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私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
109117 > 序列統合は評価共認の一面にすぎない
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/16 AM11 【印刷用へ】

> 私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
> 109103 序列統合は評価共認の一面にすぎない
> 西知子  ( 31 京都 秘書 ) 06/04/16 AM01 【印刷用へ】
> 序列統合は、1位・2位・3位…と、末端まで貫徹された順位によって統合される。
従って、1位と2位だけでなく、100位と101位の間にも、1500位と1501位の間にも、明確な序列が存在し、それを共認することによって統合される。

そうですね。
皇室の中にも、会社の中にも、ヤクザの中にも序列はある。93729
「上と見るか、下と見るか」の判断は、階称 (言葉遣い) を考える限り、無視することは不可能です。83023
序列関係は、最良の答えとは必ずしも関係がない。82373

> しかし、共認原理下での評価共認の構造は、それとは全く異なる。
ここでは、最終的に(現時点で)もっとも可能性を感じる認識にみなが収束するだけで、それ以外の順位などはどうでもよく、その最良の答えを共認することで統合される。

そうですね。
世界観がはっきりすれば、人びとの結束も可能になる。83201
そして、現時点での解決策は結束した人々の協力により得ることができる。108777
だから、個人的な世界観に基づいた個人選びが大切ですね。99448
「白雪姫と七人の小人達」の話のようなもので、最良の答えを共認させる白雪姫の存在が必要です。93383
つまり、七人の小人達の間の序列関係には話の焦点がおかれていない。102897
この世における序列関係の話ばかりしていると、考えの内容が極めて世俗的になってうんざりしてくる。97858
夢と希望を語る余地もなくなって、閉塞感に陥る。86641 
現今の我が国の国難は、国民が日本語に頼りきっているところから生じている。82285  
英米の世の中にあって、英米人は日本語を使って日本人に問題を課しているわけではない。85831 

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実現思考とは、何か?
109095 > 正しい言葉の遣い方は、正しい思考と繋がっている?!
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/15 PM11 【印刷用へ】

> 実現思考とは、何か?
> 109035 正しい言葉の遣い方は、正しい思考と繋がっている?!
> 西知子  ( 31 京都 秘書 ) 06/04/15 AM02 【印刷用へ】
> ある人から、「活力」とか「前向き」とか、そういった言葉は、元々状態を表す言葉(「活力がある状態」「前向きな状態」)で、それらを目標概念(「活力を持ちたい」「前向きになりたい」)として使うこと自体に違和感があると聞いて、なるほどーと思いました。

同感です。
ただいま、教育基本法に盛り込もうとされている「愛国心」のようなものですね。105490
「愛国心」と叫んでも、愛国的な行為をする人になるわけではない。108069
たとえば、英米人にとって重要なのは、理性 (reason) である。93383
感情に囚われていては、理性判断にも支障が出る。94416
個人的な行為が愛国的であれば、その結果により当人は愛国心があるといわれるのでしょう。
「愛国心」という感情が、理性的な行為を通して評価されていると考えられますね。106805
つまり、無為無策ではない。msg;92993
行くべき所 (目標概念) がはっきり理解されていれば、前向きの状態か後ろ向きの状態か (状態を表す言葉) の判断は誰にもできる。103994

> 結局、「活力を持つには」とか「前向きでいるには」とかをいつまで考えていても、活力も出てこないし前向きにもなれない。

何が「活力」か、何が「前向き」か、その内容を自分自身で文章にして主張する必要がありますね。107515
「活力」や「前向き」は、自己の目的 (目標概念) に対する手段 (状態を表す言葉) に過ぎないのですね。98541

> 課題を突破するためor期待に応えるため、対象を注視しとことん追求し役割に尽力して、「自分の活力」とか「自分が前向き」だとかを考えなくなったとき、活力がある状態、前向きな状態になっているのだろう。

そうかもしれませんね。
外見に囚われていても、それで内容が出てくるわけでもない。84743
平和念仏のようなものになったのでは、前向きとはいえない。
だがしかし、何が活力ある状態であるか、何が前向きな状態であるかの答えを自分自身で常に用意している必要があるでしょうね。我々は感情の人ではなく、考える人 (理性の人) でなくてはならない。93729
司馬遼太郎は、<風塵抄 (58平和)>の中で、「平和とは、まことにはかない概念である。単に戦争の対語にすぎず、"戦争のない状態" をさすだけのことで、天国や浄土のように完全な次元ではない。あくまでも人間に属する。平和を維持するためには、人脂 (ひとあぶら) のべとつくような手練手管 (てれんてくだ) が要る。平和維持にはしばしば犯罪まがいのおどしや、商人が利を逐(お)うような懸命の奔走も要る。さらには複雑な方法や計算を積みかさねるために、奸悪の評判までとりかねないものである。例として、徳川家康の豊臣家処分をおもえばいい。家康は三百年の太平をひらいた。が、家康は信長や秀吉にくらべて人気が薄い。平和とは、そういうものである。」と書いている。
一国覇権主義は必要である。
武力行使を含む重圧も必要である。
反米デモなどどこにでもある。
平和念仏主義では、平和はやってこない。
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マスコミによる共認支配の怖さ
109000 > マスコミ批判に対する拒否感の出所
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/14 PM01 【印刷用へ】

> マスコミによる共認支配の怖さ
> 104259 マスコミ批判に対する拒否感の出所
> 野田雄二  ( 44 大阪 営業 ) 06/01/19 PM08 【印刷用へ】
> なんで屋劇場などでマスコミ批判の話をすると、反発する人が必ず何人かいます。彼らの反論理由は大体同じで、マスコミは事実を報道するだけで、答えを出すわけではないから、批判してもしょうがない、それよりは仲良くしたほうが良いと言う論調です。

同感です。事実だけの報道では意味がありませんね。83662
我々は、マスコミに意義ある意見を求めています。102795
そして、その持論の基礎となる事実を報道してほしいのです。そうすれば、持論に説得力を持たせることができます。104263
マスコミは、こうした持論と説得力の要求に答えるべきです。104514

> しかし、よく考えるまでも無く、現代社会の閉塞の最大の原因は、マスコミが撒き散らす旧観念に国民の大多数が洗脳されていることです。この閉塞を打破するためには声を大にしてマスコミによる共認支配=洗脳の問題を指摘する必要があるのは明らかです。

現代社会の閉塞の最大の原因は、マスコミが個人意見を報道していないことです。107897

> それが、理解できないということは、マスコミの共認支配の問題を理解していないと言うことです。このような明らかな問題が理解できないのは、何故かと言えば、残念ながらマスコミに洗脳されているからです。

マスコミは、御唱和の世界の看板のようなものになっているのでしょうね。82123

> マスコミは事実を報道するだけで、選択するのは国民ですと言う論理は、まさにマスコミの論理そのものです。国民の多くがマスコミに洗脳されているという明らかな事実さえも見えないと言う状態も洗脳されていることを示しています。

マスコミは個人意見を報道するだけで、その意見を選択するのは国民です。マスコミに意見がなければ、報道に必要な事実も見当たりません。105903

> マスコミに洗脳される国民が悪いと言う論理は、国家の代表者を引き摺り下ろすほどの力があるマスコミと、一人一人の国民が対等であるかのようにごまかしている、明らかな詭弁です。詐欺師にだまされるのは、だまされるほうが馬鹿だから悪いのであって、だました詐欺師は悪くないと言う、詐欺師の論理と言ってよいでしょう。

結果論としていえば、マスコミには国家の代表者を引き摺り下ろすほどの力がある。108777
ただ、マスコミには個人意見がないので、事実だけを報道する。報道される事実の取捨選択が恣意的になるのもやむをえないことである。95417
事実を知って、読者も一喜一憂する歌詠みの世界である。99864
そして、国家の代表者を引き摺り下ろす理性のない社会である。92478(正誤表:定時→呈示)

> 現実的にも、マスコミが事実を報道していると言うのは間違いです。全ての事実を報道しているわけではなく、取捨選択をしている以上必ず何らかの価値観が入ります。さらに、国民が求めているのは答えですから、必ず、政治家や学者や芸能人に意見を述べさせます。

マスコミに限らず、日本人には意思がなくて恣意がある。これが根本的な問題です。82242
政治家や学者や芸能人の意見も歌詠みのようにならないことを願います。83415
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アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
108777 > 日本から「日本人」がいなくなる
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/10 AM05 【印刷用へ】

> アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
> 108773 日本から「日本人」がいなくなる
> 向芳孝  ( 50代 神戸 現場監理 ) 06/04/10 AM00
> 国際化(グローバリゼーション)とは、地球規模での複数の社会とその構成要素の間での結びつきが強くなることに伴う社会における変化をいう。そこから、今日、運輸と通信技術の爆発的な発展、冷戦崩壊後の自由貿易圏の拡大によって、文化と経済の国境にとらわれない貿易が促進することも指すようになった。これがアメリカの多国籍企業に都合の良いやり方の拡大であることから、「アメリカナイゼーション」とも揶揄される。(ウィキペディアより)

日本人が自ら進んで世界基準を示す時代が到来するとよいですね。104194

> アメリカは日本に対して「今、日本が抱えている経済問題や新たな人口構成の下で生じる教育や医療の深刻な問題の解決策は市場の開放、国際化だ!」と圧力をかけています。

教育や医療は、知的な能力を要求される分野ですからね。言語活動能力の低い単純労働者の受け入れだけでは、我が国はやっていけない。99945

> 『国際化』とはウィキペディアでもあるように、取りも直さず「米語」が支配する世界に人々が従うこと、を意味します。

英国人の時計を地球の標準時と定めるようなものですね。93149
アングロ・サクソン族のメンタリティを理解することが急務です。93381

> ブッシュ&小泉会談の合意文書として毎年発表される「日米投資イニシアティブ報告書」の一つに「教育・医療サービス分野への外国投資の促進」と言うものがあります。こうしたアメリカの圧力に応える形で規制緩和が押し進めらられています。

外圧がなければ、日本の開国もなかったことでしょう。108182
明治維新、戦後の民主主義に続く第三の開国ですね。101765
リーズナブルな提案ができなければ、相手の言うがままになるしかないことも多いです。106805

> 日本の「教育」と「医療」がねらわれているのです。

教育や医療は、知的な能力を要求される分野ですからね。

> 米国の大学が「国際化」の下に日本校を相次いで開校し、カリキュラムを米語で編成し、弁護士資格や会計士資格などを、米国政府が米国大学の日本校卒業生に与えるようになれば、日本の大学は破滅寸前までに追い込まれます。

我が国の大学もうかうかしていられませんね。93169
実学 (技術) の分野はともかくとして、日本の大学では一般教養 (英米流の学問) は身に付きませんからね。105530
学生は遊び、教養部は崩壊する。83415

> たとえ日本の一流大学といえども、米国の日本校を含む米国大学の大学院にどの程度進学させたかで、その価値を判定される「予備校」へと転落して行く事になる。

序列順位の争いは、我々の得意とするところですからね。97858
予備校は、序列争いのための有力な手段です。

> 米国の教育を受け、米国の価値観に染まり、米国の資格をもつ若者でなければ、国際社会はおろか日本国内ですら通用しない、という社会が生まれることになる。

現在の地球は、英米の世の中です。102212
英米の世の中では、アングロ・サクソン族の価値観を理解することが極めて重要です。95706
彼らと文化衝突をおこして、滅亡した民族もあります。84361
一億玉砕の掛け声に応ずることは、もうこりごりです。83554

> 米国の大学が危機に陥った日本の教育機関を買収し、日本でアメリカナイズされたエリートたちを養成して行くことになるのです。

そうなれば、わが国民は英語圏に留学しなくても済むでしょうね。101134
外国人も日本に留学することをためらう必要がなくなります。84641(正誤表:第二外国語→第二公用語) 
日本でアメリカナイズされるのはエリートたちだけでしょうね。88345

> 日本の『教育』を米国に委ねることになってしまえば、日本から「日本人」がいなくなってしまいかねないのです。

日本文化は、日本語を話す人たちにより支えられています。104052(正誤表:文化実について→文化人について)
一億総歌詠みの国は、なくならないでしょう。103794
英語を使って説明すれば、内外の人々の歌詠みの態度に対する理解も深まるものと考えられます。84116
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テレビが面白くない理由
108672 > 「朝まで生テレビ」な人達。
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/08 AM02 【印刷用へ】

> テレビが面白くない理由
> 7465 「朝まで生テレビ」な人達。
> 根木貴大  ( 26 静岡 営業 ) 01/08/04 PM07 【印刷用へ】
>>説明する・説得するという思考そのものが、自我や思弁・詭弁・欺瞞・ごまかしを引きずり出す7452
> ここ数年、感情むき出し系の討論を売りにしたテレビ番組が増えているけれど、見ていて非常に後味が悪いです。
> 果して出演者達は、一体何のために議論しているのか?

出演者達は、議論のための議論しているのでしょう。83769
討論において感情をむき出すのは、他にむき出すものがないからでしょう。82476

> 何かを解決する為に、とは到底思えない。
> 勝つか負けるか、ただそれだけです。

果し合いですね。向上心のなせる業でしょう。84116

> 相手を叩きのめして優越感に浸る。
> 周りから、「あいつはキレ者だ」という評価を得る。
> しかしそれら全ては自己満足であり、そこから新たに生み出されるものは何一つない様に感じます。

「上と見るか、下と見るか」の判断は、日本語の階称 (言葉遣い) に根ざしている。82023
日本人は、日本語を使うことにより序列順位の向上を望むようになる。向上心102335
「あるべき姿」を考える英米人流の世界観がないので、日本人のものの上下 (価値観) が世俗的なものになるのもやむを得ないのでしょう。92478(正誤表:定時→呈示)
「あるべき姿」を具体的に示す新しい社会 (世界) の建設に精神が集中しない。だから、日本人の討論は建設的なものにはならない。82251
また、そうした非建設的な態度を真っ向から非難したり、自分自身が後悔する能力もない。103191

> 議論=勝負にこだわればこだわるほど、現実から遠く離れてゆくような感覚って、感じたことありませんか?

その内容が現実から遠く離れてゆくのはやむを得ないことでしょう。事実調べをしているのではないからでしょうね。105530
日本人の議論は個人単位の世界観比べにはならないので、実質的な暇つぶしになるのでしょうね。 83201(正誤表: 「あるべき姿」ない→「あるべき姿」のない)
「日本の技術者は優秀だ。だが、インテリは駄目だ」ということでしょう。インテリが実に我が国の問題なのです。101558
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学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
108633 > 戦後教育思想の問題点
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/07 AM00 【印刷用へ】

> 学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
> 108599 戦後教育思想の問題点
> 岩井裕介  ( 34 山口 再開発プランナー ) 06/04/06 PM07
> 教育改革をめぐる論議の混迷は、遡れば1970年以降顕著に現れはじめ、未だに答えが出ない状況にある。そうした閉塞の原因は、『教育思想』というものが、全て頭の中だけでつくりあげた価値観念に基づいており、現実に対する真摯な分析が全く行われなかったという点につきると思う。
> ※戦後教育を取巻く歴史(104711)、戦後教育思想キーワード(105018)からの分析

日本語で考えれば、観念を全て頭の中だけで作り上げる必要がある。そして、現実の内容とは関係付けられない。84116

> ■戦後〜1970年
教育思想の面から言えば、この時代は二つの方向性が対立していた。ひとつは、主に教育界(教育学者・日教組)の主張である『民主・平等』をはじめとする近代思想のスローガン。もうひとつは、主に体制側(国家、文部省、財界)の要請である『系統主義』『能力主義』『教育の現代化』、科学技術・産業振興のためのハイタレント・マンパワー政策、要するに、いかに優秀な技術者や労働者を大量に育成していくかという方法論である。戦後復興から高度経済成長へと邁進し、私権圧力の強かった社会の中では、前者の観念よりも後者の主張のほうが、リアリティを持って受け入れられたと言えるだろう。

観念論は、未来構文の内容である。方法論は、現実構文 (現在構文) の内容である。日本人の頭には、現実構文の内容しか入らない。84909
主に教育界(教育学者・日教組)の主張である観念論よりも、主に体制側(国家、文部省、財界)の要請である目先・手先の方法論が受け入れられるのは、当然のように考えられる。85728

> ■1970年代
貧困が消滅した1970年代に入ると、教育思想も大転換する。序列圧力の無効化に伴い、学歴社会批判→受験競争批判・詰込教育批判が噴出し、『ゆとり』が教育思想のキーワードとして登場する。当時は社会的にも、反権力・人権・平等・福祉といった反序列観念が支配観念となっていくのだが、学歴批判・受験競争批判もこれと軌を一にしている。『ゆとり』観念の登場は、社会全体が、私権の強制圧力の衰弱から、ゆとり基調(ex.労働時間短縮、モーレツからビューティフルへ)へ推移したこととも符合している。
また、60年代後半から児童生徒の問題行動(暴力、家出、シンナー、暴走族、落ちこぼれ)が増加しているのだが、そうした問題の原因を真摯に分析することなく、安直に受験競争・詰込教育を悪者にし、それらを『ゆとり』によって解決しようとしたとも言える。

序列社会に反序列観念を導入しても、空理空論としか聞こえない。97858
「それは、現実ではない」「現実離れがして、信じられない」と言うばかりである。82354
没個性の競争に「ゆとり」などはない。107034

> ■1980年代
1980年代の教育思想のキーワードは『個性主義』である。教育界では「子ども中心主義」ということが盛んに言われた。この思想はユング心理学あたりに端を発し、米国の教育学者デューイによって広められ、日本に輸入されたものであるが、子どもの自主性・主体性を尊重することが良いこととされ、画一的な管理教育は悪とされた。
この時代は、校内暴力に加え、少年非行やいじめが増加しているのだが、ここでも問題の原因分析がまともに行われることはなく、子どもの主体性が尊重されていないことが問題と決めつけ、安直に『個性』尊重によって解決しようとした。

個人に理性を求めることがないならば、自発が非理性 (理不尽) につながることを阻止できない。93383

> ■1990年代以降
1990年代以降の教育思想のキーワードは・・・『自分探し』『自己実現』『ゆとり』『生きる力』『心の教育』etc ここでは、もはや、抽象的なスローガンを掲げるしかなくなったと見るべきだろう。観念自体があやふやというか、教育思想も拠り所を完全に失ってしまっているように思う。
90年代以降、いじめ、学級崩壊、不登校等がさらに問題化してくるわけだが、こうした問題に対して、教育思想はもはや無力無能でしかなかった。

無力無能であっては、無為無策でいるしかない。82242

> このように概観してみても、これまでの『教育思想』は、現実の問題に対してほとんど何も成し得ていないのではないか。それは、現実の問題を構造的に分析することなく、また現実の中から新たな実現基盤を発掘することもなく、(要するにほとんど何も考えることなく)安易なスローガン=現実に立脚していない価値観念に依拠してきたからではないか。

日本語で考える観念は空理空論となって、現実問題の解決には役立たない。82354
我が国の有識者・知識人は、英語で考える能力をも習得すべきである。82285
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アメリカ支配が続くのは、何で?
108592 > 「和の集団」の日本の文化が、私権競争社会のアメリカ文化の株式市場に駆逐されていく
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/06 PM03 【印刷用へ】

> アメリカ支配が続くのは、何で?
> 108586 「和の集団」の日本の文化が、私権競争社会のアメリカ文化の株式市場に駆逐されていく
> 新井弘  ( 40歳代 東京 営業 ) 06/04/06 AM01 【印刷用へ】
> 株式会社と言うのは、オランダ東インド会社が帆船でインドにコショウなどのの交易を企てる資金を集める為に作られた。当時の航海はハイリスクハイリターンの投資だったと思う。つまり、船が無事帰国すると大儲けするが、途中で沈没すると丸損と言う、金持ちの投資=博打である。
> つまり究極的には、株式とは投資であり博打である。会社に株と言う形で投資して、其の会社が、どれだけ株主の為に利益を上げてくれるかを期待するシステムである。

博打・保険は、英米人の得意とする分野ですね。107155

> 株式会社とは株主の所有物である。つまり株主の為にある。株主は経営者に経営を委託する。更に経営者は、社員を雇用して会社を株主の利益を得るために運営する。株主の利益とは、@配当と、A株の値上がりである。
> それが、毎年ごとの決算を株主総会で審議される。経営成績が悪いと、経営者は株主から交代を命じられる。

プロのスポーツ選手や監督と同じ処遇のされ方ですね。Msg:95182

しかし、日本では株式制度と言う制度の形は取り入れたが、上記のような株式制度を、上場会社においても実質上封印してきた。
つまり、会社は株主の為の物であると言う事は、稲作の集団生活を営んできた文化では、共認されなかった。会社は、稲作の村社会と同じ共同体であり「会社は会社の構成員、皆のものである」と言う暗黙の共認下で、統合されてきた。

似て非なるものですね。実質上封印は、「仏作って魂入れず」ということですね。107897
会社は、序列社会と同じ共同体であり「会社は序列の構成員、皆のものである」と言う暗黙の共認下で、統合されてきた。94416

つまり、株主(投資家)が毎年、経営に口出しされては安心して長期計画など立てられないので、まず株主を「安定株主」と大手銀行や生保、関係会社の所有して安定株主になってもらい流通することを防いだ。更には、配当は非常に薄くして、株主に還元するよりも会社の体力を増やすように社内ストックを図った。その結果、安心して経営者は長期的にも会社の為に一番良い方針を出すことが出来る制度である。

会社は、サムライ達の城のようなものですね。97858

株式会社は資本家がお金を儲ける為の箱(=仕組み)であるとの概念だが、日本での会社の位置付けは、資本化(=株主)の利益優先ではなくて、社会の為になる業務を行うことで社員が幸せになれる(=充足感とお金を得られる)事を目的とするという価値観をもっていた。

自己の序列社会のために働くことで、序列人間は幸せになれると信じている。天下り官僚のようなものか。106585
序列人間の励みは、自己の序列社会のために力を尽くすことにある。これは忠義と呼ぶべきことか。103634

バブル崩壊以降、日本の株式市場にも外資の参入が可能になった途端に、M&Aなどと言って資本力で会社を売り買いし出して、本格的に株式会社に値段とつけて売り買いの対象としてしまった。

日本も資本主義の国であり、資本の蓄積もある国でありながら残念なことですね。104194

100億で買った会社は、5%の利回りなら5億の利益配当を株主配当に出来るかと言う価値観である。もっと強烈なのは、100億で買って、リストラして従業員を減らし、給与も減らして効率化。施設、人材で80%の規模で同等の業務(つまり120%稼動)をさせて同等以上の利益:6億が得られように無理矢理強要する。さらに、余った事務所や工場の用地を有効利用できれば10億で売れる。とすれば、6億÷5%=120億で売却することが出来て、100億が120億+10億=130億で売れる事になり130億−100億=30億の儲けとなる。上場株式を投資対象としてみているアメリカ資本の価値観はおおよそこのようなもので、その会社の社員や社会的意味などは、関係ない。

アメリカ資本の価値観は、序列社会の中にいる序列人間や序列社会的な意義 (忠義) とは、関係がない。97911
つまり、大和民族の共認に反している行為ですね。94200

今後は株式会社に公開するということは、このような株式で金儲けしようとする投資家の対象(主にはアメリカ)に会社を差し出すということである。

日本人のメンタリティでは、英米の世に適応することは難しいですね。99782
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その他(日本の未来)
108430 > 現実を感じる瞬間
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/02 AM04 【印刷用へ】

> その他(日本の未来)
> 108383 現実を感じる瞬間
> 上山昇良  ( 39 兵庫 会社員 ) 06/04/01 PM06
>>かって日本陸軍では生き残るための命綱である情報の確度(質)を3段階に分類していたとのことです。具体的には【甲:自らの体験に基づく情報】【乙:信頼できる人間が自ら体験した情報】【丙:それ以外の情報】になります。そして、作戦は当然、甲情報を中心に組み立てないと生き残ることは不可能です(乙、丙情報のうち確度の高いものは即調査行動に入り、甲情報に引き上げるのが原則)。 99719

>> と考えれば、社会状況の現場情報を取材するにはあまりに少数の新聞記者等のマスコミや現場から遠い学者では状況判断を誤るし、ましては時代に適応した新概念を創造することは難しい。むしろ、素人の信頼できるネットワークのみがあらゆる現場情報(上記の甲情報)を統合しうる創造の場となるのではないかと思います。99719

学者には、実験・観察を通して、自然・現実に密着する必要がありますね。あらゆる現場情報(上記の甲情報)を統合しうる創造力を養うためには、個人に対する英米流の高等教育が必要です。82879

> 学者や文化人や報道人などの知識階級は、自分達が社会の役に立っていないことを薄々気がついているにもかかわらず、その特権的身分を手放そうとはしない。そのことが社会を閉塞状態に陥らせています。

英米人には、知識階級がいますからね。
我が国においても、それに対応する階級が必要であると考えられているのでしょう。83415
だだし、英米人と日本人では本質的に話が合わないようです。86547
そのことが社会を閉塞状態に陥らせています。
藤原正彦氏は、自著<国家の品格>の中で、下の段落のように述べています。

イギリスという国を見てください。世界中の国が、イギリスの言うことには耳を傾けます。しかし、イギリスが現在そんなに凄い国かと言えば、それほどではない。イギリス経済は二十世紀を通して、ほとんど斜陽でした。最近は少し調子がいいのですが、日本のGDPの半分くらいの規模に過ぎません。
日本の言うことには誰も耳に傾けないのに、なぜ経済的にも軍事的にも大したことのないイギリスの言うことに世界は耳を傾けるのでしょうか。イギリスの生んできた「普遍的価値」というものに対する敬意があるからと思います。、、、、、、

> 旧パラダイムと既成観念は、現実を無視した観念であることは明らか。素人には何も出来ない(専門家にしか出来ない)というデマを一般人に洗脳し続けています。

観念は現実ではない。二者択一であるところが日本語の問題点でしょうね。82180
現実に適応したら、個人は無哲学・能天気にならざるを得ない。82476

> 弓矢や舟の製造や栽培や飼育や鉄の精錬も全て素人。専門家などがどこにもいない時代を見れば明らか。

目先・手先に関する知識は、誰にでもありますね。85728

> 現実そのものを対象化することが、現実の社会の問題を解決することに繋がる。頭の中の内在価値を対象化するとどうしても現実とのギャップを生じる。

現実そのものを対象化すると、頭の中の内在価値を対象化することは出来ない。その逆も、また真である。
現実構文のみでは、両者を同時に対象化することが難しい。105663
それが、日本語で考える時の難しさではないでしょうか。

> 私達は、染み付いた既存の価値観を捨てて現実の社会の中に身を置き、同じ社会の皆との期待と応望の関係を築き、意見の交換をすることが真の現実を感じれる瞬間だと思います。

現実の社会の中に身を置き、同じ社会の皆と現実構文の内容を交換すれば、真の現実を感じることができるでしょうね。
だが、「それで、どうした」の質問には答えられない。82057
歌詠みのようなものです。ああ空しい。82144
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学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
108269 > 英語が出来れば異文化コミュニケーションが出来ると思っている皆様へ。
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/03/29 PM11 【印刷用へ】

> 学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
> 107725 英語が出来れば異文化コミュニケーションが出来ると思っている皆様へ。
> コユウ  ( 25 東京 設計 ) 06/03/20 PM10 【印刷用へ】
>>何が言いたいかと言うと、初等教育以来私たちは母国語である日本語と主に第二言語としての英語を学習するのですが、文法とか決まりごとに過度に束縛されていて、心象風景を読み取るとか、異文化コミュニケーションと言う本来の目的を見失っていないかと言うことです。107534<<
> その通りだと思います。現在の英語教育は言葉を覚えることが目的化してしまっている。
> 本来何故英語を学ぶ必要があるのか?異文化コミュニケーション??
> 異文化コミュニケーションを取るためには、自分の国、社会の事をよく知らなくてはならない。私も経験があるのですが日本の文化について海外の人に語れない事がある。それは、なぜか。英語が下手だから?もちろん違うでしょう。話す中身を持たないから。

それは、そうですね。英米人とて、話す中身を持たなければ話せない。 

> 大切なのは、自国について考えること。

同感です。
全ての考えは文章になる。文章にならないものは、考えではない。90820

> 事実を知ることではないでしょうか?

事実を知ることは、犬猫にでもできる。101455

> 英語なんて話す中身を英語圏で話したい時に覚えればいい。順番が完全に逆転している気がする。

話したい時に覚えればいいと言うほど、言語の習得は容易ではない。それが容易でないことは、日本語についても同じことでしょう。106962

> 外国語を学ぶ前にまずは、日本語を学びましょうと。私自身も含めそう提起したい。

同感です。日本文化は、日本語に支持されて成り立っています。99010
日本人に関しては、現実もまずは日本語を学ぶことになっています。

> むしろ、日本語が世界で通じるような国にしましょうと(笑)

それは、少々無理のようですね。102033
少なくとも日本語は、(英米流の) 学問ための言語ではない。92856

> それはそうと。日本人(人間?)は往々にして、手段が目的化してしまっていることが多いと思う。

哲学がないから、目的がはっきりとさせられない。それで、この世の手段が目的にとって代わることが多い。83300

> 勉強は何故するのか?という疑問に大人がなかなか答えられないのも、私達が勉強を目的化してしまっていたからである。

個人的な世界観を得るために大人の一人一人に勉強が必要です。82879
勉強の奨励のために序列競争を取り入れたりすると、個人的な勉強の目的が見失われる。107034

> そもそも、目的がないと学んだことなんて頭に入らない。

同感です。事実の羅列をただ記憶するのでは学習に際限がない。すぐに飽きが来る。83415

> 私達は、この事を肝に命じる必要があると思います。

それで、あなたはどのように勉強するおつもりですか。
実学 (技術) の勉強でも始めますか。83415
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ガタガタの原因は、私権の衰弱と序列原理の崩壊
108242 > ゴマカシとアキラメ
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/03/29 PM03 【印刷用へ】

> ガタガタの原因は、私権の衰弱と序列原理の崩壊
> 108236 ゴマカシとアキラメ
> 笠原光  ( 30代 岩手 デザイナー ) 06/03/29 AM11
> 社会はガタガタである。という状況認識に至るならば、現在。例え個人がどこの企業や集団や人間関係に属していたとしても、そこに措ける不全の在り方については、多少の温度差はあるにせよ、その本質に違いはないという事に気付く。
> それは企業や集団とは常に社会の縮図であり、自己相似形である。という構造認識に他ならない。つまり、例えどこの位相に存在したとしても当然逃げ場などはあるはずもなく、その不全状況(統合不全)を打破する為に私たちがこれから向かう可能性もまた、常に同じ皆同じである。

一般教養の欠如ですね。同感です。
いくら専門的な知識を積み重ねても一般教養が無ければ生きるためになる有効な判断は得られない。83415

> そして、共認原理に基づく統合可能性へと自らがシフトし、共に共認統合を形成していく当事者としての意識さえ持つ事ができれば、老若男女や場を問わず社会=会社=仲間=家庭=自分と、あらゆる人間関係と課題が一元化され、どの位相においても課題と主体のアプローチスタンスは変わらない事となり、現実を変革しうる皆の力となる。

当事者とか主体性の意識を持つことが、日本人には難しい。101765
そのような意識は、実況放送の内容でも、現状報告の内容でもないからです。82057

> 社会を対象化するという事は、どこにいても不全と可能性は皆同じである。という状況認識と、どこにいても可能性をとことん追求する=構造認識(による見通し)が必要であり、そして何よりも大切なのは、その見極めた可能性を実現する意思(実現する気があるか否か)の強さにかかっている。

我々には意思薄弱の傾向があって、実現することは常に困難に見えるようです。82735

> 理想では現実を突破できない。

理想は理想、現実は現実です。「あるべき姿」と「今ある姿」では、内容の次元が違います。107981
だから、理想の内容は、現実に干渉しない。
現実に干渉するのは、現実に生きている人間である。103454
理想をめがけて努力する人間は、なにがしかの現実的な改善が期待される。これは、人類の進歩に加わっている人たちである。82615
理想を捨てて努力する人は、現実の中を迷走し続ける。107518

> 理想とは、絶対現実化しない(する気がない)が故に常に理想である。というゴマカシとアキラメの旧観念、すなわち社会否定そのものの意識なのだから。

理想の内容を低く設定しないと、理想を実現することは難しいですね。なにしろ人間は欲が深いですからね。83749
理想さえ低く設定すれば、地上に楽園が出現することもありうるようです。93383
ゴマカシとアキラメの人生は、わが国民の伝統です。目的追求に長続きがしない。95182
現実構文の内容だけで考えるのでは、人情としてごまかすしかない。101309
ゴマ化すことにより諦めるしかない。83954
これを社会性がないというのであろうか。75147
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