寺嶋眞一の意見 31

かえりみはせじ 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2004/04/18

>TBS系番組「NEWS23」で十三日、キャスターの筑紫哲也氏は、「三人のイラクでとらわれている人たちは、少なくとも自分の利益のために何かをしたということはありません」「私たちはこういう若者を必要としているのか、いないのか、さらに卑劣な中傷をしている人たちと、どちらを必要としているのか、考えてみていいことではないでしょうか」と結びました。

使命感に燃えて、死地に赴く若者に悔いはない。この世において、身の危険を省みる余地の無い仕事はいくらでもある。224文字


憲法改正は必要か 寺嶋眞一 Sunday, February 01, 2004 10:21 AM

憲法改正の声が高い. だが,何の為に憲法改正が必要なのか.
ことが憲法とはいえ,たかが法律のことではないか.法律は政治の手段である.
我々の政治に目的があるならば,それを明らかにしていくべきである.あるべき国家像を示すべきである.そうでなければ,憲法改正は本末顛倒である.その上,改正が必要であるといえるならば,それを実行すべきである.
国家像を明からする習慣がないのであれば,どんなに心の中で騒いでいても憲法改正には時間がかかる.212文字


あるべき姿 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/12/24

「テロに屈しない」は、「あるべき姿」の内容である。 「テロの報復を受ける」は、「今ある姿」の内容である。
「今ある姿」は、非常に重要ではあるが、「あるべき姿」を見失って現実対処をしていたのでは、本末転倒である。
日本語のような現実構文ばかりしかない言語で考えると、「あるべき姿」の構想は、とかく見失われやすい。 152文字


横並びの比較 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/12/14

現在の地球は,英米の世である.にも関わらず,自衛隊のイラク派遣に関して国連がどうの独・仏・ロがどうのと他国を問題にするのは,横並びの比較によるものである. 状況判断は大切であるが,そればかりでは賢明な意思決定はできない.
自己がなくては,他人から信頼されることはない. アメリカ追従か,反骨精神を貫くか.
それもだめなら,「我,関せず」と現実からの逃避を決め込むか. いずれにしても,日本人には自己がない.アニマルと同じである.
これらが,日本病の症状なのである.226文字


嘘も方便か 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/12/10

戦時中は「アメリカ人は,臆病である.命を惜しんでいるので勇気が無い.だから,アメリカ軍は弱い」と教えられた.だが,「日本人は,死ぬことは恐れない.だから,日本兵は勇気がある.日本軍は強い」という結論であった.
それからだいぶ時がたったが,近頃の自衛隊のイラク派遣に関する議論を聞いていると,はたして日本人に勇気があるとも思えない.アメリカ軍が強いのは,今も昔も変わらない.日本人に関する戦時中のことは,嘘であったか.嘘も方便であったのか.218文字


現実支配の近道 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/10/24

戦後は,「日本は,何と馬鹿な戦争をしたものか」と日本人はしきりに嘆いた.だが,馬鹿なことは,その後も避けられなかった.私は,若い頃「馬鹿になれ,馬鹿になれ」と,周りのものから何度も励まされた.若者がこうした悪い環境に育てば,馬鹿な行為は避けられない.感情論・精神論(恣意論)・現実論の延長線上からは,「あるべき姿」は得られない.前者らは「今ある姿」という現実構文の内容であり,後者は未来構文の内容だからである,かくして,日本人は現実の世界を迷走するのである.現実支配を確実なものにするためには,英語による考え方を身につけることが,何よりの近道である. 264文字


よい気分・雰囲気を求めて 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/10/21

私の子供の頃は,日本はアメリカと戦争をしていた.「日本が負けると言ってはいけない」と上級生に言われた.「日本が負けると言えば,本当に負ける」のだそうである.だから,私も「日本が負ける」とは言わなかった.だが,日本は負けた.誰か他の人がそう言っていたのであろうか.
自己批判は自己改善の指針となりうるが,自己慶賀は何の役にもたたない. しかし,日本人の喜ぶ自己慶賀を自己批判に切替えると,とたんに元気が出なくなる.
教育においても,「元気の出る英語教育」は「元気の出ない英語教育」となる. 直感による判断で,大きくなったり,小さくなったりしている.
「悪くなければそれでよい」のであるが,上述した事情で欠点の克服はいたって難しい. 自己慶賀の提供者は多い.大衆に迎合して金儲けに繋がる.たが,反省は難しい.「良薬は口に苦し」などは,何処吹く風である.戦前の神国礼賛のようなものか. 383文字


藤井氏への疑問 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/10/17

10月17日午後の審理では、藤井氏本人が財務諸表をめぐる混乱について「国会の答弁も国交省道路局と公団が根回しして、『こう言ってください』と私のところに持ってきたではないか」「なぜ私が一方的に責められるのか」などと解任の不当性を訴えた。藤井氏は、省庁と馴れ合っていたのか。それでは、道路公団総裁としての自己責任などとれるはずがない。総裁は、外部の判断で動かされる人ですか。それとも、自己責任で任務を遂行する人ですか。207文字


古臭い話 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/10/11

民主党の菅代表は「小沢一郎さんという剛腕の政治家が『私は菅直人の子分なんだ』と言ってくれた。あんな強い子分を持てるのは頼もしい限りだ」と結束を強調した。「親の血を引く兄弟よりも、固い契りの義兄弟」か。「義理 (序列) が廃れば、この世は闇だ」といった調子になれば、古臭い。 134文字


気ばかり揉めて 寺嶋眞一    静岡 無職 60才代 2003/09/16


国連中心主義は、単なる言い逃れに過ぎないか。「平和憲法を守れ」も、単なる言い逃れに過ぎないか。来るべき「あるべき姿」を考えるのが苦手で、何事もルール作りは先送りとなる。気ばかり揉めているようだが、新しい時代を切り開く事にはならない。結局は時代遅れと同じであるか。 131文字

 

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