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日本一新 寺嶋真一 2002/07/25
日本一新の指針は、
1. 日本人の心と誇りを取り戻す。そのためには、自分自らに実行力をつける必要がある。
2. 自己中心的社会から、規律ある自由に基づく開かれた社会に改める。そのためには、自分勝手な解釈を公言する習慣を改める。
3. 経済の活力を回復し、だれもが生きがいをもって暮らせる社会をつくる。そのためには、「義理 (序列) が廃ればこの世は闇だ」と言われる序列社会を廃止し機会均等の社会にする。
4. 地球の平和と環境に自ら進んで貢献する。そのためには、伝統的な「我、関せず」の態度を改め、自己の見解を述べる習慣を養う。
5. 21世紀を担う新しい憲法をつくる。他人任せ、「よきに計らえ」など、自己の意思を表さない無責任な態度を改める。自分の事は自分で行なうという基本的な大人の態度を内外に宣言する。
の5つです。 348 文字
モグラタタキの面白さ 寺嶋真一さん 公務員 2002年7月20日 投稿
モグラタタキというゲームは、見ていても面白い。次から次へと穴から顔を出すモグラの頭を槌で叩いて沈めれば、自己の点数はどんどん上がる。出る釘を打つ時のように痛快で止められない。次々と明るみに出て来る国会議員の不正を糾弾するようなものである。だが、これは不正撲滅運動ではない。再発防止策を真剣に考える余地はない。糾弾は、続けてもきりの無い単なるモグラタタキである。タタキは、彼等の自己利益になるからである。浄化では、そうはならない。残念なのは、糾弾者の了見の狭さである。次元の異なる別世界が見えていないと、了見が狭くなる。だから、依然として社会の浄化は進まない。 279 文字
我々の伝統 寺嶋真一 2002/07/18
政党の掲げるホーム・ペイジのご意見の欄においても、日本人はナウな感じの発想で、歌詠みの世界を披露する。繊細というか、チマチマしたことばかりを述べる傾向にある。歌詠みの世界の特徴は、白黒をつけない事である。日本人は、伝統的な絵画の世界においても、光と影の世界を描いて来なかった。
しかし、光と影のない世界は、何処までも見通しの効くアッケラカンとした世界というものでもなかった。常に、霞みがかかっていた。かすかな希望と、得体の知れない底知れぬ不安があった。225 文字
国会審議を円滑に進めるには 寺嶋真一 2002/07/15
宮路和明副厚生労働相は、帝京大医学部受験をめぐる「口利き」問題の責任を取り、辞表を提出した。小泉純一郎首相は、事実上の更迭で事態の収拾を図る方針である。議員が入学試験に影響を与える行為である口利き行為をするなど見過ごすことは出来ない。こうした不正行為を、トカゲの尻尾きりに終わらせないように与野党共に努力しなければならない。旅客機の搭乗者全員に対するボデー・チェックに倣って、全ての議員に対してこの種の不正行為の実態調査を行なうべきである。さもなければ、わが国の議会は、不祥事のモグラタタキに忙しく、審議などしている暇はない。 263 文字
不正疑惑の再点検 寺嶋真一さん 公務員 2002年7月13日 投稿
小泉純一郎首相は、帝京大医学部受験への「口利き」問題で、宮路和明副厚生労働相を更迭する。平の議員であっても、入学許可に部外者の口利きなど許されるものではない。航空機事故など、悲惨な事故の再発を防ぐ方法は、全ての同型機の欠陥部分を再点検する事にある。このことは、国会議員の不正疑惑の再発防止にも役立つ手法である。ぜひ、この手法の再点検により、同種の不正疑惑の再発を根絶していただきたい。さもなければ、挙げられた人は運が悪かったということになり、法の下に平等であるべき正義は行なわれない事になる。モグラタタキに成らぬよう、全国会議員には、この際奮起を促す次第である。281 文字
幻の総理 寺嶋真一 2002/06/18
小沢一郎氏は、以前に政権についたことのある人ではなかったのか。そのときに、持てる実力を遺憾なく発揮した人ではなかったのか。今回の、鳩山由紀夫氏との企ては、その時の夢をもう一度見ようというわけか。それとも、あれから彼は人が変わったと言うわけか。 121 文字
とにかく自民党を潰したい 寺嶋真一 2002/06/17
中国瀋陽の日本領事館事件は全く解決していません。日本の不可侵権を侵害した中国政府は日本国民に何の謝罪もしていません。中国は、わが国の友好国でありながら、指導者間で腹を割った話し合いができないのでしょうか。
自由党も民主党も防衛庁の不手際では政府を攻撃するのに、日本政府の中国への弱腰には全く抗議せず、中国政府を守る姿勢を鮮明にしています。
首相官邸への日本国民の最も多い苦情が、「とにかく多発する外国人犯罪を取り締まって欲しい」というものであり、石原氏には、米国に対しても中国に対しても属国のような礼儀・態度しかとれない伝統的な日本政府の外交姿勢を正して欲しい。
小沢さんは、このような国民の悩みや願いには全く関心がなく、民主党と一体になってでも、とにかく自民党を潰したい情熱だけ。 338 文字
非核のこと 寺嶋真一 2002/06/12
非核三原則をめぐる過去の首相答弁は「いかなる政府も守らなければならない」(78年、福田赳夫首相)などと将来にわたる堅持を明言しているが、それも福田赳夫が首相にある間のことで、新しい首相は、新しい有権者の声を反映することになる。小泉首相は「将来の内閣までああやれ、こうやれとは言わない」と言及を避け、「私の内閣では変えない」と繰り返した。将来の内閣の意見まで言い及んでも意味は無い。
福田長官は、「国際緊張が高まれば、国民が『(核兵器を)持つべきではないか』となるかもしれない」との自身の発言については「誤解を受ける発言をしたつもりはない。これからもさまざまな議論があるのは当然だ」と撤回せず、「私の考えていないことが報道され、誠に残念」と報道を批判した。本人の考えていない内容が報道されたのであれば、誠に忌々しきことである。日本人の常習的な自分勝手な解釈が混入したものと推測できる。こうした事実があるならば議論にならない。議論を望んでいない人の態度としか言いようがない。この陋習がなくならない限り、わが国のジャーナリズムの価値は上がらない。 469 文字
閉塞と諦観 寺嶋真一 2002/06/11
フジ・テレビの報道2001年では、小沢一郎も鳩山由紀夫も政権交代の話に花を咲かせていた。わが国においては、政権のたらい回しばかりが激しすぎる。4年任期、8年で入れ替えという具合には、行かないものか。 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるということか。忙しいばかりで、政治の能率があがらない。トマホーク のように、はっきりとした目標を設定した上での政権の樹立を望む。
政治指導者達は、親の代、子の代、孫の代と3代をかけてなしとげるべき壮大な計画というものは持ち合わせていない。途中で空中分解するような実物模型を次から次へと打ち上げる。この杜撰さは我が民族性である。物の哀れというべきか。天国に住もうなどという希望の更々ない人たちであるので、地上における閉塞感をとるか、諦観をとるかの道しか残されていない。閉塞感は興奮、諦観は静寂であるが、共に建設的でない態度が共通している。国際性もなく、常に一人相撲をとることになる。 400 文字
我が民族の伝統 寺嶋真一さん 公務員 2002年6月11日 投稿
我が民族の伝統 防衛庁のリスト作成事件は、一職員が勝手にしたことだと防衛庁は言い張っている。兎角この世は無責任。こういう事件がおきると、かならず組織 (国家) ぐるみではなく、個人が勝手にやったことと相場は決まっている。役人も序列人間であるので、不特定多数の人 (社会) の利益を考えて計画を進めるわけではない。自分達 (序列) の利益を考えてことを計画する。「義理(序列)が廃れば、この世は闇だ」と考えて励んでいる。これは、日本人社会の全てにわたる仕組みと考えて間違いない。224 文字