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その他(マスコミ)
105490 > 「滅びへの加速」ー教育振興基本計画の目指すものー
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/10 PM07 【印刷用へ】

> その他(社会統合)
> 54467 「滅びへの加速」ー教育振興基本計画の目指すものー
> 中村朋子  ( 54 大阪 教育 ) 03/05/08 PM00 【印刷用へ】
> 「愛国心」という言葉に、考えもなくアレルギー反応を起こすのも忌むべきであるが、「教育基本法」改定法案の国会提出・「教育振興基本計画」の策定への文部科学大臣の中教審(日本アイ・ビー・エムの常務取締役らが審議会委員である!)への諮問文に現れた国家像を見る限り、市場社会の維持機構である政府ー統治者のいう「国家」を「愛する」ことが果たして正しいのかという疑問は持つべきであろう。

パトリオット (愛国者) の名は、アメリカの迎撃ミサイルの名前にも使われて知られているが、日本人の愛国心は縦社会の中の一種の馴れ合いのようなもので、知的な側面がない21780。 上下関係 (親子・親分子分) の心情から出るものか102309。
「教育基本法」改定法案の国会提出・「教育振興基本計画」の策定と政府がガンバっても、この国からは、パトリオット (patriot) は生まれないでしょう。一方、ヤクザ家業で、死ななければならない立場に追い込まれるところが、浪花節として語られる。
カレル・ヴァン・ウォルフレン (Karel van Wolferen) は、<日本/権力構造の謎> (The Enigma of Japanese Power) の中の<法を支配下におく>で下記の段落のように述べています。

<システム>101707は”ビッグ・ブラザー”ではないだろう。だが、日本人は、社会的な服従に甘んずることのみかえりに、<システム>からの愛を受け入れるように要請される。これはつまり、日本人は政治制度について―――少なくとも持続的で組織的には―――疑問を抱いてはいけないことを意味する。彼らは自分たちのことを権利をもった市民と考えるのではなく、管理者 (アドミニストレーター) が寛大な心を持っていると信じるよう求められているのである。分かりやすくいえば、西欧の権力は原理という幻想の仮面をかぶっているが、日本の権力は恩恵という幻想の仮面をかぶっている。西欧の伝統においては、社会・政治的な状況を知的に審査解明することが許されているし、場合によっては、奨励されることもある。ところが、日本の伝統においては、心情的な信頼を要請される。

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閉塞の元凶は、個人主義
105426 > 個人の尊重を考える
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/09 PM10 【印刷用へ】

> 閉塞の元凶は、個人主義
> 3051 個人の尊重を考える
> かなくぼたろう  (    ) 01/04/10 PM08 【印刷用へ】
> 子供の頃、「人は、皆同じ。だから、平等でなければいけない」と学ばれた方も多いと思います。

「人は、皆同じ」は難しい考えですね。人が同じでない証拠を見せる方が易しい。平等は、法の下に平等ということでしょうね。101052

> これは、周知の通り憲法の基本的な考えであり、“個人の尊重”です。
> 現状ではそれを子供達が、理解しているとは言い難いといえます。では、私達はどうでしょう?

現実は、同じになっていない83749。私達は、それを建て前であると考えているのでしょうね83850。

> 外人、身体的障害者、HIV感染者、前科者、ホームレス、不登校時、ホモセクシャル、肥満児、子供・・・ 。
> こうした言葉や人たちを目にした時、少しでも特別だという意識を持ったことがないと言い切れるでしょうか?
> その意識こそが、“個人の尊重“の理解を妨げる根源であり、子供でいう、いじめに繋がると思います。

そうかもしれませんね。外見が異なるといじめの対象になりやすいですね。特に子供は、外見でしか判断しませんからね。82596

> 人と違っていることを変わっていると考え、ネガティブに考えてしまう発想・思考こそが、間違っているのではないでしょうか。

同感です。ポジティブに考えれば問題ないですね。だが、談合をして現状を変えられるようでもないですね105343

人と違っていることをからかう、マスコミが取り上げ、噂の対象となる。これらは、人と違うことが珍しいから起こり得るのであって、「同じ人間なんかいない」という認識が、当たり前になれば無くなることではないのでしょうか。

マスコミは、見栄と外聞の内容を伝えているのかもしれませんね。特に議論の出来ない人たちは、考えの内容に関しての個人差の存在を嫌うようですね。83415

> お互いに、個性を尊重し合い、共同体の枠からはみ出した人をも認める寛容がないかぎり、“個人の尊重”など実現されないと思います。

「共同体の枠からはみ出した人」とは、難しい表現ですね。「外人、身体的障害者、HIV感染者、前科者、ホームレス、不登校時、ホモセクシャル、肥満児、子供・・・ 」のことですか。

> 未成年世代だけでなく、“違っていて当たり前”という社会・認識にする必要性があるのです。

特に、考えの内容に関して“違っていて当たり前”という認識が必要ですね。82123

> 子供の頃から、「皆同じ。だから、平等でなければいけない」という教育をしてしまうと、「差違」という理由から差別、果てはいじめを助長することになりかねない。

没個性の序列的違いは受け入れていますが、個人的な考えの違いには酬いのない社会でありますからね。103454

> 「人は皆、違う。だからこそ、すばらしいんだ」と、違いを受け止められる心を伝えるべきであると思います。

同感です。特に、考えの内容に関して、個人的な違いを認めるべきです98265。 そうすれば、詰め込み主義の競争もつまらないものに見えてきます82504。
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その他(マスコミ)
105350 > “オープン”
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/08 PM02 【印刷用へ】

> その他(社会統合)
> 48013 “オープン”
> 米山薫里  ( 23 大阪 会社員 ) 03/01/18 AM02 【印刷用へ】
> 年末から一人でアメリカに行ってました。今回はおよそ10日間英語のみ。今回行ってみてホント多くのことを学び、感じ、考えさせられ・・・4年前にはどうして気付かなかったのか???我ながら不思議です。
その一つが“オープン”ということがあるように思います。どこででも、誰にでも、すぐに声をかけ、すぐに仲良くなってしまう。ほんとこれには今回も驚かされ、素敵だと思いました。こんなにまで人との出会いが日常に溢れていることに気付かされます。97858
> 向こうでは、日本人で言葉のままならない私ですら話しかけられ、多くの出会いに恵まれるのです。しかし、この時ばかりはあまり英語が話せないことを悔やみました。ある程度までは言葉の違いも何とかなるのですが、もっと多くのことを伝え、共有し合おうとするとやはり言葉がもっと話せればな〜・・・と感じさせられます。82373
行きと帰りのフライトの間で3人の日本人と友達になりました。みんなもこの“オープン”に魅力を感じていました。105213
> その人達も「日本って閉鎖的やよね。なんでもっとオープンに色んな人と繋がれないのかな〜・・・」と皆同じ事を口にします。94602
> そんな感覚を持っている人だからこそ友達になれたのかもしれません。正直、最初の一声はまだ私も戸惑ったり、ちょっと勇気がいったりします。そして、そんな時は誰もが相手との共通話題から話始めている気がします。そこからお互いの状況や心境など、どんどん色んなことに話題が移り、気がつけばついさっきまで他人であった人がもう既にずっと昔から知っていたような不思議な感覚になっている。
たった10日間の滞在でしたが、ほんと日本にいる時よりも多くの新しい人との出会いに恵まれたと思います。日本に戻ってきて、出会いのない生活がこれほどまでつまらないのかと痛感します。95237
日本も、もっともっと“オープン”になればいいのに・・・・105343
毎日が出会いでいっぱいになれば、もっともっと世界が広がるのに・・・105343
人の人生なんて、ほんと短いです。その短い人生の中でどれだけ多くの人に出会えるでしょう?1秒に一人の人と出会えたとしても、生きている間に国内すべての人に会うことですら不可能だそうです。そう考えると今の日本の環境って閉鎖的で、ホントは普段の生活の中にこんなにも出会いがあふれているのにそれをミスミス見逃して・・・自ら拒絶してしまっている様にさえ思えてきます。98123
もっと多くの人と繋がれたら、すごく大きな力が生まれるのにな〜って思います。82251
> 日本のすべてが悪くて、アメリカの全てが良いというわけではないですが見習うべき点はあると思うのです。100729

同感です。今こそ我々は、こころの鎖国を破る必要があるのでしょうね。
フランク・ギブニー (Frank Gibney) は、<人は城、人は石垣>の中のエピローグ<日本を世界に伝えよ>で、下の如く述べています。

日本の若い世代はその遺産を放棄する必要はない。逆に、遺産を再発見する必要がある。徳川幕府は日本社会に平和と調和を与えるとともに、不自然な抑制に基づいたきびしいヒエラルヒーの感覚を日本国民に課した。その過度の形式主義は平安時代に栄えた日本文化の自由な伝統に反するものだった。鎖国が破れた一世紀後にも、日本は世界に対する態度になおも「鎖国」の痕跡を多く残している。日本はこのような超然主義をこれ以上続ける余裕はない。
新しい世代はある自信を持っているように見える。それに、もしもこの世代が世界とコミュニケーションする能力を発見ないし再発見できれば、日本にとっても、世界にとってもそのプラスは価値観と基準の変化による国内の一時的な混乱をはるかに上回ろう。

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どうしたら、社会を変えられるの?
105343 > 全ての時事問題は、密室での序列統合と劣化収束が引き起こしたのでは?
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/08 AM10 【印刷用へ】

> どうしたら、社会を変えられるの?
> 101814 全ての時事問題は、密室での序列統合と劣化収束が引き起こしたのでは?
> 近藤文人  ( 41 東京 建築士 ) 05/12/01 PM11 【印刷用へ】
> 最近、思うのは、現在の時事問題を考えるとき、殆どが、社会と断絶した密室空間での出来事、あるいは、その背後に密室空間が存在していてることに気付きました。みんなの評価、視点から逃れたこの密室空間での行為は、全て、力の強いものが弱いものへと押し付ける構造にあり、どんな場面でも、その構造は、変化していないようにおもいます。逆に言えば、力の序列統合をなんとか維持するために、その及ぶ範囲を密室化して、権力を行使しようとするところに問題があるように思います。

同感です。密室での言動は、グローバルでもなければ、ユニバーサルでもない。104194

> 私たちの周りには、いろんな密室空間が存在しています。というか、私権時代に作られた力の序列統合を基盤として統合されている集団、組織、チーム、会社、国家など、全てが、密室空間でのやり取りで構成されているといっても過言でないと思います。

日本語は「私とあなた」の言語である102033。それで、実のある話をするには、空間を密室で仕切る必要がある。日本人の序列はグローバルではない。98820

> 収束不全で目先収束の時代に、密室化した個別の序列原理の横行が、人々の潜在思念とのギャップを露呈して、起こっているのが時事問題のように思います。

密室空間であれば、序列の話にも実が出てくる。つまり、「私とあなた」の間柄になれば、序列が定まる。序列関係で、話が決着する。93930

>>>大切なことは皆が期待しているものをどう捉え、それに答えること。そしてそれが評価される社会=共認が実現できるかによるのだとあらためて思った。101220

「皆が期待」を当てにしないこと。たとえ一億一心であっても、その答が常に正しいとは限らない。84432

> 皆が期待しているものを捉えるには、みなの期待の集まる場が必要。評価される場が必要。 自ら作り出す共認の場に参加すること。その規範が、全ての密室化と課題の劣化を打破する鍵だと私は思っています。

「日本には、何が貢献できるか」と国連の場で、各国代表に聞いて回るようなものか。自主性のなさにも程がある。82478
まず初めに、自分自身の構想を聴衆に言って聞かせる必要がある。自己の構想の作成に心血を注ぐことが何よりも大切である。83201(正誤表:「あるべき姿」ない→「あるべき姿」のない)
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ガタガタの原因は、私権の衰弱と序列原理の崩壊
105300 > 日本の体質
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/07 PM05 【印刷用へ】

> ガタガタの原因は、私権の衰弱と序列原理の崩壊
> 5062 日本の体質
> 家村和宏  ( 35 大阪 総務 ) 01/06/07 PM01 【印刷用へ】
> 戦後日本もアメリカ的社会を目指し、自由・平等・個人の尊重などを標榜し、めざましい経済発展を遂げて、世界第2の経済大国までのし上がったわけですが、その発展の裏では、どこか日本的な、密室談合的な、悪代官と越後屋風の、官と民の癒着構造をつくり上げてしまったのだと思います。最近では伏魔殿などと評されていたように、外務省の機密費の問題や、少し前の長野県の田中知事と役人とのやり取りが報道される中で、役所のおぞましい体質なるものが国民の目に晒されました。

目先・手先のことは、うまく行きますね。102129
だが、世界観など、観念的なことは駄目なようですね。104194
根回し・談合の体質は、日本語が「私とあなた」の言語であることにより派生するものと考えられます。102033
世界に向かって公言するような内容が作れない。102019(正誤表:考えることがでる→考えることができる)

> 経済発展の裏には環境破壊があり、財政再建の為にはサービスの低下あるいは高額化があり、さまざまに痛みを伴いながら構造改革を進めていかねばならないという小泉内閣の方針に、内閣支持率80%台が示すように、国民の期待大のように感じますが、あくまで前政権の森内閣がひどすぎたので、その反動も大きいのだと感じます。

そうかもしれませんね。102795
我々は、何処に向かうのかも分からぬまま、期待に胸を膨らませることには無理があるのでしょうね。103994

> 緊縮財政に反対する議員は、票と政治献金の見返りに産業の地元誘導で利権を貪ってきた族議員が大半でしょう。己の私権(カネ、名誉、地位)獲得の為に、一体どれほどの犠牲を強い、国民の信任を裏切ってきたのでしょうか。挙句はその財政赤字のツケを国民に払わせようとするのですからこれほど人をバカにした話はありません。社会のしくみが、この私権を獲得するための序列社会である限り、自由や平等、個人の尊厳などのコトバはただ空虚なだけです。むしろこのような美辞麗句を己を肥え太らせる為の隠れ蓑として利用してきたのかもしれません。

日本人の姿勢・態度が、英米の世に通用しなくなっているのでしょう。84361
フランク・ギブニー (Frank Gibney) は、<人は城、人は石垣>の中のエピローグ<日本を世界に伝えよ>で、下の如く述べています。

日本人には思い切った変化が要求される。その変化はそれが日本人の物理的能力に加える緊張―――――それも大きいが―――――の点で思い切ったものではなく、日本人の態度に要求する変化において思い切ったものである。世界で行商人以外の役割をつとめるには、日本は外国人に話しかけられ、外国人といっしょに暮らし、外国人の前でもリラックスし、外国人と議論し、外国人の熱意をかきたてることができる人間を必要とする。、、、、、
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私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
105246 > 「根回し」は死語になる
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/06 PM05 【印刷用へ】

> 私権原理から共認原理への大転換(自分発からみんな発へ)
> 105232 「根回し」は死語になる
> 山田周弘  ( 51 兵庫 塾講師 ) 06/02/06 AM11
>>ネット会議は、成員の課題意識の温度差(という歴然たる事実)を包摂したまま、(問題意識の高い2〜3割が率先して発信することによって)共認を形成してゆき、次第に全成員を巻き込んでゆくことが可能な力を持っている。従って、全社会議やネット会議によって、対面会議の欠陥の大半は、突破されるだろう。(101337)
> 各企業が序列原理で貫かれていた頃には、「会議の前の根回しが大切」ということがよく言われていた。83747
> 「根回し」する目的は、序列原理に支配される会議の前に、序列の網をかいくぐって会議メンバーの共認を密かに得ておき、会議の場で否決されるのを防ぐことである。92478(正誤表:定時→呈示)
> 「序列」の会議に対する「共認」の根回しと言えるかもしれない。103009

> しかし、その内容がたとえ全社的視点に立つものであろうと、所詮は裏共認である。水面下=密室空間である限りは、劣化共認・私的共認となる危険性を常に孕むことは否めない。

日本人は、私的を好む。102033 論理的、法的ないし哲学的判断を敬遠する。101092

> ネット会議体制をとれば、早い話が社員全員への根回しというものが可能になる。

同感です。全員談合ですね。104809

> 誰にでもオープンにしてしまうと、「根回し」の意味がなくなるということになるが、限られた人数の会議メンバーだけでなく、多数の社員の賛同も得られないような案件なら、もともと可能性が乏しく、誤った方向にあると判断されるものであろう。
> また、旧来の施策を改変するに当たっても、一人による度重なる説得よりも、多くの成員の賛同意見の方が数倍有効であろうし、何よりも、決定に至るまでの賛否のプロセスを皆が共有することが全成員の共認をより深く確実にする。

同感です。しかし、論理的、法的ないし哲学的判断を敬遠する結論は危険ですね。83818

> ネット会議体制が構築されれば、エネルギーの浪費でしかない「根回し」などという言葉は死語になるしかない。

そうかもしれませんね。だが、事柄はそれほど簡単には行かないでしょう。
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肯定視が共認回路を再生していく
105230 > 「受身」から「能動」へ…
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/06 AM09 【印刷用へ】

> 肯定視が共認回路を再生していく
> 23154 「受身」から「能動」へ…
> 平賀崇之 HP  ( 24 茨城 教育 ) 02/02/06 PM01 【印刷用へ】
> 「受身」のままじゃ、状況は何も変わらない。それに皆気づき始めている。

同感です。

> そして「受身」から「能動」へと、意識を変化させる。やはり人間は「外圧適応態」であることを、改めて認識させられる。

「受身」から「能動」へと、意識を変化させることは、言うは易くして非常に難しいでしょうね。
全ての考えは、文章になる。文章にならないものは考えではない。103487
日本語には未来構文がないから、意思 (will) の内容は表せない。従って、筋道だった行動を起すことは難しい。82615
だから、「受身」はあるが、その逆は考えられない。意思も無ければ、罪も無い。100784
そして、自発性に欠けるから、日本人はおとなしいと考えられている。82242
おとなしい日本人の行動は、その自発を待つしかない。100430
周囲の人は「がんばって」と言って励ます。英語には、これに相当するぴったりした訳語がない。101765
日本人の考えは一般的に、他者のactive voice (能動態)と、自己のpassive voice (受動態) で成り立っている。98352
自己のaction (行動・作用) がなくて、reaction (反応・反作用) ばかりである。だから、action plan (行動計画) も空虚なものになりがちである。82354
日本人は行動内容を前もって明確に理解することは難しい。本気になれない。それは、日本語には未来構文がないからである。104119
自発的に発散するはずのどろどろしたものが、腹の底や胸のうちに貯りつつある。酒などは、そのガス抜き使われる。101309
そのどろどろが起爆剤となって行動が踏み切られる。93329
「お前らに、俺の腹の底が読めてたまるか」ということになる。82735

> いかに「能動」へと、意識を変化させることができるかで、その人の成否も決まってくるような世の中になるような気がする。

同感です。いかにして自分の意思を表現するかの問題ですね。82057

> ポイントは、「能動」。即実行の実現派になれるかどうか、ここにあるような気がする。

だが、単なる自発行動というのではアニマル並みで、人びとの信頼を得ることは難しい。82478
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その他(マスコミ)
105213 > RE>三島由紀夫の観念
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/05 PM10 【印刷用へ】

> その他(社会統合)
> 18473 RE>三島由紀夫の観念
> 細田卓司  ( 中年 香川 技師 ) 01/12/13 PM09 【印刷用へ】
> 三島が最も重視した,幻想的な美意識・虚構観念は,実は私権規範のアンチテーゼとしてのみ存在しえる非存在観念=幻想であったと思われます。三島は自決前に,徹底的に戦前の日本が持つアナクロ規範にこだわり抜きました。
> そして,私権規範の解体とともに,最も大切にした幻想(美意識という人もいるけど)の輝きが,失われる前に自決したのだと思っています。
> 三島は,やはり終わってしまった過去の人であり,近代思想という過去のパラダイムにしか生きることの出来なかった作家であり,現代の問題を考える時の指標には成らないのではないのでしょうか?
> 私は三島の氏を評した,中曽根康弘の”宝塚みたい・・”という言葉が最も適切なのでないかと思っています。

三島は、日本人と諸外国の人々とのメンタリティの違いを強く意識していたに違いない。日本人は気分・雰囲気に焦点を当てるのに対して、英米人は理性に焦点を当わせる。93729
理性判断によれば、理詰めの議論ができる。83850
フランク・ギブニー (Frank Gibney) は、<人は城、人は石垣>の中の<日本文化のエコロジー>で、次の如く述べています。104052(正誤表:文化実→文化人)
「三島由紀夫のように少数の作家は外国人との交際を楽しむが、一般的には外国人だけ別にしている。三島が外人客を招待した夕食会には外人客しか呼ばなかった。彼は逆に文章では難解で伝統的な日本文を掘り起こしていった。彼は最も例外的な芸術家であった。」

フランク・ギブニーは、さらに、「孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の気分の流れであることは一般に真実である。」とも述べている。

我が国の読者も、気分・雰囲気を求めて本の内容を漁っているに違いない。これは丁度、主観的な領域である良い気分・雰囲気を求めて、日本人が神社仏閣、キリスト教会と巡り歩くのと似た現象なのであろう。105009
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潮流4 焦りの適応主体と目先収束
105131 > 考えない人々
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/04 PM08 【印刷用へ】

> 潮流4 焦りの適応主体と目先収束
> 719 考えない人々
> るりまる  ( 20 京都 農業 ) 01/03/02 PM03 【印刷用へ】
> 日本人の大部分が、不安と閉塞感に囚われていたとしても、きっと人々はそれを「どうにかしよう」等と言う考えには到底及ばないんじゃないか?“考える”という機能が備わっていることすら、忘れてしまってるんじゃないか?現に私もそうだろうと思ったりもする。

同感です。日本人の”思う”は、”考える”ではなくて”感じる”ですね。98265
つまり、“考える”という機能は不全状態にある。82476

> 確かに今の時代、この社会の中で人間関係において、どこか稀薄しているものを感じるし、きっと多くの人達も同じだろう。

同感です。序列関係が稀薄になって、人間関係が稀薄に感じられるのでしょうね。102212

> 具体的な経験から、そう実感しているわけではないが、日々が平穏に過ぎてゆき、本能を直撃する様な現在形の危機圧力=生存圧力など働くことはないし、だからもちろんそこからは何も生じない。

言語活動から洞察力が生じていない。93930

> 「私権の確保→生存の保障」止まりのままで、この部分の先から引っ張るべき→(矢印)はたくさんあるというのに、殆どの人々は引っ張ろうとしない。要するに、今の目の前にある自分の生活を確保することにしか、考えが回らないんだと思う。

世界観がないから、世界の最終目的が無いのでしょうね。83300 目先・手先の事柄に関する内容に考えが集中して離れないのでしょうね。86547

> もしかしたら人々は、人類滅亡の危機が迫っているこの現状を把握できていないんじゃないのだろうか。先の見えない(読めない)今の時代だからこそ、例え少しでも危機を感じ取っていたとしても、「どうにかしなければ」と言うよりか、「どうにかなるだろう」と思ってしまう気がする。

目の前に無いことは、考えにならない82057。日本語の構文は、現実構文 (現在構文) だからである。102229
「どうにかしなければ」と言うよりか94962、「どうにかなるだろう」と思ってしまう104846。同感です。
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るいネットをどう変える?
105083 > 建設的な議論をしたい
寺嶋眞一  ( 68 静岡 無職 ) 06/02/03 PM06 【印刷用へ】

> るいネットをどう変える?
> 4029 建設的な議論をしたい
> 蘆原健吾 HP  ( 30代前半 神戸 広報 ) 01/05/11 PM10 【印刷用へ】
>>実際的な議論とは、相手を批判して持論を掲げることではありません。(それが仕事の野党もいますが)にもかかわらず、何かと相手の言葉尻を取って相手を攻め立て、自己を正当化しようとすることがよく見られます。些細なことに過敏に反応し、揚げ足を取ることに躍起になっているのです。(3987「議論とは」)

同感です。自分自身で考えたこの世の「あるべき姿」を主張できれば、相手の揚げ足を取って暇を潰すことはありませんね。96666

> 既存の掲示板では、何かと相手の言葉尻を取って相手を攻め立て、自己を正当化しようとする」という状態にすぐに陥っているようです(少なくとも私が半年間参加した某掲示板はほとんどのトピックでそれが見られました)。なぜなのでしょうか。

自己がないのであるから、自己の正当化も無いのでしょう。84341

> プライドというものを強く持っている人がいます。そういった状態に陥りやすいのはそういう方が多いような気がします。議論の中身そのものよりも、自分のプライドが傷つくかどうかに力点を置かれている方です。

理不尽なことを言わなければ、自分のプライドに傷がつくことも無いでしょう。93383

> このようになる究極の原因は、もとをたどれば掲示板に意見を投稿する際の動機ではないかと思います。単に「自己主張したい」「自分がいかに知識が豊富かを自慢したい」「分かって欲しい」。そういう気持ちが強ければ強いほど、他の人からの誤りの指摘や異論は受け入れがたいものになります。

自己の世界観を述べる気持ちがあれば、他人からの助言を得ることも貴重なものとなります。誤りの指摘や異論は参考になりますね。104107
「自己主張したい」に対しては、 どうぞ御自由に。と言いましょう。102795
「自分がいかに知識が豊富かを自慢したい」に対しては、たかが人間のすることですから、知れたものです。と考えましょう。89478
「分かって欲しい」に対しては、自己の主張内容を理解してくれる人が現れたら感謝感激すべきです。104717

> 動機が、本当に「この閉塞した社会をどうすればいいのか、その答えを見つけるためにみんなと意見交換したい」だったら、突破口を探すという「中身」に重点が置かれるので、柔軟に対応できると思います。そうありたいものですね。そうであればきっと建設的な議論が出来ると思います。

世界観があれば、それは「中身」にある。理想の社会を建設したいとの意思が個人にあれば、建設的な話し合いを求めるようになる。93494
無哲学・能天気の人には、世界観がない。82476
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