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進退問題 寺嶋真一 2002/03/26
3月25日夜のTBSテレビでの辻元清美・社民党政審会長は次の如く発言した。進退問題について、辞めるんやったら、何かをして辞めたい。ハラは決めてるが、「加藤(紘一氏)、鈴木(宗男氏)を引き連れて辞めたる」とかいろんなことを思う。「潔く辞めます」で、それで政治が変わるのかと思い悩んでいる。
辻元・加藤・鈴木の3名が辞職して政治が変わるなどと思っている人は一人もいない。だが、議会浄化は有権者の努めであることを強く申し上げたい。議員辞職など社会的に見れば小さな一歩に過ぎないが、議会浄化は親子・孫の代をかけても倦まずたゆまず成し遂げなくてはならない我々社会の大目標の一つである。ぜひ、辻元議員にも有権者としての努力をお願いしたい。我々有権者は、3人の議員辞職を決して無駄なものにしてはならない。時間は貴重である。「親から学ばぬものは、時間から学ぶ」という格言が有る。だから、親の過ごした過去の時間を大切にすることにより、自分の使用できる未来の時間を節約するのである。
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過去の事 寺嶋真一 2002/03/25
辻元議員の疑惑について追及するとか新聞に書いてある。あれは、多分自民党の策略であろう。そもそも何でいまごろ平成10年の話が出てくのであろうか。いや、時間は貴重である。「親から学ばぬものは、時間から学ぶ」という格言が有る。だから、親の過ごした過去の時間を大切にすることにより、自分の使用できる未来の時間を節約するのである。
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ルールでは、どうなるのか 寺嶋真一 2002/03/16
自民党の鈴木宗男衆院議員と加藤紘一元幹事長は、党のルールではどうなるのであろうか。国会のルールではどうなるのであろうか。個人が党に迷惑をかけたと離党届を提出し、議会に迷惑をかけたとして辞職届を提出すべきものか。個人が党員としての責任を考え離党し、議員としての責任を考え議員辞職するものか。全ては、基準により測られることなく、個人の趣味により他の構成員によりその時々に認められるものか。この世の「あるべき姿」に照らし合わせて、彼等にはどのような処分が適当であるかを責任を持って明言できる党の責任者、議会の責任者はいないのか。英米は、法の支配により国力を増進させてきた。わが国民も騒ぎなど起こさずに、これに見習うべきである。
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三流政治の道
寺嶋真一さん 公務員 2002年3月15日 投稿
三流政治の道 10年ほど前に宮本政於は、この国の三流政治家達を「月刊Asahi」で、以下のように批判している。宮本「日本は、どうして三権分立ではないのでしょう」、省の幹部「いや、三権分立になっているよ。憲法にもそう書いてある」、宮本「でも、実態は違うでしょう。本当に三権分立ならば、なぜ我々 (官僚) が法律作成をしているのですか」省の幹部「いや、政治家も法律を作っているよ」、宮本「でもパーセンテージから言ったら、、、」、、、、、、省の幹部「残念ながら、多くの国会議員には法律を作る能力が無い」、宮本「彼等は法律を作ることがその主な任務だと考えるのですが」、省の幹部「建て前はそのとおり。だが、地元に橋を作るとか、新幹線を通すとか、地元に利益をもたらすことが主な任務なのだ」宮本「たしかに地元に外国企業を誘致するなども政治家の能力のひとつだと、アメリカでは見られています。でも法律が作れないのならば議員としての資格はありませんね」。(1)
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(1) 宮本政於 「お役所の掟」 講談社 1993年
資格のない議員 寺嶋真一 2002/03/15
日本は、どうして三権分立ではないのだろうか。いや、三権分立になっている。憲法にもそう書いてある。でも、実態は違っている。本当に三権分立ならば、なぜ官僚が法律作成をしているのだろうか。いや、政治家も法律を作っているが、パーセンテージから言ったら、官僚が圧倒的に多い。これは、実態論の話で、形式論ではない。本来、官僚の仕事は法律に基づいて国を運営すること。法律を作るのは国会議員のはずである。残念ながら、多くの国会議員には法律を作る能力が無い。彼等の主な任務は法律を作ることが、それを果たせそうにない。それで、地元に橋を作るとか、新幹線を通すとか、地元に利益をもたらすことが、国会議員の主な任務になっている。たしかに地元に外国企業を誘致するなども政治家の能力のひとつだと、アメリカでは見られているが、法律が作れないのならば議員としての資格はありませんね。
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魂の抜けた行政
今では、外務省だけが特殊な省と考えられているが、厚生省検疫課長であった宮本政於の指摘する「お役所の掟」(講談社)の実体は、今なお官庁で続けられている。このような体質では、外務省において指摘されているような不祥事は避けられるはずが無い。あって、当然と考えられる。現在、指摘されていることは、正に氷山の一角であって、その下に大きな日本人の生態が隠されている。日本人が、自分自身の体質の問題に関して反省しないならば、正に「外務省は、運が悪かった」と言うことに成る。日本人社会の中で、個人が腐る。宮本政於に指摘されている様々な理不尽により、魂の抜けた行政が行なわれることなる。
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流される 寺嶋真一 2002/03/15
日本人の騒ぎは、自然の力による自然現象である。国会の中の騒ぎもそうである。感情表現は、自然の発露である。個人の意思の力で世界が動くなど考えられない。人間を含めて、全てが自然の風景の中に溶け込んでいる。義理と人情のこの世界。それを血も涙もない法で治められるのは、残念至極なことである。心をなだめてもらいたいとの各人からの要求である。この国の「あるべき姿」が各政党とも違うのか、それとも同じなのか。自民党しか政権担当能力が無いのか。意思を示さない個人は、結局、時代に流されるしかない。
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まつりごと(2) 寺嶋真一 2002/03/14
言葉の言い回しと話の筋とは別儀である。理性は話の筋であり、感性は言い回しである。日本人が荒れるのは、山が荒れるのと同じである。日本人には言葉を通した理性による説得が難しい。民の感情を治めるのに腐心する情治国家である。日本人の代表者は、理性の代表者ではなくて、感性を歌い上げる代表者である。だから、政治も古代調となり、政 (まつりごと) である。
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政治家にとって大切な事は何か 寺嶋真一 2002/03/14
鈴木宗男氏をいつまで燻るつもりですか?
加藤氏と鈴木氏のチマチマしたことを追及している暇があるのですか?
二人が消えれば、その後どのような世の中がおとずれるかを考えた事がありますか。
自民党を潰せば日本は結構な国に生まれ変わるのでしょうか。
せいぜいこのチャンスを逃さないよう考えてください。
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国務省の避難先 寺嶋真一 2002/03/04
田中外相は、米国同時多発テロ直後に、不用意にも国務省の避難先に言及した。ナウな感じのする発言であった。米国からも抗議はなく、極秘であるから言ってはいけない、と柳井俊二駐米大使からも事務次官からも言われた訳ではないそうである。きっと、日本人の得意な実況放送なのであろう。昔、米大統領ルーズベルトは、日本の奇襲作戦のことも自国民には予告しなかった。開戦直前には、130通にも及ぶ日本艦隊の交信が傍受解読されていたにもかかわらずである。国民に迫る危険を知らせなかったのは、将来の国益を考えてのことである。わが国民も、未来形で考える習慣がないと、国を過つことになる。
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