なぜ勉強しなければいけないの?
106379 > 学生の自主性
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/26 AM06 【印刷用へ】
> なぜ勉強しなければいけないの?
> 36921 学生の自主性
> 稲益佐保子 ( 21 学生 ) 02/07/27 AM02 【印刷用へ】
> 4年間の大学生活もあと残り少しとなった今、私は大学で一体何を得たんだろうってふと疑問に思います。
> やりたかった勉強も、ゼミも難もなくこなしはしたものの、4年間という時間に見合った成果が得られたかというと、正直自信がありません。
> 他の人達はどうなんでしょう?
> 人々にとって大学の価値って何なんでしょう?
> 学生自身で研究テーマを掲げ、それに賛同する学生をさらに集め、一定の人数を超えていれば、正式に学校から認可され、テーマに見合った教授が監督役を担うというシステムでした。
> 学生の自主性を引き出すという点では理想的ではありますが、現実はモチベーションの欠如や、目標のズレなどの問題で結局のところうまくいってませんでした。
> 私はこの結果を見て、「所詮学生のやることは・・・」と感じてしまいました。
> 学生の学習意欲を掻き立てる授業や、勉強したいことを学べるシステムっていうのはもちろん必要なものだとは思いますが、学生側にその意欲や意志がないと意味がありません。
> 学生の自主性や探求心を高めていく教育は初等教育の段階から必要になってくるのではないかと感じます。
日本人に自主性を求めるのは、難しいことですね。
これは、一般的なことになりますが、私達日本人は自分たちのことをおとなしい人間であると考えています。
それは、なぜでしょうか。
私は、日本語には時制がないからであると考えています。
日本語による考えは、現実構文ばかりで、未来構文の内容はありません。
だから、日本人には意思 (will) がない。意思は、未来構文の内容だからである。
意思のない日本人には、action (活動・作用) がなくて、reaction (反応・反作用) ばかりである。
そして、自らのactionがないので、加害者は出ないが、他からの action (アクション) により、犠牲者が出る。
無為無策でいながら期待・願い・祈りが多い。
他力本願では、我々の教育の問題も容易には解決しないでしょう。82242
だから、上述の日本語の欠点を十分考慮して改革運動を進める必要があると考えます。82285
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出口を塞いでいるのは、頭の中に巣くう固定観念
106317 > 宗教と異端視1
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/25 PM01 【印刷用へ】
> 出口を塞いでいるのは、頭の中に巣くう固定観念
> 538 宗教と異端視1
> 水元史樹 HP ( 20代 大阪 出版 ) 01/02/26 PM11 【印刷用へ】
> そもそも「宗教っぽい」という言語が指すのは明らかに「マイナス視」である。
日本人には、宗教は役に立たないのでしょうね。
> “宗教そのもの”に関しては誰も否定はしない。例えば宗教色の強い学校もあれば、大学などにおいて宗教学やキリスト教・仏教について学ぶ場合もある。その際「宗教」について学生から批判されることは少ない。また、私たちは寺に賽銭を投げ、初詣は神社に参る。私たちの日常は驚くほどに「宗教」に囲まれている。
だが、宗教は、その本来の役割を果たしていないようですね83281(正誤表: Eさない→殺さない)。超越的真理 (transcendental truth) や普遍的価値 (universal values) の理解が不十分であると、我が国の高等教育自体にも形骸化が及ぶと考えられます90820。
カレル・ヴァン・ウォルフレン (Karel van Wolferen) は、<日本/権力構造の謎> (The Enigma of Japanese Power) の中の<”リアリティの管理>で下記の段落のように述べています。
融通性に富み、相対的で、話し合って決めることができる日本の真理。あり余るほどあるとされる理屈。強靭な知的伝統の欠如。管理者 (アドミニストレーター) への法の屈従。無節操を受け入れるどころか賞賛すること。これらのすべてがいうまでもなく、互いに原因となり結果となって絡み合っている。これらは、日本の力の行使におけるもっとも重要な決め手であると筆者が述べた論点を強めている。すなわち超越的真理や普遍的価値に訴えるという伝統の欠如である。現存する他の文明においてはみな、社会・政治的な関心を超越した真理の存在を認める宗教や思想体系を発達させてきた。しかし、日本では神道も仏教も役に立たなかった。
> そこで、あえて「宗教っぽい」という時の状態を考えてみる。これらが示す内容は「うさんくさい」「信じられない」「現実的ではない」「マインドコントロールされそう」という、明らかな「警戒心」「恐怖心」を持って放たれる言語である。それは「オウム真理教」や「統一教会」「法の華」「ライフスペース」などの新興宗教の「異質な行動」がやや過剰にメディアで報道された結果であろうと推測される。
日本語のように時制のない言語で考えていると、未来の世界や過去の世界の事柄を現在の世界の内容と切り離して考えることは、難しいのではないでしょうか。現在の世界と切り離された内容の話に日本人が「警戒心」「恐怖心」を持っているのは、当然のことと考えられます82285。
> 簡単に言うと、「宗教っぽい」というのは「社会的異端視」を表す言葉の最たるものであろう。
同感です。「理屈っぽい」というのも、「社会的異端視」かも知れませんね100053。
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閉塞の元凶は、個人主義
106000 > 個人主義の成立基盤@
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/19 PM09 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 3389 個人主義の成立基盤@
> 北村浩司 ( 壮年 滋賀 広報 ) 01/04/19 AM04 【印刷用へ】
> 個人主義は社会や国家等の集団と個人とを敵対的なものと見る。
敵対的なものであれ、馴れ合い的なものであれ、個人の価値を高く評価する必要があると考えます。82123
> そしてそのことを前提として、集団よりも個人の方が存在としても先であり、価値においても優先されるかと唱える。このことは既に前の投稿で触れたとおりである。
さもないと、個人に属する意思や論理への注目が、社会や国家等の集団の中で疎かにされることになります。
> この集団と個人が対立する存在であることの前提条件は、集団が個人に対して抑圧的であること、つまり本質的に言えば、社会や集団が「力の論理」によって貫徹されていること、にあろう。
西欧の知的・倫理的な伝統は、普遍的に通用する何らかの信念があります99864。
”危険思想”とは、主にキリスト教とマルクス主義者の世界観から出た思想のことでしょうね100065。
「力は正義」である83579。が、「問答無用」か、「有用」か。
日本人の集団は、個人の考えの大切さを意識できない82123。つまり、個人主義に思い当たらない82180。
全体主義では、集団の中での個人選びが知性にあふれた効果を表すものにならない82879。
一人で自動車を運転していれば、急ハンドルを切ってでも衝突をさけることが可能である。
十人でハンドルを握っていれば、どんなに悲惨な事故が予測されようとも急なハンドルさばきにより事故を避けることは不可能であろう。障害物に激突、大破の後、方向転換をはかることになるのか。
つまり、急激な動きに対処するには、個人の迅速な判断と行動が必要である。
小渕首相が急死したときにも、国民は即座に彼の後継者を指し示すことができなかった102897。
英米の世に加わって戦後60年経ったとはいえ、有権者が個人の意思(will)に関しても、この国の意思に関しても神経を集中していないことの表れではないか105889。
渡部昇一氏は、<日本史から見た日本人・昭和編>の中の<はじめに>で、明治憲法の欠陥について、次のように述べています。
、、、、、当時の日本のリーダーたちだって、日本と英米の国力の差ぐらいは知っていたはずである。第一、海軍が反対だったというのに太平洋で戦争が始まったというのもおかしい。、、、、、どうして陸軍中佐や大佐 (今の一佐や二佐) ぐらいの軍人が出先で戦争を起こすと、その上の軍人も首相も、それを抑 (おさ) えることができなかったのか。、、、、、昭和五年に何があったか。統帥権干犯 (とうすいけんかんぱん) 問題があったのである。軍のやることを政府が抑えることができなくなったのだ。日本はこの年を境にして、ダブル・ガバメント (二重政府) の国となる。、、、、、ではどうして統帥権干犯問題が起こったかと言えば、明治憲法には、統帥権は天皇直属と書いてあるからである。つまり、軍は政府の下にあるわけではないというのだ。軍が政府から独立しているなどという話はおかしいし、昭和五年までは、そんなことを問題にすることもなかった。、、、、、明治憲法には首相 (総理大臣) という言葉も無ければ、内閣という言葉もない。あるのは国務大臣だけである。、、、、、明治憲法を制定した人や、その制定趣旨を直接に耳で聞いた元老たちが生きている間は、当初からの習慣が生きていたからである。そうした元老が死に絶えた頃になって、欠陥憲法の条文が独立横行しはじめる。統帥権は憲法に明確に規定されているのに、首相は憲法に基礎を置かず、単なる官制に拠 (よ) るに過ぎないとすれば、首相は軍を抑えることができない。、、、、、
> 確かに封建時代においては、身分序列82023が支配し、身分上位のものに反抗することは絶対的に禁止されていた。とりわけ集団統合において個々の意思はほぼ封殺されていたといえよう105889。
個々の意思というよりも、個々の恣意でしょうね82242。個々の恣意は人間教育 (滅私奉公) によりほぼ封殺されていた82735。
> 更に近代においては一方で固定的な身分序列からは解放され、市場において自由な利益追求の競争が可能になった。しかしそこでの勝者と敗者、持てるもの(有産者)持たざるもの(無産者)の序列=実質的身分は格段の落差があった82942。しかも近代において特徴的なことは封建時代と違って万人が利益追求の主体として(あるいは出世競争の主体として)市場社会の中で、万人を相手に格闘せざるを得ない状態に置かれたことである84082。これが近代社会の本質である。
拝金主義を基準にした勝者と敗者の序列判定ですね。伝統的な「上と見るか、下と見るか」の判断は立派に生きている103009。金が理想達成の手段となればよいですね83769。そうでなければ、手段が目的化して、空しくなりますね94159。
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プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
105903 > マスコミって?
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/17 PM10 【印刷用へ】
> プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
> 1459 マスコミって?
> 斎藤直 ( 24 宮城 木造関係 ) 01/03/15 PM09 【印刷用へ】
> 大衆への多大な影響力は、一部の人間に握られ利用されている。この影響力を使い人を助けることも、人を殺すことも可能になる。正確な情報を報道するにしても、報道者の話し方や私見によって情報が歪められていく。
日本人には、自分の意見と事実との区別が難しいですからね99101。マスコミは、宝の持ち腐れです102795。
> 昭和天皇が死んだときに、NHKをはじめ他の局もこぞって死を悲しむ報道を流しつづけた。一人の人間の死にこれほどの意味があったのであろうか?どの局も昭和天皇の戦争責任の有無や、昭和時代における日本の戦犯について報道してはいない。みんなで考え議論して日本の行った行動について共認できる機会だったのに。
日本人には意思がないので、責任感もでない93729。
責任者探しも容易でない101707。
「とかく、この世は無責任」ということか98352。
> 報道の自由とは?
日本人には、意思がなくて恣意がある82242。報道の自由とは、恣意的な情報操作のこととでも考えられているのかもしれない100001。
まず必要なことは、我々がまともな議論ができる人間になることです87086。
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心の本体=共認機能の形成過程
105889 > 「我」とは
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/17 PM08 【印刷用へ】
> 心の本体=共認機能の形成過程
> 1536 「我」とは
> 庄恵三 ( 53 神奈川川崎 営業 ) 01/03/16 PM04 【印刷用へ】
> 「我」は正確にいえば「自我」ということになります。
そうですね。97183
僕らの身の回りでも、自我発露の結果、現象としては、「わがまま、嫉妬、拗ねる、劣等感、優越感、対抗意識、」等々として現れるように、自我の発生は、あくまで他者と己のその集団内での存在のあり様における相対的な差異(地位や役割や期待度、つまりその集団内での他者からの評価の差異)を意識することに起因すると考えられます。
我儘などは、恣意でしょうね。84027(正誤表:でしなくて→でなくて)
> その意味で自我、は単に生きるために個体間同士で我先に食物を奪い合うこととは意味内容が異なります。狼やハイエナは自我で餌さを奪い合っているのではなく、単に捕食本能で行動しているだけです。
捕食本能は、非言語活動ですね。人畜共通ですね。103487
人間には、言語活動もありますね。105131
> 従ってこのような自我が発生するのはかなり密度の高い、多様な個体間同士の意思疎通が可能な、組織化された集団動物においてであると考えられます。
意思 (will) は、未来構文の内容ですね。意思疎通には、英語のような言語が必要ですね。82057
> 自我が発生するのは従って、本能を超えた「共感機能」を持つようになった、サルと人のみに特徴的に現れる意識と考えるべきと思います。
自我とは、恣意のことですか。84341
> 従って人である限り「我」=自我の無い人はいません。
日本人には、恣意があって、意思が無い。82242
> 問題は本能を超え、高度な共感機能を持ったサル、人類がその共感機能の獲得とは裏腹にその脳回路に孕んでしまったこの厄介な自我を、どうやったら暴走させずに制御できるかと言うことになります。
サルの恣意は、やむを得ない。言語活動のない動物の自然な行いであると考えられます。94775
人間の恣意は、言語の教育により意思に切り替えさせる必要があるでしょう。83281
> だから人には躾=規範と教育が不可欠なのです。それが現在、ハチャメチャになってしまった所に一番の問題があると思います。
同感です。
昔、わが国においては、恣意を抑えるために、人間修行として滅私奉公をさせました。82735
これからは、わが国においても、理性の教育が必要ですね。82879
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学校って、必要なの?
105787 > 『マニュアル化できない期待』『点数にならない思考』
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/16 AM09 【印刷用へ】
> 学校って、必要なの?
> 61014 『マニュアル化できない期待』『点数にならない思考』
> 東努 ( 25 大阪 プランナー ) 03/09/05 PM11 【印刷用へ】
> もう一つ印象に残っているのは同じ先生が出した課題で、当時起っていた「イラン・イラク戦争」の新聞記事の切抜きをする。という課題。授業外の宿題で、特に先生から教訓めいたものが提示されるわけでもなく、ただ、「今起っている歴史」を知りそれぞれが考える。という課題だった。どちらの授業も「答え」も「マニュアル」もないから「点数」もつけられない。だけど確かにそこには子供ながらに「思考」する時間があったように思う。思えば小学校の頃は点数にならない授業がたくさんあった。
歴史から教訓を引き出す力、思考する習慣が大切ですね。これは、生きるための力となります。95609
とりわけ、指導者には、強い意思と洞察力が必要と考えられます。強力な指導者が無ければ、社会は前進しない。
意思 (will) は未来構文の内容であり、洞察力により得られる内容も、やはり未来に関する内容であります。
だが、日本語には未来構文がない。あるのは現実構文 (現在構文) ばかりである。82320
それで、勢い現実構文 (現在構文) の内容ばかりに考えが集中する。
来るべき世界のことには目もくれず、目先・手先のことに専念することになる。
一方、英米人は歴史から教訓を引き出す力が強い。それは、彼等の母語が英語であるからである。
彼らは、過去構文の内容から未来構文の内容を推測する個人的な知的作業に優れている。まさに、温故知新である。
このような手順により、彼らは、この地球を英米の世に作り上げようとしている。
渡部昇一氏は、<日本史から見た日本人・昭和編>の中の<世界史から見た「大東亜戦争」>で、英米と日本の違いを次のように述べています。
まことに太平洋戦争は、飛行機の軍艦に対する優位を余すことなく証明した戦争であった。ハワイ・マレー沖、さらにインド洋作戦などで、それを疑う余地無く証明してみせたのは日本だったのに、その教訓をよりよく学んだのはアメリカ側だった。アメリカは、空母を主体とした機動部隊の価値を日本に教えられた形で認識したのであるが、ひとたび、その認識に至るや、卓越した工業力を動員して飛行機を造り出したのに、日本は、これというリーダーがなかったために、零戦が圧倒的優位を占めるうちに、次期戦闘機開発に全力を尽くすどころか、なけなしの資材を陸海軍で奪い合うことのほうに熱心であった。
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プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
105663 > 安易に語られる「夢」
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/13 PM09 【印刷用へ】
> プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
> 76815 安易に語られる「夢」
> 坂本伸一 ( 40代 青森 総務 ) 04/08/21 AM11 【印刷用へ】
> 若者の就職意欲が低下していることは、今や誰もが感じている。先日もテレビのトーク番組で、タレントや評論家を交えたコメンテーターが無責任な発言を繰り返し105507、この問題について出版された本についても紹介されていた。> この本の著者にコメントを求め、この意見に何の疑問を持たず紹介させるテレビ局側の姿勢、与えられた台本のようにパネルを読み上げるコメンテーター、マスメディアに関わる者としての責任意識・追求姿勢など微塵も感じられない内容にまずあきれ返ってしまった。
パネルを読み上げるコメンテーターには、自我・自己が無いのでしょうね。82478(正誤表:ここで→ここに来て)
> しかしこの本の著者のコメントには更に失望させられることになる。このような状況から若者を救い出すために、「親が子供の夢を知る事」を第一に挙げている。もちろん家庭における親子間のコミュニケーションの重要性も述べてはいたが、今、この不安と混乱の世の中に、どのような「夢」を持てというのか102587。親自身が「夢」という言葉が幻想以外の何ものでもないことに気づいてしまっているのに・・・。
「夢」は未来構文の内容で、未来構文のない日本語においては、白昼夢のようなものになるのでしょうね。84047
> 「夢」・・・> 今、親として教えることは安易な「夢」を持たせることではなく、物事をありのままに見つめ90895、考える方法ではないか。その上で自分にとって何が重要か、自分が社会に働きかけられることは何なのかを伝えてやることができるのであろう。
物事をありのままに見つめた時の内容は、現実構文 (現在構文) の内容となり、「夢」とは異次元の内容になる。82057
夢・理想も現実も共に人間にとって大切な考えの内容であると考えられます。94159
「夢」を持たせれば、うつつ (現) が消えてなくなる日本人の言語に問題があるのではないでしょうか。83850
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潮流2 本当は集団に入ったのではなく社会に出たのだ
105640 > 子供達の未来を作り上げるために・・・
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/13 AM09 【印刷用へ】
> 潮流2 本当は集団に入ったのではなく社会に出たのだ
> 105635 子供達の未来を作り上げるために・・・
> 坂本伸一 ( 40代 青森 総務 ) 06/02/13 AM00 【印刷用へ】
> 私達は、社会の中で生きる糧(給料)を得るために働く一方で、社会とのかかわりの中で未来を作りつづけているといえる103994。私達がどのように生徒達の生活環境を整えるか・・・を考えることが、そのまま生徒達の成長に影響し、彼らの将来を決定付ける可能性がある94865。
同感です。現在、議論されている皇室典範改正問題に関しても、この国の未来を決定付ける可能性を示すべきですね。94775
> 人はどうしても身近な自分の課題に陥りやすい105300。広い視点や価値観を持とうとしても、自分の評価や生活水準の向上という潜在意識からなかなか抜けきれない82057。
同感です。見栄と外聞は、我が国の伝統ですからね。84743
> この「るいネット」の中には「職場」「就職」の悩みについて語り合う場が設けられているが、いま自分が携わる仕事が自分だけの課題ではなく、属する組織・社会だけの問題だけではなく、自分の後ろについてくる子供達の未来のための課題であると考えれば新しい活力も生み出せるかもしれない99804。
同感です。序列社会のしきたりを仕込まれていては、世界の人びととの付き合いもままならないものになりますね。83747
> 子供の成長を見守る目には、打算や私欲はそぐわない102351。
同感です。衣食足りて、礼節を知る (管子) ですね。102886
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どうしたら現実に役に立つ認識を得られるの?
105530 > 新たな問題発掘は専門分野を乗り越える事により生まれる
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/11 AM11 【印刷用へ】
> どうしたら現実に役に立つ認識を得られるの?
> 105503 新たな問題発掘は専門分野を乗り越える事により生まれる
> 吉原徹 ( 50歳代 大阪 現場監理 ) 06/02/10 PM10
> 明治政府は西洋科学の輸入を効率よく進める為に分業体制をしいた。法律学者は法律だけを、医学者は医学だけを、農学者は農学だけを学べばよい。そして学んだものを後進に伝えることが学者に期待された使命だった。多くの学者は優等生らしくこの期待に律儀に応えてきた。こうして自分の専門分野以外には関心を示さない、示せない学者が大量に生まれ、彼等に学んだ学生達もそうした行動様式を自然と身につけてしまった。そこで科学者同士の連帯感が乏しくなるどころか、ちょっと専門分野が違うだけで対立してしまうと言った蛸壺化現象が現代まで続いてきている。
同感です。
日本人には世界観がないので、自分の専門分野以外には関心を示さないのでしょう。103833
つまり、教養がないということですね。84032
無哲学・能天気の国民は、哲学ができない。これが、問題です。82144
たとえば、歴史的事実が山のようにあっても歴史哲学がなければ歴史学にはならない。このことは、あらゆる学問について言えることであります。93843
世界に事実のない国はない。だが、学問のない国はたくさんある。それは、哲学に関する考え方がないという事情による。94251
米国には、各職業に合わせた大学院があり、大学卒業生 (学士) を入学させている。90184
大学院の入学生は、大学教育により既に教養を身に付けている。104701
法学校 (law school) では法律だけを、医学校 (medical school) では医学だけを、ビジネス学校 (business school) ではビジネス学だけを学べばよい。
戦後行われた我が国の学制改革あたって、医師を育成するための大学院を創設するようアメリカにより提案されたが、我が国は受け入れなかったそうである。そして、医学部のまま今日に至っている。
一般的に言って、我が国の大学は職業教育に強い指向性をもっていて、教養の環境に乏しい。84641
我が国の問題は、国民が無哲学・能天気な点にある。大学に申し訳程度の (2年間の) 教養部を作っても、教授も学生も遊んでいるしかない83415。だから、残っているものも崩壊するでしょう。
それにしても、我が国民が特定の分野にしがみつく傾向は、なにも学者ばかりに限ったことではないようですね。
フランク・ギブニー (Frank Gibney) は、<人は城、人は石垣>の中の<曖昧さの構造>で、しがみつく傾向を下の如く述べています。
英語をたくさんしゃべるときでも、たいていの日本人は「冷凍」人間になりやすい。ゴルフのハンディについてなら流暢に話すとか、外人に滞日予定期間をきくことはうまい実業家とか、外人ビジネスマンのお客に”How are you? You have trouble with dollar shock?” などとはあいさつできる銀座高級キャバレー、ル・ラット・モールのホステスのように、自分の得意な特定の分野にしがみつく傾向がある。
> 私達は何事においても自分発で考えがちである為、事実の追求が疎かになってしまっている。たとえ専門分野が違っていても、相手の課題=自分の課題と言う意識を持ち続ける事により新たな問題発掘に繋がる。問題発掘が出来れば積極的に専門領域を乗り越え他の分野に踏み込んでみよう。そして自分とは異質の能力を持った人達との協力関係、協働作業を試みる。今迄は不可能と思っていた難課題でも、お互いが課題を共有する事により確実に答えを導き出せる可能性が無限に広がる事を体感でき、それが共認回路の再生に繋がっていくのだと思う。
哲学の一致をみなければ、協働作業の能率も上がりませんね。82478
自分発で考えるとは、勝手な解釈をすることですか。82596
事実の追求とは、事実調べのことですね。82251
両者は次元の違った内容であるから、同次元では語れませんね。82354
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プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
105507 > 普通の人々の新観念
寺嶋眞一 ( 68 静岡 無職 ) 06/02/10 PM10 【印刷用へ】
> プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶
> 88483 普通の人々の新観念
> 上山昇良 ( 38 兵庫 会社員 ) 05/04/06 PM11 【印刷用へ】
>>そして、こうしたプロのいい事ばかりではなく、たまには辛口の評論などは、ともすれば普通の人達を「にわか」評論家に仕立て上げ、傍観者的な位置に置いてしまった。客観論=傍観者的は普通に人たちにとって、真っ当な意見であるような錯覚を覚えさすようになったかもしれない。だから統合側(プロ)はプロであり続けた、今までは。87886
客観論=傍観者的は、自己・自我のない内容であり、滅私の日本人に普通に好まれる発言内容です。82735
フランク・ギブニー (Frank Gibney) は、<人は城、人は石垣>の中の<日本文化のエコロジー>で、プロに関して下の段落 (1),(2),(3),(4),(5) の如く述べています。
(1) 日本社会の中枢神経で、何十万というインテリゲンチアが論評し、情報を与え、戒め、教え、非難し、語り続けている。
> そもそも、社会に発信しているプロと言われる学者・官僚・政治家・マスコミ等の特権階級は、仕事に追われて思索・表現に専任できない普通の人々とは、決定的に立場が異なる。
(2) それは大学教授、学者、作家、ジャーナリストで、彼らはケストラーが定義した二つの目標を正当化するために全力をあげている。国民のなかの一定の部分を代表し、自分たちと残りの国民のちがいをはっきりと自覚し、「知的、社会的、政治的前衛」の導き手の役割を主張している点で、日本の「インテリゲンチア」はこのヨーロッパの用語に関するウェブスター辞典の定義にピッタリ合う。さらに彼らはそれ以上のものだと主張し、実際にそれ以上でもある。
> その特権階級が、当事者でない普通の人々のことを正確に把握し、みんなを良い方向へ導くことができればよいのだが、突破口を示せず古い価値観に基づく支配観念を押し付け一方的に普通の人々を洗脳し続けているに留まる。
(3) 、、、、、日本社会の団結的性格と日本が国際的会話から比較的離れていることもあって、このインテリゲンチアの考え、口論、いい分はスピーカーの前で独り言をいうように、しばしば等身大以上に拡大される。
> そして、その特権階級が押し付ける旧観念(近代思想)こそが社会を閉塞させ、人類を危機に導いている張本人であることに普通の人々が既に気付いてしまった。
(4) それでも歴史のせいもあって、たいていのヨーロッパ、米国のインテリとちがい、彼らは国民生活上、積極的な役割をはたさない。、、、、、革命の積極分子になるにはあまりにも日本のものごとの秩序にしばられ、敏感すぎ、理想的すぎて、周囲の政治的、社会的現実を受け入れない。、、、、、
> 一方、普通の人々は、日々の出来事から多くのことを学び、それらを構造化できることを人類の危機を前に考え方を180°大転換した。
これからは、普通の人々が旧観念から自らが構築した新観念に収束していく。
(5) 最高にうまくいった場合、大官からの絶え間ないアドバイスとコミュニケーションの洪水は一大家族社会の意識を強化し、種々のテーマに関し意見一致の方向に国民を導く。最低の場合、近代テクノロジーがほとんどどの社会にも脅威を与えている強烈な野次馬根性を養う。彼自身、数少ない真に辛辣な評論家だった大宅壮一は日本社会について「一億総評論家」といったものである。彼はまたとくにテレビについて「一億総白痴化」と痛烈な言葉を吐いた。
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