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学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
112064 > 今なぜ「愛国心」論議か?
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/05/08 PM00 【印刷用へ】

> 学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
> 111858 今なぜ「愛国心」論議か?
> 家村和宏  ( 40 大阪 総務 ) 06/05/06 PM04 【印刷用へ】
> 日本に欠落してるのは正に集団の「統合軸」かと思う。統合軸があってはじめて強固となり、充足感も得られる。しかし「愛国心」云々の議論が出てくるくらいだから、統合軸の必要性の認識すら怪しいというのが現実ではないか?「人それぞれ」といった言葉に象徴されるように・・・。

集団の「統合軸」の必要性に関して同感です。
英米人は、理性を尊び理想を掲げる。103794
理想は未来構文の内容であり、これが未来社会に関する建設目標となる。103454
日本人は、感性を尊び感想を表わす。103794
感想は現実 (現在) 構文の内容であり、自己の体験する気分・雰囲気の表現である。103794
日本語には、現実構文ばかりで未来構文がない。82320
だから、日本人は感情的にはなるが、理性的にはなれない。107077
そして、「あるべき姿」を求めるべき政治の道を踏み外す。84432
感情は、理性を通して表現すべきものという考え方自体が存在しない。106805
懐かしさは、過去の内容を現実構文に載せたときに生じる気分・雰囲気である。90895
夢幻の人の世であるためか、同窓会の会長も、国の指導者と同様にこの感情を強調して行動を喚起させる。100430
「懐かしさ」も「がんばって」も英訳することが難しい。105230
世界にあって、世界に属さず。我が国は、ひよわな花である。103689

> あるタレントが言っていた。国の存在が分からなければパレスチナへ行って来いと。祖国を持たない民族の哀しさが分かるからと・・・。戦前の国家主義やゴマカシの民主主義に頼るのではなく、本当に日本をどうするんだ、という当事者意識を喚起させる教育、議論・発信の場が今必要とされてるのだと思う。

「あるべき姿」は、未来構文の内容で、他人と共有できる希望の内容である。82251
感情は、現実構文の内容であり、「人それぞれ」である。94200
感情的現実と理想的未来では、内容に関する次元が違う。83954(正誤表:「あるべき姿」関する→「あるべき姿」に関する)
だから、感情では「あるべき姿」に関する議論はできない。104809
日本の「あるべき姿」に関する内容を集団の「統合軸」とすることができれば、国民各自が国家に忠誠を誓うことも可能になる。109237
国家に関する建設的な話し合いにより、未来社会の建設作業が可能になる。これに対して、歌詠みは無為無策に終わる。108069
「愛国心」を使った感情で理性の代用をさせようという方策には無理がある。109237
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戦争がなくならないのは、何で?
111792 > 日本が独立した日
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/05/06 AM04 【印刷用へ】

> 戦争がなくならないのは、何で?
> 111740 日本が独立した日
> わっと  ( 壮年 愛知 企画 ) 06/05/06 AM00
> 日本国の教科書では、敗北を終戦、占領軍を進駐軍と呼び、占領されているという事実を国民に明確に示さずうやむやにしてきた。

わが国民は、事実の明確化などを望むものではない。
うやむやは、奥ゆかしいことである。98056
よりよき気分・雰囲気を求めて事実を明確に示さずうやむやにするのは、わが国民の性質である。105213
その動機は、「上と見るか、下と見るか」の判断が関与している。82942
「下とみられた」と感じる時の気分・雰囲気が好ましくないからである。90706
敗北、占領軍は、「下と見られた」時の気分・雰囲気を催すので一種の忌み言葉でもあるが、終戦、進駐軍はそれを改善する努力の表れである。敬語選びのようなものか。100923
現実直視を避けて気分・雰囲気の改善に努める営みは、昭和憲法前文の「、、、、、、、、国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。 、、、、、、、」という願いと歩調を合わせたものになっている。これも向上心の表れか。82373
よりよき気分・雰囲気を求めて、かような言葉の言い換えに終始するのが、我が国の国民性である。これも歌詠みの素質であるか。82144

> そして、今もアメリカの影響力の元にあり、いたるところで日本社会の絆がズタズタにされつつあることもうやむやのままだ。

現在の地球は、英米の世である。83554
英語を使って考えると、我が国固有の身分格式の世界などは理解できない。82596
その原因は、主として英語には階称 (言葉遣い) がないからである。82023
我が国固有のメンタリティにより、我が国は世界にあって世界に属さぬ国となっている。98123
現実直視が難しいのは、日本語には雑念が入りやすいためである。84047
雑念を排除するためには、英語による考え方を理解するのが良いと考えられます。82476
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現代意識潮流を探る、その深層には?
111147 > 年功序列って本当にダメなの?
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/05/02 AM10 【印刷用へ】

> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 2244 年功序列って本当にダメなの?
> おがわまこと  ( 101   ) 01/03/27 AM11 【印刷用へ】
> 私は年功序列制度はそんなに悪い制度だとは思わない。

年功とは、数年以来の功労のことである。年功により序列を定めるのが年功序列制度である。1978
功労は、自己の序列のための功労であるから、どうしてもその判定料簡が狭くなる。94416
官吏には、省益あって国益なしということも考えられる。5292

> 確かに完璧な制度とは言わないけれど、この制度は日本が長い歴史によって作られた最善の方法だったので日本がここまで成長できた訳だし、日本人の考え方にも合っていると思う。

同感です。
序列制度は日本人の向上心を奮い立たせることにより、国はここまで成長してきました。82373
日本語には階称 (言葉遣い) があって、序列制度は日本人の「上と見るか、下と見るか」の判断にも適しています。82023

> それをグローバルスタンダードという名の下にアメリカンスタンダードを押し付けているだけでうまくいくはずがない。

同感です。
だがしかし、現在の地球は、英米の世です。83554
ただ、うまくゆかないと言うだけでは、日本は国際社会からはみ出してしまいます。98123
ここで我々は、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ必要があります。93835

> 日本人は仏教、儒教といった考え方を根底に持っていて、それを全く違う実力主義に移行するというのは間違いだと思う。

宗教の違いを理由にして、世界中で多数の人が命を失っています。88276
宗派の違いを越えて世界の人びとが手を結び合う必要が生じています。42136
我々は、手をとりあう方向で努力をしなくてはなりません。103794

> 実際多くの人が小中高校生の頃から年功序列の考え方に染まっているのに、社会人になっていきなり実力主義に切り替えることは無理で、そのように誘導しているマスコミ等メディアの影響力の大きさは恐いものだと思った。

マスコミ等メディアには、説得力がありませんね。きっと何とかの一つ覚えで知恵が回らないのでしょう。82320
多くの人が小中高校生の頃から学校教育において格差の検出を受け、没個性的な序列的観点から格付けされてきました。82123
国際社会は実力主義 (merit system) ですから、我が国での身分格式は通用しません。107034 
我が国の政府も、自国民が国際社会において路頭に迷うことのないような人づくりを進めるべきだと考えます。102129
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その他(マスコミ)
111064 > 評論家の弊害
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/05/01 PM09 【印刷用へ】

> その他(社会統合)
> 32927 評論家の弊害
> 沼田竜一  ( 42 北海道 エンジニア ) 02/06/06 PM11 【印刷用へ】
>>学者や評論家といわれる人々は、(中略)そういう自分のタコツボの中で吸収してきた知識を、的確な状況認識を欠いたまま、他の領域に拡大して喋り散らすということが起こっているのではないでしょうか。もっと言えば、自分の専門領域の射程と限界を知らないままに、肩書きや名前だけで喋っている、明らかにそうした状況が蔓延しています。32827 <<

人びとは、肩書きや名前を求めて、話を聞きたがるようです。16811

> マスコミに登場する学者・評論家の社会問題(政治、国際関係、経済、社会心理、等)に対する話を聞いていても、なんらの可能性も感じないどころか、無責任な印象すら感じます。

演者は、「世の中は、、、、、」の発想法で話をするので、責任は負えないと考えられます。82504
彼等の立場は、実況放送・現状報告をする人と同じようなものです。82057

> それは岩井さん32827が言われるように、グランド・セオリーを欠いているからなのでしょう。(もっとも、彼らはグランド・セオリーを持っているかの如く振る舞い、如何にも問題を統合し、結論付けるかのような話し方をしますけど)

そうですね。無哲学・能天気の人間の発言になるでしょう。82144

> そのことが社会的に無害ならば放っておけば良いのですが、最もらしい言葉で問題を隠蔽し、解決の先送りになっている状況は既に社会悪と言えるかも知れません。

「あるべき姿」を持たない人間には、問題がありません。84819
だから、深刻な問題が先送りや積み残しとなることも避けられません。82504

> 最近の評論垂れ流しの結果、大衆が評論上手になってきています。

「門前の小僧、習わぬ経読む」ということですね。88345

> 知識が蓄積するのは良いことなのですが、国民が傍観者化してきているような所も感じて、少し不安です。

データばかりでは、自分の意見になりませんね。105530
自己の政治哲学を得られたデータを使いながら説明すれば、政治論になります。99804
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アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
111023 > 支配されるという感覚がない日本人
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/05/01 PM03

> アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
> 111019 支配されるという感覚がない日本人
> おっちゃん  ( 22 大阪 会社員 ) 06/05/01 PM02
> 日本がアメリカに支配される。こういった感覚がいったいどれほどの人にあるのだろうか。

意見のない日本人には、そうした感覚はほとんどないですね。90887

> 日々生活している中で、特に変わることもないし、実感が湧かないからだと思う。

意思がないので、実感は湧きませんね。82242

> また、マスコミによる情報操作(?)のようなものも関係しているのだろう。

マスコミの情報を詰め込む以外に、方法はありませんね。この後には、試験地獄が待っている。93613

> 人々は不全を抱えながら生活しており、マスコミが何か報道をすればそこに収束してしまう。

人びとには、何よりもマスコミが頼りです。82504

> 社会の動き、根幹に気付くにはどうしたらいいのだろう。

理想的には、英語をマスターすると良いですね。108182

> そんなことを考えていると、やはり共認形成が重要なんだと感じる。動きに気付く人がどんどん発信して、何かしらおかしいと感じている人、まだその動きに気付いていない人と、事実を共認していくことによって、そこからの突破口がみえてくるに違いない。

そうなればよいですね。106379
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アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
111004 > アメリカの対日本・アジア政策はこんなもの?
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/05/01 AM11

> アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
> 110340 アメリカの対日本・アジア政策はこんなもの?
> 佐藤堅  ( 50代 大阪 講師 ) 06/04/27 AM02 【印刷用へ】  
> 20世紀初頭には既にアメリカは日本を対アジア外交の先端基地化するつもりだったのである。従って太平洋戦争後、極東軍事裁判というわけの分からない戦争裁判によって、世界(特にアジア域内)での、そして何より日本国民に、世界を侵略する=悪の国家日本というイメージを植え付けることに成功したのである。

「力は正義」である。83579
今の地球は、英米の世であることを忘れてはならないでしょうね。83554

> その結果、孤立感に襲われた日本人に救いの手を差し伸べる善良なるアメリカ合衆国、という役割を通じて、日本支配の橋頭堡を築いたのである。

アメリカ合衆国は、自己の市場を日本に開放した。104194
日本は、この市場参入により勢力を回復した。84032

> また、同時に日本国民に被虐的歴史観を植え付けたのである。

「いいのよ、いいの、ほっといて。電信柱が高いのも、 郵便ポストが赤いのも、みんな私が悪いのよ」いう自虐的な歌を歌う人も出た。95542

> そのため、東南アジア諸国・東アジア諸国や地域に対する日本国民の心理的距離感は大きくなり、また、これらの国々の国民感情として、反日感情を醸成することに成功したのである。

アジアは一つではない。多数であり、ばらばらである。文字も言語も系統的な理解がなされていない。58644
だから、そのメンタリティも互いに異次元である。84361

> だから、何か事が起こると、中国でも韓国でも或いは東南アジア諸国でも、反日感情が、反日行動が顕在化するのである。例えば、国旗(日の丸)を燃やすとか、小泉の写真や人形を燃やすとか…。

反日行動が顕在化するのは、各国政治指導者の思惑にも深い関係があるでしょう。76000

> アメリカが最も恐れているアジアの動向は、日本と周辺諸国(中国・台湾・韓国・東南アジア諸国)との心理的距離感が少なくなり、中国・日本を中心としたアジア連合が形成されることである。

かつて大日本帝国は、大東亜共栄圏の建設に着手したが失敗した。91034
その失敗の原因分析も必要でしょうね。

> それを阻止するために、日本においては小泉政権に対アジア強硬路線を取らせ、中国・韓国には反日路線を取らせている、という見方が出来るのではないだろうか。

近隣の国とは、国境紛争などもあって、とかくぎくしゃくした関係になるものである。99823
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どうしたら、社会を変えられるの?
110510 > 社会統合理論を全世界に!!
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/28 AM06 【印刷用へ】

> どうしたら、社会を変えられるの?
> 1815 社会統合理論を全世界に!!
> いのうえじろう  ( 101   ) 01/03/21 AM05 【印刷用へ】
> 現在の日本において、日本だけを見ていて良いのだろうか?日本は、輸出入によって成立している国家であり、世界全体(ヨーロッパ・アメリカ・アジア)との関係性は、とても重要である。

同感です。
日本人の発想は、グローバルでもなければ、ユニバーサルでもない。105343

> 一つの国家の政権を奪取し、社会統合理論を確立したとしても、ネットワーク化され、リンクしている世界の国々・地域は、どう反応するのだろうか?この理論が理解されなければ、日本は、世界から、経済制裁を受けかねないのではないかと私は、考えます。

同感です。
とくに、英米からの経済制裁が危険ですね。過ちは、繰り返さないようにしないといけませんね。93835
「世界にあって、世界に属さず」の状態が我が国を危険に追い込みます。98352

> また、世界がリンクしている限り、この大きなパラダイム転換のための政権奪取は、あり得ないと思います(他国によって、圧力がかかり、邪魔される)。 パラダイム転換を実行するためには、この理論によって、ヨーロッパやアメリカの考え方を変えていく必要性があると思います。

考え方は、言語により左右されますね。108777
英米人の考え方を変えることは、英語を変えることによるのではないでしょうか。107897

> そして、グローバル的な視点で、常に考えていかないと社会統合・人類存続は、難しいと思います。まず、日本だけ社会統合を行う、という考え方には、少し無理があると、私は考えます。

同感です。
英米の世の中においては、何よりもまず英語による相互理解が必要でしょうね。82373
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その他(日本の未来)
109578 > 社会活動の先に・・
寺嶋眞一  ( 60歳代 静岡 無職 ) 06/04/23 PM03 【印刷用へ】

> その他(日本の未来)
> 109553 社会活動の先に・・
> 川口洋介  ( 25 奈良 会社員 ) 06/04/23 AM07
> 共認革命が成功し、社会が変わったら、その社会はどんな社会であろうか?

それは、貴方がどのような社会にしたいかによるでしょうね。83201(正誤表:「あるべき姿」ない&#10141;「あるべき姿」のない)

> そして、その社会は今の生活と違う何を与えてくれるのだろうか?

いかなる違いを、貴方が望んでいるかによるでしょうね。106379

> 日本の借金は減って、自殺率は減少し、環境問題が解決され、自分の生活の何が変わるのだろうか?

貴方は、自分の生活の何を変えたいのですか。82735

> どんな生活、どんな人生が送れる社会になるのだろうか?

どんな生活、どんな人生が送りたいかの問題でしょうね。82285

> 生きている間に見れるなら見てみたい。

それは、貴方の努力しだいでしょう。82057

> 多くの制度や、社会活動が目先に収束してしまっている現状において、認識を広める、また、その認識に基づいた社会活動を行なうことの両者が必要であろう。

目先のこと、手先のことで、頭の中が一杯ですね。無哲学・能天気を改めることは難しいでしょうね。85728

> 「今、できること」は「先につながること」でなければ一生「今、出来る事」をして終わってしまう。

同感です。目先のこと、手先のことで今は手一杯ですね。人生は、賽の河原の石積みのようなものになるでしょう。92540

> 認識に基づいて、できることを進めていくことで、人々の生活が少しずつ変わって行く。

目標を定めて生涯励めば、我々は迷走することがない。102351

> 夢を見るのではなく、現実を見ることで夢が見えてくる。

夢を見れば、未来の有様が見えている。現実の改めるべきところも見えてくる。82251
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学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
109520 > 教育基本法改正案にみる「愛国心」
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/22 PM10 【印刷用へ】

> 学者や政治家やマスコミが答えを出せないのは、何で?
> 109470 教育基本法改正案にみる「愛国心」
> 吉国幹雄  HP ( 53 鹿児島 講師 ) 06/04/22 AM11
> ●13日づけの読売新聞の記事の抜粋
>>教育基本法改正については、中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)が2003年3月、「郷土や国を愛する心のかん養を図ることが重要」などの内容を盛り込んだ答申を決定。与党の自民、公明両党(当時は保守新党含む)が改正に向けた検討を始めた。「愛国心」に関しては、自民党が「国を愛する心」の明記を求めたのに対し、公明党は「戦前の国家主義を連想させる」と反対してきた。<<

愛国心は、国を愛する心であり、愛情であり、情けである。
情けは、国家主義者で者も、そうでない者にも関係する事柄である。だから、主義者に関する連想ゲームの答えにもならない。
つまり、愛国心は、我が国の国是(国家としての方針)に関しては何も主張していないことになる。109237
にもかかわらず、我が国の為政者は民の団結させる何らかの手段を欲している。だが、それは、もちろん政治哲学の内容ではない。
国是の良し悪しは、外国人をも魅了して、多数の移民や密入国者を作り出すほど顕著である。
多数の外国人は英語圏の国々には移民・留学を希望しても、アフリカやラテン・アメリカ諸国にはそれらをしないであろう。

>>今回の座長案は、「(伝統と文化をはぐくんできた)我が国と郷土」との表現を用いることで、「『国』に統治機構の意味を含まないことを明確にすべきだ」という公明党の主張と、「国」「愛する」などの表現を譲れない自民党の双方が歩み寄った格好だ。<<

英米人は、情を理 (政治哲学) に変えて表現する。101455
日本人は、情を丸出しにする。理に変換することを知らない。だから、一億総歌詠みになる。103794
政治は、人治でもなく、法治でもなく、情治なのであろう。
政治は、平安朝貴族の政 (まつりごと) に似ている。

> 歩み寄った結果が「統治機構」の意味を含まない『国』とは???

我が国は、とらえどころのない国ですね。99912
有識者・知識人は、事態の深刻さを理解すべきでしょう。82285

> (108464)で問題視されている貧弱な「集団」「国家」意識ではあるが、まさに国家と教育の問題であり、それこそみんなで中身を議論する場があってもと思う。

同感です。
無哲学・能天気の人びとの作る国家と教育には、大きな問題があります。101052
愛国百人一首の編纂に頼っていては、この「ひ弱な国」は立ち直れない。94960
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現代意識潮流を探る、その深層には?
109237 > 「愛国心」ってなに?
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/04/18 PM10 【印刷用へ】

> 現代意識潮流を探る、その深層には?
> 100106 「愛国心」ってなに?
> 田中直人  ( 47 福井 経営管理 ) 05/10/31 PM06 【印刷用へ】
> 10/24〜27の4日間、TBSのNEWS23で「日本人の愛国心」という特集が報道された。
> <以下、ダイジェスト参照> ●小泉総理の靖国神社参拝でアジア諸国にこだまする、非難の声。それはニッポン人の心に複雑な波紋を残した。アジアに理解を示すものもいれば、日本人の誇りが傷つけられるものもいる。揺り動かされるニッポン人の愛国心...。そもそも愛国心とは何なのか? 憲法に愛国心、教育に愛国心、「国を愛する国民」を育てるビジョンが着々と進む。愛国心を求める潮流ができつつある中で今、考えたい。
 
> 以下、「ネットで百科」より引用
愛国心とは,人が自分の帰属する親密な共同体,地域,社会に対して抱く愛着や忠誠の意識と行動である。、、、、、しかしながら世界が国家を単位として編成されるようになると, 愛国心も国家目的に動員されたり,逆に国家に抵抗する働きを見せたりすることで,国家との関係を深めた。
そのうえ日本では,愛国心は近代において権力によって促成栽培された歴史的経緯があるから,日本語の〈愛国心〉には国家主義的な意味合いがつきまといがちである。

> 靖国や憲法改正の中心にありながら、追求されることのなかった「愛国心」。この時期での特集報道の意図は何なのだろうか?
> たまたま、3回目を見たのが、そこでの若者の言葉が気にかかった。彼が望むのは「強い日本」なのだと言う。「日本が強くなれば、自分も強くなれる気がする。」のだと・・・ 収束不全⇒安定収束あるいは力収束により、国へ収束する基盤はある。しかし、パラダイムが転換した現在の「強さ」とは何かを考えることなく、国へと収束しているとしたら、これは危ない。共認と感応観念の峻別(そのための構造認識)が、いまこそ、必要とされている。

我々日本人は、理が先行し感情がそれに追従する英米の文化を見習って100年以上にもなる。106805 にもかかわらず、我々は感情を理で捉えることはほとんど出来ていない。米国であれば、理に基づく「国旗への忠誠の誓い」(The Pledge of Allegiance to the Flag) を子供に教えることになろうが、とらえどころのない我が国においては、情に基づく「愛国心」を教育として押し付けることしかできない。109095

右から左へと理ある言葉 (英語) を情ある言葉 (日本語) に翻訳して英米文化を導入すると、まともには理解できない事柄が続発する。82320 カレル・ヴァン・ウォルフレンは、<日本/権力構造の謎>の中の <とらえどころのない国家> で、次の段落のように述べています。

国会両院以外に、国家の中核として権力を持っているらしく見える組織は、官僚と大企業である。だが、この両者のどちらにも、究極的な権力はない。ボスはたくさんいるが、ボス中のボスといえる存在はないし、他を統率するだけの支配力のあるボス集団があるわけでもない。首都が国の経済、文化の中心だという意味では、日本は高度に中央集中型の国と言える。東京は、パリやロンドンに負けず劣らず、”すべてのものがある”大都市である。大企業は、中央官庁の役人から離れないよう、本社あるいは重要な支社を東京に構える。主要教育機関も、ここに集中している。予算陳情のためには、地方自治体も国の中央官僚に取り入らなければならない。東京以外には、重要な出版産業も娯楽産業もほとんど存在しない。ところが、この地理的中心地には、政治の中核がないのである。 どの国についても、国家の実態をとらえるのは容易ではないが、日本の場合はとくに、バケツの中のウナギを素手でつかまえる、ということわざのたとえそのものである。指令の流れる経路、責任の中心、見え隠れする政策決定上の実際の動きなどが、すべて気が変になるほど、とらえどころがない。

我が国の指導者は、民力の結集を得る目的として、理を諭すことなく国民を情に走らせることを考えている。その合言葉・掛け声としての「愛国心」が必要となってきているのである。101765
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