閉塞の元凶は、個人主義
128955 > 何を事実として踏まえるか (2)
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/25 AM10 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 3770 何を事実として踏まえるか (2)
> 雪竹恭一 ( 38 大阪府 営業 ) 01/04/30 AM00 【印刷用へ】
> 先ず、「民主主義の衰弱」については、いろんな角度から言えることはあるとは思いますが、代表的な事象として、「若者を中心とする政治的無関心の増大」あるいは「若者における自分主義の蔓延」ということが挙げられると思います。
これは、単に選挙の投票率の低下という現象だけではなく(これには政党や政治家側の問題もあるでしょう)、昨日の成人式のTVインタビューに見られるように、自分のことしか考えておらず、他人への配慮や社会や日本の将来についてまともに考えていない若者が非常に多いという現象として現れています。
> 「日本の将来のことはよく分からない。> 別に将来に対する夢や目標はない。
未来構文が無ければ、未来に関する考えはまとめられませんね。103932
> 自分のやりたいことをやればよい。> 自分さえよければ(他人に迷惑かけなければ)いい。
意思 (will) は、未来構文の内容であるが、日本語には未来構文が無い。82735
意思が無いので、恣意 (self-will) を意思と誤解する。したがって、自由意思は、自由恣意となる。84743
恣意の人は、相手の恣意を認めない。これでは成り立つはずが無い。94775
> 今が楽しければいい。」
現実構文 (現在構文) ばかりであるので、ナウな事柄に神経が集中する。85728
> と答える若者が増えていることは、TVインタビューに答えた若者だけではなく、教師の友人から聞いたり、私の周りの若者を観察して言えるかなり普遍的な現象です。しかも、昨日の高知県の成人式の若者の傍若無人ぶりや暴走族の凶悪化など、この傾向は年々エスカレートしています。
日本語の特性に基づく言動は、かなり普遍的な現象です。98056
考える人は、言語の特性に更なる注意を払うべきであると考えます。82285
リンク
リンク
この投稿は 3770 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128955
--------------------------------------------------------------------------------
実現論って、何?
128896 > 科学とは?
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/24 PM05 【印刷用へ】
> 実現論って、何?
> 4057 科学とは?
> 飯野均 ( 24 千葉 学生 ) 01/05/12 AM07 【印刷用へ】
>>ここでは科学は「いろいろな現象や物質を別々に分けて、その一つ一つについて正確な知識を獲得しようとする学問」としておきます。> とすると、あまりに意味が広すぎてなんだか分からない気がします。「分ける」ということに重点をおいているのでしょうか?(確かに日本語だとそういうニュアンスが強くなりますね)できればそう思った理由など教えて下さい。
日本人は、「分ける」に力が入りますね。それは、考えが現実 (現象や物質) の世界に深く囚われているからでしょう。105530
ライス国務長官 (Condoleezza Rice) もグリンスパン前連邦準備制度理事会議長 (Alan Greenspan) も、Ph. D. (Doctor of Philosophy: 哲学博士) ですね。彼らは「あるべき姿」を考える専門家です。83415
だが、日本人は、哲学の文字を敬遠しますね。哲学もなければ、哲学博士もない。だから、彼らを哲学博士として紹介することも稀であります。84641
ライスさんは政治博士、グリンスパンさんは経済学博士であると知って日本人は安心する。84032
だが、現実の英米の大学は哲学博士の牙城となっていて、大人は自己の哲学を得るために大学に進学します。95609
>>当然ながら科学においては実験・観察で客観性を求めることは重要ですが、それ以上に現象事実と整合する仮説を構築すること、そしてだれもがそれを認めることが出来るものであることがより重要なのだと思います。
> 誰もが認めることのできる一つの基準として、科学では実証主義という方法論をとっています。だからこそ科学は他の哲学から飛び抜けて大きく発展していったのではないでしょうか。確かなこと以外は語らない、語れないし、ましてやそれが事実として認められることはありません。
科学論文は、一般的に結果 (results: 実験結果、観察結果など) と考察 (discussion: 議論) から成り立っています。どちらも大切ですが、主として考察により科学は進歩すると考えられます。93835
日本人の研究者は、結果の提出に重きをおく傾向があります。83281(正誤表:人をEさない→人を殺さない)
余談ですが、結果に関して捏造問題を起こすなどは論外です。
>>「たとえ仮説であっても、皆の知っている限り知識に照らし合わせて論理が整合していれば、それを事実として認める」> というスタンスに反対するつもりはありませんし、むしろ斬新で良いやり方かもしれないと思います。しかし、それを「科学」や「(本当の意味での)事実」とよぶのはかなり違和感があります。
同感です。そうした話は「科学」や「(本当の意味での)事実」ではなくて、実学 (技術) の世界の方便でしょう。そして、我々も英米人も、その方便の世界の方で生活しています。85728
リンク
リンク
この投稿は 4057 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128896
--------------------------------------------------------------------------------
るいネットをどう変える?
128870 > 「後手」を引き続けないためにも…
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/24 AM02 【印刷用へ】
> るいネットをどう変える?
> 4219 「後手」を引き続けないためにも…
> 岩田英証 ( 25 兵庫 塾講師 ) 01/05/17 PM00 【印刷用へ】
> ここで我々に求められることは大きく見て以下の3点だと思います。
> 1.危機的な現状を正しく認識する(事実の正確な対象化)
日本人には現実直視が難しい。90895
> 2.突破・打破していく方向性・可能性を見出す
日本人には危機管理も難しい。128530
> 3.アクションに移す
意思が薄弱であるため、実行に移すことが難しい。103994
> 私自身、別のboadでの議論に参加していたことがあったのですが1.に関してはある程度意識を共有することができた様に思えても、2.の段階で、真に力を持ちうる方向性を模索、そして共有することが非常に困難であることを痛感しました。つまり1→2への段階がとてつもなく難しいということです。
同感です。85322
日本人にとって、組織立った現実対応は難しいですね。82476
> 要因として、このサイトでも多く取り上げられてきた固定観念・イデオロギーの問題などが考えられるでしょう。また特に感じた点として、未だはっきりとしていない事柄(未明事項)に対して仮説を組み上げていく、ということへの一種の抵抗感のようなものがあるのでは…ということです。つまり、100%確実に分かっていることでないと、絶対に信用しない、信ずるに足りないという、これもいわば固定観念でしょうか?
現実構文 (現在構文) の内容は、100%確実に分かっている必要があります。98352
「怪力乱神を語らず」です。123837
つまり、君子は、人知では計り知れない神秘や不可思議な現象については語らないものだということです。125710
日本語や中国語には時制が無いので、その話の内容は100%確実に分かっていることが必要であります。95629
> 現状は複雑に問題が絡み合っており、未明事項も多く含まれています。既に確実に分かっていることだけを「事実」とするのではなく、矛盾なく説明できる仮説をも事実として理解していく柔軟なスタンスがないと、現状を正しく分析・認識することはできないように思います。そしてそれができないと、人類は「後手」を引き続けてしまうでしょう。
同感です。105787
日本人や中国人のメンタリティでは、可能性を語るとか、洞察力を養うとかいうことが難しいようです。94286
リンク
リンク
この投稿は 4219 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128870
--------------------------------------------------------------------------------
閉塞の元凶は、個人主義
128854 > お返事;「らしさ」ということ>円山 和沙様
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/23 PM11 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 4340 お返事;「らしさ」ということ>円山 和沙様
> 斎藤裕一 ( 37 東京 建築家 ) 01/05/20 AM00 【印刷用へ】
> まず疑問に感じるのは、実際中学生や高校生である彼らに対して「らしい」若しくは「らしくない」という様に評価する事自体が著しい矛盾を孕んでいるということです。らしかろうが、そうでなかろうが、彼らは事実として中学生であったり、高校生であったりするのですから。
同感です。101058
「らしい」「らしくない」は、事実に関する論争ではなくて、気分・雰囲気に関する問題です。83954
> この様に「らしい」ということは、単純にそうであるということではなく、「何かと照合した場合にそうか否か」ということなのでしょう。ここで彼らが実際に照合される何かとは、評価する側が事前に用意している判断基準と言うことになりますが、一般的には、多くの平均的且つ今までの事例的な様子=例えば、「今までの普通の中学生や高校生に照らして」ということになるでしょう。
同感です。94200
横並びの比較による結果ですね。82942
> 私自身も小学生の頃(25年程前になりますが)を思い出してみると、年輩の「大人」の先生と大学出立ての若い先生にそれぞれ3年ずつ受け持たれたことがあるのですが、生徒や親までもが若い先生の方を強く支持していたという事があります。これは決して年輩の先生が悪いということではなく、「より一緒に過ごしてくれるのは誰か」という事だったのだろうと思います。> 先ほどの「らしさ」という問題で言えば、その若い先生とはおよそ「教師らしくない」ということになるのでしょうけれど、当然初めのうちは心配されたその様なことも、実際には何の障害にもならなかったのです。この様に「らしさ」というものは、評価する側の、取り敢えずの判断というようなことであり、その先により具体的にどうなのかということが為されない限り、お互いに納得すると言うことになはならないのだと思います。
同感です。83749
表面的な事柄に右往左往して、それでお仕舞いとする人々ということになるでしょうね。105213
リンク
リンク
この投稿は 4340 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128854
--------------------------------------------------------------------------------
閉塞の元凶は、個人主義
128854 > お返事;「らしさ」ということ>円山 和沙様
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/23 PM11 【印刷用へ】
> 閉塞の元凶は、個人主義
> 4340 お返事;「らしさ」ということ>円山 和沙様
> 斎藤裕一 ( 37 東京 建築家 ) 01/05/20 AM00 【印刷用へ】
> まず疑問に感じるのは、実際中学生や高校生である彼らに対して「らしい」若しくは「らしくない」という様に評価する事自体が著しい矛盾を孕んでいるということです。らしかろうが、そうでなかろうが、彼らは事実として中学生であったり、高校生であったりするのですから。
同感です。101058
「らしい」「らしくない」は、事実に関する論争ではなくて、気分・雰囲気に関する問題です。83954
> この様に「らしい」ということは、単純にそうであるということではなく、「何かと照合した場合にそうか否か」ということなのでしょう。ここで彼らが実際に照合される何かとは、評価する側が事前に用意している判断基準と言うことになりますが、一般的には、多くの平均的且つ今までの事例的な様子=例えば、「今までの普通の中学生や高校生に照らして」ということになるでしょう。
同感です。94200
横並びの比較による結果ですね。82942
> 私自身も小学生の頃(25年程前になりますが)を思い出してみると、年輩の「大人」の先生と大学出立ての若い先生にそれぞれ3年ずつ受け持たれたことがあるのですが、生徒や親までもが若い先生の方を強く支持していたという事があります。これは決して年輩の先生が悪いということではなく、「より一緒に過ごしてくれるのは誰か」という事だったのだろうと思います。> 先ほどの「らしさ」という問題で言えば、その若い先生とはおよそ「教師らしくない」ということになるのでしょうけれど、当然初めのうちは心配されたその様なことも、実際には何の障害にもならなかったのです。この様に「らしさ」というものは、評価する側の、取り敢えずの判断というようなことであり、その先により具体的にどうなのかということが為されない限り、お互いに納得すると言うことになはならないのだと思います。
同感です。83749
表面的な事柄に右往左往して、それでお仕舞いとする人々ということになるでしょうね。105213
リンク
リンク
この投稿は 4340 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128854
--------------------------------------------------------------------------------
その他(マスコミ)
128779 > 意志ある行動を
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/22 PM10 【印刷用へ】
> その他(社会統合)
> 13242 意志ある行動を
> 吉村信子 ( 52 兵庫 教育コンサルタント ) 01/10/11 PM02 【印刷用へ】
>>実際、社会という存在は巨大である。個人の感覚を超えた存在に対して、「何らかの関心を寄せよ」という方が、むしろ不自然なのである。 ほとんどの人々は、支配者から与えられた観念・思想を縁に、かろうじて国家とつながっていたにすぎなかった。
同感です。わが国民は無哲学・能天気の民ですね。109520(正誤表:9912→99912)
> 確かに、自我を充たすだけの私権生活が習慣化されていると、その場の感情にそった習慣的な行動をするほうが感情的に楽なのです。> でもこの習慣的感情で行動しているかぎり、何年たっても、何十年たっても、人生に何の変化もないばかりか、無意味なものになる事は目にみえています。
同感です。125168
> 勇気をもって少しでも「意志による行動」を選択してほしいです。
日本人は意思薄弱に見えます。82735
> その意味で「るいネット」への投稿は開かれた可能性への実現の第一歩になります。
投稿するときの言語に問題があるようですね。128188
> 宗教のようなカリスマ的仮想現実ではなく、普通の人が真剣に物事の事実認識をし、人に向かっている力強さをひしひし感じます。
政治は無宗教で行いますね。政治哲学オンリーですね。83954
リンク
リンク
この投稿は 13242 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128779
--------------------------------------------------------------------------------
その他(マスコミ)
128779 > 意志ある行動を
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/22 PM10 【印刷用へ】
> その他(社会統合)
> 13242 意志ある行動を
> 吉村信子 ( 52 兵庫 教育コンサルタント ) 01/10/11 PM02 【印刷用へ】
>>実際、社会という存在は巨大である。個人の感覚を超えた存在に対して、「何らかの関心を寄せよ」という方が、むしろ不自然なのである。 ほとんどの人々は、支配者から与えられた観念・思想を縁に、かろうじて国家とつながっていたにすぎなかった。
同感です。わが国民は無哲学・能天気の民ですね。109520(正誤表:9912→99912)
> 確かに、自我を充たすだけの私権生活が習慣化されていると、その場の感情にそった習慣的な行動をするほうが感情的に楽なのです。> でもこの習慣的感情で行動しているかぎり、何年たっても、何十年たっても、人生に何の変化もないばかりか、無意味なものになる事は目にみえています。
同感です。125168
> 勇気をもって少しでも「意志による行動」を選択してほしいです。
日本人は意思薄弱に見えます。82735
> その意味で「るいネット」への投稿は開かれた可能性への実現の第一歩になります。
投稿するときの言語に問題があるようですね。128188
> 宗教のようなカリスマ的仮想現実ではなく、普通の人が真剣に物事の事実認識をし、人に向かっている力強さをひしひし感じます。
政治は無宗教で行いますね。政治哲学オンリーですね。83954
リンク
リンク
この投稿は 13242 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128779
--------------------------------------------------------------------------------
何で新理論(構造認識)が必要なの?
128704 > 観念パラダイムの逆転2 現実否定の倒錯思考
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/21 PM08 【印刷用へ】
> 何で新理論(構造認識)が必要なの?
> 20354 観念パラダイムの逆転2 現実否定の倒錯思考
> 四方勢至 ( 老年 京都 編集 ) 02/01/09 PM05 【印刷用へ】
> 原始人も現代人も、現実に立脚して生きており、その意味では、現実を受け容れ、肯定して生きている。それは、当然すぎるくらい当然の事であって、現実を否定するなどというのは天に唾するようなもので、現実には有り得ない不可能なことなのである。実際、我々はメシを喰うことを現実に否定することは出来ないし、その為に市場の中で何がしかの金を得ることを現実に否定することも出来ない。
同感です。99524
現実肯定主義の基礎ですね。82615
> 現実の否定は、頭の中でのみ(=観念としてのみ)可能なのであって、決して現実には有り得ない。実際、現実にメシを喰いながら現実を否定するというのは自己欺瞞であり、それでは下半身(存在)と上半身(観念)が断絶し分裂して終う。
同感です。99987
誰かに語られた事実を否認することはありえても、現実そのものの否定 (negation) は不可能ですね。100945
頭の中でのみ(=観念としてのみ)可能なのは、是非・可否 (right or wrong) の判断ですね。これは非現実の世界ですね。128057
> それほどに、現実を否定する意識というものは異常な意識なのであり、この異常な現実否定こそ、現実の中に可能性を求めるのではなく、頭の中だけに閉ざされた可能性を求める(当然それは決して実現されることがない)倒錯思考の原点である。
現実と非現実の世界の区別ができないのでは、決して実現されることがないですね。127748
現実と非現実の世界の区別ができないのでは、日本語で考えるからでしょう。128274
わが国民の知的低水準の原因ですね。83554
> 現代社会の至る所で噴出する異常現象は、全てこの現実否定→倒錯思考の観念パラダイムが生み出したものであると云っても過言ではない。
英米人の考えを右から左へ訳しても理解できない。82320
日本人に理解できるように意訳すれば、とんだ間違い (違訳・異訳) になる。100288
現代社会の至る所で噴出する異常現象は、戦後の混乱というよりも、開国による混乱である。123566
> 事実、私権時代の全ての既成観念(古代宗教と近代思想)は、この異常な現実否定意識に基づいて作られている。その証拠に、これまで現実を否定する意識は、常に暗黙の内に正(義)として意識され、現実を否定する意識そのものを疑うような意識は、全く登場してこなかった。これは、現実否定→倒錯思考が、私権時代を貫く思考のパラダイムである事を示している。
我が国の私権(a private right) も公権 (civil rights) も履き違えになっているかもしれませんね。102748
既成観念(古代宗教と近代思想)の内容は、理想 (努力目標) であって、この世の嘘とは考えられていないのでしょう。94775
現実肯定主義の国民に、現実否定意識が芽生えるというのは、やはり日本語のせいでしょうね。100065
> このパラダイムの内部では、それによって作られた観念群をどう組み変えても、又、どれだけ深く思考を巡らせても、決してパラダイムそのものを否定することは出来ない。だからこそ、これまで現実を否定する意識に対する懐疑(例えばデカルトの「我、思う」ことそれ自体に対する懐疑)は、針の先ほどの疑問さえ全く生じ得なかったのである。
デカルトの「我、思う」の解釈は、難しいでしょうね。82285
リンク
リンク
この投稿は 20354 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128704
--------------------------------------------------------------------------------
その他(認識論・科学論)
128685 > 「さまざま」から。
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/21 PM03 【印刷用へ】
> その他(認識論・科学論)
> 26434 「さまざま」から。
> 中村朋子 ( 54 大阪 教育 ) 02/03/13 PM00 【印刷用へ】
> 「思考のフィルター」が、その人物のそれまでの、その社会のなかでの成育歴、その時の状況によって形成され、それを通して様々な事物を捉えるということ、それ自体が一つの「事実」ではないでしょうか。
同感です。個人にそれぞれの個人史がありますね。104135
極端な場合には、PTSD (PostTraumatic Stress Disorder: 心的外傷後ストレス障害) というものもありますね。43464
ベトナムからの帰還兵で、ガソリンの臭いをかぐとベトナムでの惨事が思い出されて耐えられなくなる場合もあります。
> 「思い込み」という言葉は決してよい意味に使われないものですが、それを言ってしまうとすべてを疑わざるを得なくなってしまう。その人にとってはそれが「事実」であり、それに従って思考・行動しているということを阻むことは出来ない。> Aさんにとって、その映画が面白くなかったというのは「事実」な訳です。Bさんにとってその映画がこれまで見たうちで最も面白い映画だったというのもまた「事実」です。
同感です。105426
個人の違いを尊重し、我々はその違いに興味を持つべきでしょう。82123
> 「記憶」についても、意識の検閲がある。その人物のその時の状況、関心によって「記憶」の中心が異なってくる。その事態にどうかかわっていたかの立場によって捉え方が違うーこれはその人物が「嘘」を言っていることにはならないでしょう。
同感です。127748
記憶は、可能か不可能かの問題ですね。嘘を言うことは、是か非かの問題ですね。127725
> 一方受け取る側も、常に自分の「意識のフィルター」を通して見聞きする。> と申せば、何か「不可知論」のようですが、「人さまざま」と放置するのでなく、そのさまざまな捉え方自体を「事実」と見ることも大事ではないかということです。同じ社会で生きている以上、必ず共通の基盤を持っています。その「さまざま」が拠って来たるところを探り出すことは可能なはずです。
同感です。「人さまざま」と発言することは、個人に個性のある事実を確認しているからです。94438
だから、改めて自分探しなどして個性を証明することも必要でないわけです。93978
「人さまざま」は放置する場合の捨て台詞ではなく、個人の個性を尊重するときの合言葉としなければなりませんね。127406
> 勿論、厳然たる「誤認」はあります。「あれは確かCさんだったよな」、もしかしたらDさんだったかもしれない。それはその時、意識の中心になかったからしっかり覚えていなかっただけのこと。> 人間はありとあらゆることをすべて漏らさず「覚えている」わけではありません。「記憶すべき」ことは「潜在思念」などにより取捨選択されます。それを「人さまざま」「余人には計り知れぬ」、したがって「曖昧で信用できない」とあたまから疑ってかかるよりも、その「さまざま」であることが「事実」であると肯定し、そのうえで自らにとって必要な「事実」を追求してゆくことが必要と思われます。
同感です。103454
語られた事実は、個人によって異なりますね。100945
> 「取捨選択」が、その人間の生きる社会の中で抱く、あるいはそれに対して抱く「思念」・「潜在思念」から発したものである限り、社会そのものを反映しているのです。「さまざま」からそれを貫く思潮を捉えることも、「事実」を追究し、社会を考えてゆくうえで効果あることではないかと考えます。
同感です。「取捨選択」そのものが、その人間の個性を表しています。104107
潜在思念を文章化することが、考える人の仕事です。94962
我が国も個人主義の社会になりつつありますね。127915
リンク
リンク
この投稿は 26434 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128685
--------------------------------------------------------------------------------
その他(マスコミ)
128652 > 気に掛かります。
寺嶋眞一 ( 69 静岡 無職 ) 06/08/20 PM10 【印刷用へ】
> その他(社会統合)
> 33029 気に掛かります。
> 佐藤隆雄 ( 59 千葉 現場監理 ) 02/06/07 PM11 【印刷用へ】
> どうもこの所、「現実社会を生きている当事者」という言葉が頭の中から離れません。この国で当事者は今までどのように社会と関わり合いを持ち、社会を認識してきたのか気に掛かる所です。
同感です。98352
この国で当事者は今まで檻の中の家畜のような受動的な生活をしてきたのではないでしょうか。99524
> 少し前までは「生めよ、増やせよ。」の軍国の時代であったのに、今は平和惚けの少子化の時代になり、また昨日まで高度成長の時代が、今日は「スローライフ」の時代になりました。> 高々50年、100年の間の出来事であるのに、この認識の変わり様です。まるで流行歌の寿命のようです。この間に、国の津々浦々で世代を継いで現実社会の中を当事者達は、それこそ「うたかたのような歴史の流れ」に弄ばれながら、しぶとく或いは、その直感を頼りに辛うじてその下で生き続けてきたに違いありません。
同感です。102478
直感を頼りに生活し続けてきました。95237
> 然し此処まで来てこの国、いや世界はこの有様です。最早、他人(一握りの学者や政治家等)に委せられませんし、委せる必要も有りません。当事者がネットワークを組んで、情報を得て自分たちの共通の認識を磨き、それに基づく判断と責任の下に行動が出来る日が来たのだと思います。
同感です。83769
個人判断に基づく自己責任の下に行動が出来る日が来たのだと思います。82057
リンク
リンク
この投稿は 33029 に対する返信です。
この投稿に対するトラックバックURL http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_128652
--------------------------------------------------------------------------------