考える人には、「今ある姿」が見えなくなり、「今ある姿」を考える人には、「あるべき姿」が見えなくなる。そのどちらでも無い人は、空理空論派となって相手にされない。そこで、通常、「あるべき姿」の派と「今ある姿」の派に分かれた論戦となるが、いずれが勝つにしても現実を変えることのできない不毛の議論となることに変わりはない。
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