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憲法を愛する人の力を合わせよう          寺嶋真一さん 公務員 20011010 投稿 

 

私たちは、冷戦構造崩壊後の平和と安定の秩序作りの根幹は、武力への信仰ではなく、「多国間の信頼と協調」にあると考える。それは、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、その裏切りを断じて許さず、我々が主体となってその責任を追及するものである。信義と裏切りの両立はありえない。戦争放棄とそのための戦力不保持を誓った日本国憲法の理念を具体化する目的をもって、この目的に添うあらゆる手段を世界に拡げる。だから、現実には、日米軍事同盟強化を基礎に、憲法を時代に即応したものに改善し、集団的自衛権をも容認しようという動きを強めてゆきます。軌を一にするかのように歴史的事実を大きくゆがめる教科書が編纂され、アジア諸国の憤激をかっている。憲法改善の実現と偏狭なナショナリズムの撃破は、時代の文明を著しく推し進めるものである。 今、平和憲法は戦後最大の危機に直面している。しかし、平和を愛し、平和憲法の世界の実現に心を寄せる人々は、国会の場はもちろんのこと、さまざまな分野で憲法改正を実現するようその具体策の遂行に力を合わせることを強く訴える。462 文字

 

 

人情の国            寺嶋真一さん 公務員 2001108 投稿 

 

ある人が「日本人は、フィーリングでものを考えるからな」と言った。また、ある外人は「日本人は、直感で物事を判断する」と結論した。これらのコメントは、我々日本人が歌詠みの性質を備えていることを見抜いた発言である。歌詠みのように、我が方から積極的に勝手な解釈を横行させていたのでは、議論は出来ない。まともな政治も成立たない。 米国同時多発テロの今、こんなに慌ててドタバタどたばたする。日本人は、その時々に心を動かすことが大切と心得ているからである。雰囲気に飲み込まれて「酒だ。酒だ」と叫んでいるようにも見える。「流されている」または「流された」と言ってかこち顔をする。冷静でも沈着でもない。理屈を述べても付いて来ない。はじめから、理屈には興味がない。自己慶賀に関する話でないと興味を示さない。「酒を飲みねえ。寿司を食いねえ」といったところである。 批評家は、私の文章が暗いと漏らす。私は、ただ事柄の筋を述べているだけであって、日本人の善悪を論じたつもりは無いと弁解すると、それでも日本人は暗く感じるのだという。どうやら、相手は無粋な私の論理を芸術の角度から捉えようとしているらしい。486 文字 

 

 

好みの政治家    寺嶋真一さん 公務員 2001108 投稿 

 

小泉純一郎氏も田中真紀子氏も情緒的な人間である。絶えず雰囲気を盛り上げようと務めている。少なくとも、この国が必要としている冷徹な人間ではないようである。やはり、彼等は、日本人好みの政治家なのであろう。100 文字 

 

 

「我、関せず」か          寺嶋真一さん 公務員 2001107 投稿 

 

犯罪は、警官が取り締まるものである。もしも、隣の家に強盗が入っているのを見たら、あなたはどうするか。勿論、警察に通報する。その後は、どうするか。「我、関せず」か、何かできることをして、犯人に抵抗するか。世界の平和を乱すものには、国連の責任で対処すべきである。もしも、友好国が犯人から被害を受けたらこの国は何をするか、それとも国連の名を挙げて何もしないでいるか。180 文字 

 

 

進歩の国民になるには  寺嶋真一さん 公務員 2001103 投稿 

 

没個性の社会に存在する弊害は、横並びの競争を強いられることと、(現在形の中での) 同次元の協力を強いられることである。未来のことには、内容が無く、現在のことは、態度・心構えに関する内容となる。これが、日本人型の着想である。英米型に従って「あるべき姿」を主張し、「今ある姿」を批判する。これができれば、我々は進歩の国民となれる。英米人は、地に足の着かぬことをも考えのうちに入れている。つまり、心に理想を描いている。驚くべきことは、現実にとことん拘る日本人より、英米人の方が現実支配に長けていることである。ただ今の地球は、英米の世である。どうして、そのようになったかを考えることは、我々にとって意味がある。300 文字 

 

 

温故知新            寺嶋真一さん 公務員 2001930 投稿 

 

他人の価値基準を認めないタリバンを相手にして、我々はどのような対策を打てば良いのであろうか。日本人の平和呆けには、その基礎がある。目の前に危険が及ばなければ、危機感を生じない。危機が目の前に迫ってこなければ、まともな考慮の対象にはなりえない。つまり、洞察力に欠けているのである。表面的な話ばかりをしている日本人の中にも、「深い議論をやってゆくべきだ」と言う人もいる。きっと目の前の現象論だけでは、飽き足らないのであろう。しかし、未来・過去の事柄を現実形で語っても深刻にはなれない。それは、実感が湧かないからである。「その時になってみなければ分らない」とするのが一般的である。過去形と未来形が無ければ、温故知新による学問も無理である。地下鉄サリン事件の風化も激しく、あのテロで最も多くの事柄を学んだのは皮肉にもアメリカである。 362 文字

 

 

日本人の仲裁    寺嶋真一さん 公務員 2001929 投稿 

 

この日本にしか出来ない立場がひとつあります。それは、仲裁です。米国と中東との仲裁を行うのです。日本は大国でありながら軍事的脅威が全くありません。世界中のあらゆる紛争地域で仲裁の活動を行なう可能性があります。歴史上ただひとつの原子爆弾被災国でありながら、ただの一度も国際紛争の仲裁活動を行なって来なかった。そして、日本の立場から見た話を全世界にして、強い説得力によりこの地上に平和をもたらすべきだと思います。203 文字 

 

 

世界貿易センタービルの再建と破壊      寺嶋真一さん 公務員 2001929 投稿 

 

TVのニュースで世界貿易センターの由来について放送されていました。その内容は「松本 學という人が,第二次世界大戦後,戦争の原因は大国が小国を植民地化する事により起こる。貿易により小国も大国も豊かになれば戦争はなくなると考え世界貿易センターを作った。」という内容です。 そのニュースを見た時,日本の使命はテロリストに荷担することではなく,世界貿易センタービルを再建することにより世界平和に貢献することだと思いました。そうすれば、またテロリストがやってきて破壊することでしょう。日の丸を高く掲げることのない自衛隊を派遣しても決して日本は世界から尊敬されることはないでしょう。逆に、自己の信念を持つことの無い自衛隊を派遣することで不信感を持つ国々も出てくるでしょう。日本は戦争を二度と繰り返さないと誓った国です。テロリストに荷担するのではなく,世界平和に貢献することこそ日本の使命ではないでしょうか。395 文字 

 

 

真理の違い       寺嶋真一さん 公務員 20010924 投稿 

 

日本人の発言はまこと(真事)とまごころ(真心)の二者に限られている。そして、真事・真心の表現に専念したいと思っている。これ以外のことは、真理とは考えられず、打ち捨てられている。真理に関する日本式鑑別法は、「嘘、本当」という質問によってなされる。本当とは、真事のことを意味している。英米流の真理は、現象の背後にある原理である。日本人が語る実況放送のような説明では受け入れられない。英米人の真理は彼らの努力目標となりうるが、日本人の真理はそうはならない。この真理に関する違いを心得ていないと、日本人は英米人と同じ土俵の上で議論をすることが難しい。271 文字 

 

 

自由で豊富な選択肢      寺嶋真一さん 公務員 20010923 投稿 

 

日本は憲法の前文にも記しているように、ふたたび戦争を起こさない為にも、平和的(話し合いによる)解決をするとなっている。ブッシュ氏の武力制裁を行なうということに対して、どうして小泉氏までもが一緒になって後押しをするようなことを言うのか。何故日本の首相が率先して武力による制裁ではなく、平和的(話し合いによる)解決をしましょうと実質的な提案をすることが出来なかったのか!テロ自体は絶対許されることではない事だが、戦争で解決することでは何の解決にもならない。どんな理由があろうと正しい戦争はない!どうして、みんなで自由で豊富な選択肢をアメリカに提案しないのでしょうか!!それは、意見がないから。294 文字

 

 

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